高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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EPAとDHAの合剤が良いと思っていたら

Posted on: 日曜日, 3月 15th, 2015 in: クリニックより

案外そうではないようです。EPAのほうにしっかりとした効力があるから、DHAと同時に取る必要は無かったようです。おまけに、イワシといっても地球の裏側のアンチョビから取っているそうで、不純物もしっかり取り除いているそうです。

もともと、ある民族に脳梗塞などが少なかったことから調べたら、魚の油をたくさん取っていたからだということがわかったようです。日本人も魚中心の生活でしたが、最近の若い人はほとんど食べないそうです。

魚を毎日食べていれば、EPAを取らなくても良いかと思ったら、毎日とっても必要量には足りていないそうです。中性脂肪を下げるのだと思っていたら、主にLDLを下げるそうで、その辺も変な思い違いでした。

薬ができた当初、イワシから作られているということで、あまり薬というイメージを持たなかったために、詳しいことを聞いていなかったのだと思います。魚臭さも減っているようなので、良いなあと思いました。

金沢に新幹線が開業しました(ちょっと寂しい話)

Posted on: 土曜日, 3月 14th, 2015 in: クリニックより

金沢に新幹線が開通したのは喜ばしい話ですが、大阪の人間にとってはちょっと寂しくなります。北陸新幹線は大阪まで来ないらしいからです。リニアモーターカーも東京から名古屋までです。大阪はおいてけぼりです。

金沢のスキー場の発展のために、海外から関空に降りて、特急で金沢に行く企画を過去にも行いました。海外の人は、京都やニセコに飽きていると言うことがわかったからです。

ところが、金沢には東京から飛行機ではいるようで、大阪から飛行機は飛んでないので、大阪を経由することが無いとわかったのです。それで、どうせなら特急に乗ってもらおうと企画をしました。

金沢の歴史的な建物などは海外の人に好評で、金沢のローカルなスキー場もとても好評でした。でも、今回新幹線が通ったことで、こういった企画も影が薄れていくなあと思います。

東京中心の日本の経済に危機感を感じていましたが、ますます東京中心になっていくわけで、悲しい話です。日本経済から大阪はどんどんおいてけぼりになって行くのでしょうか?

朝の8時から9時の時間帯(救急搬送が難しい時間)

Posted on: 金曜日, 3月 13th, 2015 in: クリニックより

9時前に胸痛の救急搬送の連絡が来て、受け入れました。会社に出勤中に呼吸苦が起きたそうです。心臓の症状は痛みだと思いがちですが、息がしずらくなるというのも症状としては重要です。

心電図で虚血の兆候が出ていたので、心臓カテーテルが出来る施設に転送しました。救急隊員はとりあえずとってくれたのをとてもありがたいと言ってました。

8時から9時の間は当直医から早出の医者への引継ぎの時間です。そのため、救急を受け入れてくれるところが少ないのです。ところが、心臓の病気などはこの時間帯に多く発生するのです。

夜の6時から7時ころにも日勤の医者と当直医への引継ぎがありますが、病院によって時間がまちまちなので、まだましなのですが、朝はどこの病院でも同じです。

当直医がそのまま日勤をする場合は、空白の時間は出来ませんが、一晩中働いたのに昼間の勤務が始まる直前に救急は受け入れたくないでしょう

私は、この空白の時間帯は絶対に救急は断りません。

2年がかりでやっと目処がついたこと

Posted on: 木曜日, 3月 12th, 2015 in: クリニックより

初めての出会いからちょうど2年、手術の相談を受けるようになってからは1年8ヶ月でした。便秘だけで通院されている方から、手術の相談を受けたのですが、アドバイスぐらいしか出来ませんでした。

悪性では無いから急ぐ必要は無いので、ゆっくり探した方が良いと言いながら、なかなか話も進まず、私が持っている知識を出来るだけ話しながら日が過ぎていっていました。

病名は便秘だけなので血液検査をするわけでも無く特定疾患のように加算がとれるわけでも無いので、再診料も一番安いものです。それでも、出来るだけ時間を作っていろんな話をしていました。

ようやく、納得いく話が聞けたようで、良い笑顔になり手術を受けてきますと元気に挨拶されました。手術後の患部も見てくださいねといっておられました。

本当に良かったと思います。手術後に元気にまた来てくれることを祈りながら、良い気分になった日でした。収益にはつながらなくても、こういった出来事は本当にうれしく感じます。

抗生物資の勉強をしました。

Posted on: 水曜日, 3月 11th, 2015 in: クリニックより

抗生物質について挿絵付きでわかりやすく書かれている本を見つけて買ってきました。最近は、本を買うことは珍しいので、もったいないので最後まで読みました。結果、よくわかりませんでした。

書いた人は薬剤師だと思うので、薬剤師としてはわかりやすく書いたつもりだと思うのですが、医者としては、何もわからなかったという印象です。具体的に、どういったとき、何を使ったら良いのか、薬剤名で書いてほしいものです。

一般名を使われても、すぐにあたまに入りません。普段、商品名で使っているので、商品名を使ってほしいのです。結局、わかったことは、抗生物質で菌を少なくして、あとは自分の免疫力で治すのだと言うことでした。

