高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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コレステロールの薬を飲み始めます

Posted on: 日曜日, 4月 27th, 2014 in: クリニックより

LDLコレステロールがとうとう160を超えてしまったので、合成阻害剤を飲むことにしました。若いときは、飢餓の状態じゃないかと言われるぐらいLDLコレステロールは低かったのです。ところが、閉経の時期になって徐々に上がってきました。

1年ほど前までは何とか140前後で推移していたのですが、今回165まで上がってしまったので、内服することにしたのです。コレステロールの治療は、脳梗塞心筋梗塞の予防だけではありません。

動脈硬化が進行すると腹部大動脈瘤ができたり、もろくなった血管は脳出血の原因にもなります。脳梗塞を起こせば半身不随になり診療もできなくなるでしょう。

3年ほど前に取った、脳のMRIでは、脳の血管は全く問題なかったので、急いで下げる必要はないかもしれませんが、やる気になったのだから早速始めようと思います。

せっかくなので、small dence LDLも測ってみます。アトルバスタチンを飲んでみて、1週間後に効果判定します。さて、どんな結果が出るか楽しみです。

プレタールが軽症認知症に効果あるようです

Posted on: 土曜日, 4月 26th, 2014 in: クリニックより

プレタールという、抗血小板剤が軽症の認知症に効果があるそうです。血小板の作用を押さえるので、出血の危険はあるのですが、認知症が少しでも改善するなら、使ってみても良いかと思います。

でも、認知症になるには、何年か前に原因があると思います。おそらく若い頃の食生活でしょう。今の高齢者は、戦後の貧しい生活から一気に豊かな生活に変わった時代かもしれません。

貧しかったことと豊かになったことと、どっちが関連してるかを考えると豊かな生活の方でしょう。食卓には果物がいつも置かれているような理想と思った生活が本当はいけなかったのかもしれません。

認知症にならないためには、指先を動かしている方がいいようなので、編み物とかしたらいいのかもしれませんね。

トランス脂肪酸の話がやっと出てきました

Posted on: 金曜日, 4月 25th, 2014 in: クリニックより

脂質異常症の治療の中で、やっとトランス脂肪酸の話が出てきました。マーガリンなどの減量ですが、アメリカでは規制が始まっているのに日本では野放しだったんです。

低HDLコレステロール血症の治療で、トランス脂肪酸の摂取を控えると書かれていました。植物油の過剰摂取もだめなようです。今まで、HDLが低い人はどうして良いのかわからなかったので、少し頭がすっきりしました。

LDLが高い人、中性脂肪が高い人、それぞれ食事療法の内容が違うので、詳しくは栄養士に聞いてほしいと思います。クリニックでは管理栄養士が二人になりましたので、平日と週末の両方で対応できるようになりました。

栄養指導は、一度受けたらそれで良いと思っておられる方が多いのですが、本当は月に一回受けていただかなくてはならないのです。治療の基本が栄養管理なので、薬を飲んでいる飲んでいないにかかわらず、栄養指導が重要になります。

うちでは、栄養指導とは言わず、栄養相談と話しています。相談に乗ってもらうってスタンスで良いと思うんです。誰だって、指導されるのはいやですからね。。。。

わかっちゃいるけどといってる方も、一度話をしてみてください。

認知症、徘徊、鉄道事故。。。。

Posted on: 木曜日, 4月 24th, 2014 in: クリニックより

認知症と徘徊、列車事故って関係あるんでしょうか?認知症の方は確かに徘徊することがあります。でも、徘徊という言葉もおかしいのです。どこかに出かけようとして外出したけど、どこに行こうとしていたかがわからなくなり、帰る方法もわからなくなるだけなんです。

認知症の方とお話ししているとおもしろいです。昨日は、とても痛がっていたのに、痛みは消えましたかと聞くと痛かったことはないとおっしゃいます。痛かったこと自体を忘れているのです。

これは、痛みがあれば痛いと言うし、なくなれば何も訴えなくなることで、症状がはっきりしていてむしろ治療しやすいです。些細なことでも訴えるので、わがままだととらえられることもありますが、些細なことまで気になる状況なのです。

