骨粗鬆症の問題をテレビでやっていました
ちらっと見ただけなので、詳しくはわからないのですが、骨密度や骨粗しょう症の問題をテレビで議論していました。骨粗鬆症の薬はこの10年から15年でかなりの種類が発売されるようになりました。
昔はビタミンDとカルシウムを飲んでもらうぐらいだったのに、今では注射薬もあります。内服の骨粗鬆症の薬では骨密度が上がるまではいかなかったのに、注射薬ではきっちり骨密度が上がっていくようです。
でも、なぜ骨密度を上げるのでしょうか?骨折予防です。高齢者が骨折すると寝たきりになる率が高いので、寝たきり予防が本来の目的です。でも、問題は、骨密度が高いと骨折しないかっていうことです。
実は、骨密度が高くても骨折するんですよ。高齢者の骨折の多くは畳の部屋などバリアフリーの場所で起きます。バリアフリーが普及するようになって、敷居をまたいだりすることがなくなり、足を上げて歩かなくなったんじゃないかと思います。
骨折予防で一番いいのは、片足立ちの練習をすることです。バランス感覚と足の筋力を増やすことで、転倒予防になります。太陽を浴びて、じゃこやお豆腐でカルシウムを取って、片足立ちの練習をすることが一番の骨折予防だと思います。
片足立ちをして、目をつぶってみてください。これが、意外と難しいですよ。若いうちからそんなことをしていたら、年取ってからあわてる必要ないでしょう。