せっかくがんばって最後まで読んだのに少しがっかりしました。抗生物質の使い方は、苦手な人が多いです。感受性試験も当てにならないので、直感に頼るしかないのです。

歯ブラシをチェックしてみましょう

Posted on: 火曜日, 3月 10th, 2015 in: クリニックより

歯ブラシをどのタイミングで新しいものに変えていますか?私は、ヘッドの部分が開いてきたら交換していました。ところが、これでは遅いそうです。

歯ブラシの毛の部分に透明感がなくなったら変え時だそうです。欧米人は年間20本も消費するのに、日本人は3本しか使っていないそうです。

これは大変だと思いました。それで、月に一回、月初めに歯ブラシを交換してはどうでしょうか?歯周病予防で、歯ブラシをしっかりやっていても毛が駄目になった物だと意味ないわけです。

そういえば、歯ブラシはどれくらいで交換するのか、誰にも教わったことなかったなあと思いました。

週一回の注射薬(糖尿病薬)

Posted on: 月曜日, 3月 9th, 2015 in: クリニックより

インクレチン関連薬の注射薬はインスリンのように毎日打たないとなりません。ところが、週1回タイプもあるのです。患者さんに勧めてみましたが、量が多いのと本格的な注射器になるため誰も希望されませんでした。

理由は、週一回の方が忘れそうってことでした。確かにそうかもしれないと思いました。ところが、この薬が役に立つ場面があったのです。施設に入っているなど、特殊な環境にいる人には好都合だそうです。

施設に入っていて、通院できない人には往診というものがありますが、それ以外に訪問看護があります。訪問看護であれば、週1回注射をするのが可能です。

特に、認知症のある方は、薬の管理が出来ませんし、注射はもっと難しいのです。毎日の注射では訪問看護でも無理ですが、週1回なら何とかなるのです。

意外な場面で有用だったんだと思いました。

右心不全というものを経験しました

Posted on: 日曜日, 3月 8th, 2015 in: クリニックより

左心不全はよく見ます。足がむくんだり、胸水がたまったり、レントゲンでバタフライシャドウが見られたりします。肺炎だと思われていたものが心不全によるものだったなんてよくあります。

喘息のような呼吸になるので、肺炎と勘違いされがちです。でも、右心不全というものは見たことがありませんでした。典型的なものは、腹水と下肢の浮腫だそうです。胸水ではないのです。

心臓は胸腔内にあるため、胸水は理解しやすいです。心臓が左にあるから、胸水は左に多いのかと思いきや、右だけの場合や両側に出る場合もあります。

腹水を見たとき、何を考えるかというと腹腔内の炎症とか、肝硬変とか、おなかの病気を考えます。ところが、右心不全では腹水になるようです。心不全には強力な利尿剤が出たので、助かります。

入院で開始しないとならないのですが、しっかり効いてくれるので、患者さんも楽になります。医学の進歩ってすごいなあって思います。

意外なことから治療が可能になりました

Posted on: 土曜日, 3月 7th, 2015 in: クリニックより

治療拒否する患者さんは多いのですが、意外なことから治療を了解してくれるようになるってことがあります。今回は、リハビリがきっかけになりました。

病院嫌いで、入院を拒否し続けた人が、心不全で呼吸困難になり入院を承諾されたのですが、よくなってきたら、退院したいの一点張りで、点滴も取ってしまうし、文句を言い続けていました。

ところが、心不全後の心臓リハビリを始めたとたん、おとなしくなったのです。点滴もおとなしく受けてくれるようになりました。リハビリで体を動かして、ストレスが抜けたんだと思います。

過去には、膝のリハビリを始めようとしたら、乳房にしこりがあることを打ち明けてくれたこともありました。乳がんだとわかっていたようですが、死んでもいいと思っていたようです。

でも、リハビリで歩けるようになるかもしれないと希望が出来て、治療を受けることにしたようです。何がきっかけになるかわからないものです。

自治体の介護予防への取り組み

Posted on: 金曜日, 3月 6th, 2015 in: クリニックより

自治体で介護予防に取り組んでいる報道を見て、とてもいいなと思いました。送迎つきで介護予防の体操をショッピングセンターで行い、買い物の時間をとって送っていくという方法です。

介護予防の運動で、ストレスも抜けて骨折予防にもなるしその後に買い物をして帰れるので、買い物の予定を事前に立てておくなど認知症予防にもなると思います。

最近は、病院とショッピングセンターが近い場所に作られている場合もありますが、多くの高齢者は、病院にいくことだけで外出して、買い物もついでにするということをしていないと思います。

理由のひとつが、医療機関の受診で多くの時間を費やして疲れてしまうからでしょう。病院への送迎のついでに介護予防の体操をして、買い物をしてもらってから送り届けてあげるなんて、いいと思いますよ。

クリニックでは、受診のついでにランチやショッピングをしてほしいと思い、待たせない診療を行っています。この思いは、患者さんにも伝わり、受診のたびに有名なパン屋さんでパンを買って帰るなどついでの用事を楽しんでくれています。