認知症があっても、遠い過去の記憶ははっきり残っているので自宅だった場所の説明をしてくださる方もいらっしゃいます。そういったことは覚えていても、娘や息子のことは忘れてしまいます。

遠い過去のことを覚えているのであれば、鉄道が危ないものだと言うこともわかるはずです。列車がちかずいてきた音が難聴のために聞こえなかったとしても、線路が見えていれば危ない場所だとわかったはずです。

徘徊していたと思われる方が、どうして列車事故に巻き込まれたのか?これは、認知症や徘徊とは関係ないんじゃないでしょうか?もう一度どうやって事故が起きたのかを検証してほしいと思います。

卵じゃなくて、卵黄が悪いんです

Posted on: 火曜日, 4月 22nd, 2014 in: クリニックより

コレステロールが高い人は卵がいけないと思っているのですが、正確には卵ではなくて、卵黄です。卵白は良質なタンパク質なので、身体に良いのです。欧米の人は卵白だけでオムレツなどを作るようです。

極端な人は、卵を買ってきて、卵黄は捨てて卵白だけ食べるそうです。しかし、普通は卵が悪いって思いますよね。

栄養指導の難しいところはその辺にあります。間違った知識を持ってしまった方への指導って難しいのです。身体に良いと思っているものは、食べて良いかどうかも聞かずにこっそり食べていると思います。

間違ったイメージはテレビからの情報がほとんどだと思います。ちらっと見ただけでも、思い込んでしまいますから、正確なことを報道していても、その一部だけをとらえてしまっているかもしれません。

ましてや、広告で流れる映像や内容は、おかしい話ばかりです。それでも、じっくり見ていればうまいことごまかしているなってわかります。皆さんも間違い探しをしてみたらおもしろいかもしれませんよ。

盲腸にも役割があったそうです

Posted on: 土曜日, 4月 19th, 2014 in: クリニックより

盲腸は医学的には虫垂と言います。盲腸で切ったということは、虫垂炎で虫垂切除したということになります。役割は無いと言われていた虫垂に役割があったと報告がありました。

免疫系に関係しているようですが、病気とかかわりがあるのかどうかはこれからのようですが、昔は虫垂はどんどん取っていました。ところが、ここ数年、虫垂炎を見ることがなくなりました。

なぜ、虫垂炎がなくなったのか、そっちの方が不思議で仕方ありません。昔は、いっぱい虫垂炎の人がいて、いっぱい手術しましたからね。懐かしい手術になってしまいましたよ

大嫌いな視野検査を受けてきました

Posted on: 金曜日, 4月 18th, 2014 in: クリニックより

眼科には年に一回、定期検査を受けに行っています。糖尿病と同じ状態なので、網膜症のチェックが必要なのですが、それ以外に緑内障の疑いがあるため、視野検査も必要なのです。

緑内障については、視野欠損がないので、緑内障ではないと1年前に診断してもらっているのですが、右の眼底が緑内障の患者さんと同じような状態なので、視野検査は受けてくださいと言われます。

視野検査は、光が見えたらボタンを押すのですが、長時間やってると、目がちかちかしてきて見えたのか見えてないのか分からなくなってくるんです。終わってからも目がちかちかして、めまいすら感じます。

聴力検査も嫌ですね。小さい音を聞こうとしているうちに、自分の耳なりか検査の音かわからなくなりますから。

どちらにせよ、検査を受けると結果がわかるまで不安になるので、私はあまり好きではありません。でも、正常圧緑内障が増えているので、視野検査はだれでも受けてほしい検査です。

とりあえず、年に一度の苦痛が終わったので、ホッとしました。

骨粗鬆症の問題をテレビでやっていました

Posted on: 木曜日, 4月 17th, 2014 in: クリニックより

ちらっと見ただけなので、詳しくはわからないのですが、骨密度や骨粗しょう症の問題をテレビで議論していました。骨粗鬆症の薬はこの10年から15年でかなりの種類が発売されるようになりました。

昔はビタミンDとカルシウムを飲んでもらうぐらいだったのに、今では注射薬もあります。内服の骨粗鬆症の薬では骨密度が上がるまではいかなかったのに、注射薬ではきっちり骨密度が上がっていくようです。

