検診とは
検診や人間ドックで見つけようとしているのは、早く見つかれば治る病気です。早く見つけても手遅れになるものは、検診などしていません。たとえば、子宮がん検診、乳がん検診はありますが、肝臓がん検診や白血病検診などありませんよね。
でも、検診や人間ドックを受けていれば、病気にかからないと勘違いしてる人がいます。また、検診や人間ドックを、自分が何ともないことを証明するために受けている人もいます。なので、検診で多少の異常値が見つかっても、放置してる人が多くいます。持病だとか、体質だとか言って、自分は悪くないと思ってる人をよく見ます。
しかし、病気の大半は、自分が作っているんです。病気のほとんどは、自分の内部からおこっています。外から入ってくる病気は、感染症だけなんです。がんだって、元は自分の細胞です。自分の細胞が、急いで細胞を増やさないと、間に合わないよって思いだして、細胞分裂を早めたことが、がんの最初なのです。人の目に触れるようになるまでに、10年かかると言われています。なので、がんと言われた方は、10年前の生活を振り返ってみた方がいいでしょう。
検診をどれくらいの間隔で受けたらいいですかとよく聞かれます。ふつうは、1年に一回でしょう。でも、絶対病気を見つけたいのであれば、3カ月に一回、全身くまなく検査受けるしかないと思います。乳がんでも、中間期がんといって、検診で異常ないと言われても、1年後の次の検診までに見つかるがんがあるのです。なので、どれくらいの頻度で受ければ、必ず病気が見つかるという保証はないと思います。
検診を受けないという手もあります。あるドクターは、人電ドックを受けるのをやめたそうです。人間ドックを受けて、その結果がわかるまでの2週間は不安で仕方ないからだそうです。何か見つかったら、仕事を休まないとならないから、その場合はあれをしてこれをしてなどと、気をもむからでしょう。毎年検診を受けて、10年間、何も異常がなかったとしても、2週間かける10で、20週間は不安な生活を送る羽目になるからです。
わたしも、最近は何か体調の変化が出るまで、放置することにしました。病気など見つかってから考えればいいかと思うようになったのです。がんがひどい状態で見つかったとしても、それも運命かなと。早期癌で見つかって、治療を受けて治ったとしても、毎年再発の不安にさいなまれます。そういう人を多く見てきたからかもしれません。
人には寿命があって、必ず何かで死ぬんです。その日が来るまでを楽しく過ごせばいいと思います。なので、検査は採血検査だけ受けて、生活習慣病だけ見ることにしたんです。生活改善で治るものだけを見ていれば、自分の努力だけで、病気を悪化させないで済みますからね。。。