意外なことから治療が可能になりました
治療拒否する患者さんは多いのですが、意外なことから治療を了解してくれるようになるってことがあります。今回は、リハビリがきっかけになりました。
病院嫌いで、入院を拒否し続けた人が、心不全で呼吸困難になり入院を承諾されたのですが、よくなってきたら、退院したいの一点張りで、点滴も取ってしまうし、文句を言い続けていました。
ところが、心不全後の心臓リハビリを始めたとたん、おとなしくなったのです。点滴もおとなしく受けてくれるようになりました。リハビリで体を動かして、ストレスが抜けたんだと思います。
過去には、膝のリハビリを始めようとしたら、乳房にしこりがあることを打ち明けてくれたこともありました。乳がんだとわかっていたようですが、死んでもいいと思っていたようです。
でも、リハビリで歩けるようになるかもしれないと希望が出来て、治療を受けることにしたようです。何がきっかけになるかわからないものです。