でも、なぜ骨密度を上げるのでしょうか?骨折予防です。高齢者が骨折すると寝たきりになる率が高いので、寝たきり予防が本来の目的です。でも、問題は、骨密度が高いと骨折しないかっていうことです。

実は、骨密度が高くても骨折するんですよ。高齢者の骨折の多くは畳の部屋などバリアフリーの場所で起きます。バリアフリーが普及するようになって、敷居をまたいだりすることがなくなり、足を上げて歩かなくなったんじゃないかと思います。

骨折予防で一番いいのは、片足立ちの練習をすることです。バランス感覚と足の筋力を増やすことで、転倒予防になります。太陽を浴びて、じゃこやお豆腐でカルシウムを取って、片足立ちの練習をすることが一番の骨折予防だと思います。

片足立ちをして、目をつぶってみてください。これが、意外と難しいですよ。若いうちからそんなことをしていたら、年取ってからあわてる必要ないでしょう。

健康保険組合によっては、黒字もあるようです

Posted on: 水曜日, 4月 16th, 2014 in: クリニックより

ある患者さんが、うちの健康保険組合は、儲かっているので保険で減点されることはないだろうとおっしゃってました。社会保険のほうは、そういった黒字の保険組合もあるようですが、国民健康保険のほうは、軒並み赤字だと思います。

国から企業に、医療費削減のために、健康増進やメタボリックシンドローム解消などを推進するように指導するというニュースを見ました。それも重要なことですが、今使われている医療費のほとんどが高齢者の治療だと思います。

食も細くなってしまった方に大量の内服薬が出されているのをよく見ます。食べられなくなったら、内服も飲めないはずなのに、鼻からのチューブを介して、薬だけ投与されている方も見ます。

薬を減量したら、一時金を出すとか加算をつけるなどをすれば、薬を減らしてくれる医療機関も増えるのではないでしょうか?今は、出せば出しただけ儲かるようになっているから、大量に薬が処方されていると思います。

10種類の薬を飲んでいたからに、栄養指導などで薬が少なくなるようにしたら、儲かるようにすれば医療費の高騰も抑えられると思います。

褥瘡と経管栄養の勉強を始めています

Posted on: 日曜日, 4月 13th, 2014 in: クリニックより

褥瘡と経管栄養については、看護師さんたちがベテランなので、今まで勉強する必要もなかったのかもしれません。しかし、そうも言ってられない事態になり急遽勉強を始めたのです。

教えてもらう相手は、当然看護師さんたちです。褥瘡については、慣れている先生にも教わりましたが、日々見ている看護師の方が情報が多いので、慣れた看護師に応援に来てもらって教えてもらいます

高齢化になって、褥瘡と経管栄養はどこに行っても付いて回ります。なので、勉強して損はないのですが、疑問も残ります。褥瘡の処置の仕方より、いかにして褥瘡を作らないかの方が重要でしょう。

褥瘡ができる理由の一番は、寝返りを打たないからです。ベットマットが堅くても起きます。まずは、ベットマットを柔らかいものに変えること。寝返りは、入院患者さんであれば、看護師さんたちが熱心にやってくれています。

栄養状態も影響します。栄養状態が悪くなれば一気に褥瘡ができます。でも、今回のインフルエンザのシーズンにあることに気付きました。インフルエンザにかかった方に一気に褥瘡ができてしまったことです。

一晩で褥瘡は出来てしまいます。治るのには何カ月もかかってしまいます。なぜ一気にできるかを考えたら、脱水かなと思いました。インフルエンザもいい薬ができて、比較的簡単に治るようになったから、栄養状態が悪くなるまで長引きません。

そう考えると、高熱による脱水が一番いけないのかもしれないと思いました。INBODYの結果を見るようになって、筋肉量が少ないと水分量も少ないことがわかりだし、高齢者が脱水になりやすいのは、筋肉量の少なさが原因を分かりだしました。

なので、高齢者には早目に脱水補正が必要だということも知るようになったのです。いろんなことが、関連づけられ、何事も無駄ではないと思うようになりました。早く褥瘡のない体になるように、明日も頑張りましょう!