高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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たまにはのんびり紙カルテ

Posted on: 火曜日, 4月 21st, 2020 in: クリニックより

久しぶりに、紙カルテ、レントゲンはフィルムで院内薬局のクリニックを手伝ってきました。院内薬局は分包機まであり、すっきりと整理されていました。そんな環境だったのは20年ぐらい前になると思います。結構早い時期にフィルムレスにして、電子カルテに変えたことがあります。電子化する一番の理由は、カルテ紛失をなくすことです。カルテが出てこないと診察できないからです。個人情報だから、なくしたら大変なことになります。でも、カルテがないというのは、結構な頻度で起きていました。

2番目の理由は保管場所です。大きな施設でも保管場所に困り倉庫を借りたりするようです。でも、本来同一建物の中で保管しないとならないと思います。小さな開業医には難しい問題です。紙カルテはスキャンして電子化して、フィルムは患者ごとに何年何月に取っているかを記録して、保管場所がわかるようにしました。フィルムの電子化は大型のスキャナーとバックライトが必要だったので、一個人では無理だったからです。

院内薬局は薬の管理が大変です。デットストックが出ないようにしなくてはなりません。しかし、処方箋薬局に出すようになって、”これ足りないんです”と見せられても分からなくなりました。現物を見たことがないからです。それ以外にも弊害がいっぱいおきました。フィルムレスは最初はどうかなと思っていましたが、いろいろな技で見やすくなりました。電子カルテは?使い方によりますが、過去の履歴を調べるのは困難になりました。

なんでも、電子化したらいいわけでは無く、利点と欠点を分かったうえで、導入すべきだと思います。電子カルテの導入サポート会社をやっているのに、あまりお勧めしていないのは使う側の心構えがどうかってところなんです。

味の素に食に詳しい人がいるとわかりました

Posted on: 月曜日, 4月 20th, 2020 in: クリニックより

味の素のアミノバイタルの開発・販売・マーケティングを担うスポーツニュートリション部に食に詳しい人がいると知りました。普段から、医者や栄養士より一般の人のほうがよっぽど食に詳しいと思っていました。ボディービルダーなどはそのあたりが徹底されていて、クリニックをやっているときはボディビルダーたちからいろんな勉強をさせてもらいました。

アスリートをサポートしているために、自分自身もきっちり管理されているそうで、その姿勢は正しいと思います。自分がやらないのに、患者さんに押し付けるのが医者とか医療関係者ですから。。。笑

アミノバイタルの開発部門だそうですが、アミノバイタルは私も飲んでいましたが、高いだけでいまいち効果を実感できませんでした。食べられないところから、液体の栄養補助食品を使ってみて、採血データだけよくなってからだは治らないことがわかり、補助食品をやめて食品から栄養を取るようにして、筋トレやピラティスで筋肉をつけながら、整体で痛めた筋肉のケアをしてもらい、食事はたんぱく質をなるべくとるようにした。そんな経験から、おいしく食べられるもので、からだを作ろうよって思います。

普段身近にあるもので、十分なんですよ。十分というより、それが一番大事なんです。魚、大豆、お肉をまんべんなく食べていれば、何がいけないということもないし、何がいいということもないのです。偏ってしまうことが一番いけないんです。

ところで、ボディービルダーの筋肉ではスポーツできないそうです。私は、スポーツで必要な筋肉をつけてきた人なので、本当はボディービルは反対なんです。でも、彼らを見ていると楽しいです。必死で体を作る姿は、びっくりするような制限の中で生きているのですから。だから、今も応援しています。

ランナーズハイについて聞く機会がありました

Posted on: 日曜日, 4月 19th, 2020 in: クリニックより

マラソンやトライアスロンをしている医者は周りに結構います。私はマラソンが大嫌いで、高校の時に体育の授業でマラソンがあると先頭集団が戻ってきたころにUターンして戻ってきていたぐらい、マラソンが嫌いでした。ところが、同じようなことをしていた先生がいたのです。彼はテニスをしていたそうです。テニス部の練習で走っていたけど、同じような手段でさぼっていたそうです。

今は人に誘われて、マラソンをしているそうですが、ランナーズハイにはならないそうです。ランナーズハイは運動をしたことがない女性などが陥りやすいようで、マラソンにはまってしまうようです。テニスのように戦う相手のいるスポーツをしている人はランナーズハイにならないと聞きました。私も、スノーボードはある意味、命を懸けてやっていますので、ランナーズハイにはならない気がします。

マラソン、合うかもしれないよと言われましたが、やっぱりやりたいとは思いませんね。スノーボードで急斜面に突っ込んでいくときの恐怖とそれを乗り越える自分自身。それを経験してしまうとダメかもしれません。サーフィンはやりたいと思っています。過去には友人に誘われてやっていましたし。現在は、そんな環境にいないので、やっていません。ハワイのノースショアに行った時だけ、サーフィンが出来ればいいと思っています。

成田山で初めて御祈祷を見ました

Posted on: 土曜日, 4月 18th, 2020 in: クリニックより

寝屋川の仕事をするようになったので、仕事帰りに成田山に寄ってきました。子供のころから年越しした後は必ず成田山に行っていましたし、車のご祈祷もしてもらったことがありました。久しぶりに成田山に行ったら、ご自由にお入りくださいと書いてあったので、中が見学できると思って靴を脱いで入らせていただきました。中に入るとお坊さんたちがご祈祷を始めるところだったようで、何人か座っておられたので、同じように座っていました。

私は、ご祈祷をお願いしていなかったので、お願いしていない人が中に入れる経験は初めてでした。しばらくすると、ご祈祷が始まったのですが、ものすごい太鼓の音と、激しい火が見え、若いころに山寺でお祓いをしてもらったことを思い出しました。しかし、その時よりもものすごい迫力で、ストーリーがあるような感じでした。本当にびっくりしたのです。

帰りに、車のご祈祷を見ましたが、それはお寺の中ではなくて、車のご祈祷専用の施設で行われており、太鼓はありましたが、中で行われているものと全然違いました。何も知らなかったと思いました。近くにいるとそんなものかもしれません。成田山を出て、記憶に残っている道をたどり、迷いながら実家があった場所を見つけ、新しい家が建っていることを確認し、大学入学前までお世話になったクリニックを見て、帰路につきました。

実家が無くなっているので、もうあの場所に行くことは無いと思います。成田山から実家に向かう道は小学生の時の記憶のまま止まっています。見に行ったことで、やっと親から独立した気がしました。

 

PCR陽性になりました

Posted on: 金曜日, 4月 17th, 2020 in: クリニックより

いろんな分野の人たちからもコロナの典型的な像だと言っていただいていたのですが、PCRがなかなか出ず、やっと陽性だと連絡が来ました。PCRの検査に日数がかかるようになっています。水曜日の午前中に診断して保健所に振ったのですが、PCRの結果が出たのが金曜日の夜8時前でした。結果はもう少し早かったかもしれませんが、連絡が来た時間が遅かったのは確かです。私は、接触はしていませんので、対応した看護師のことが心配です。濃厚接触者は2週間の自宅待機になるので、当分会えないことは確かです。こんな画像を去年末に中国の眼科医が見ておかしいと言っていたことがよくわかります。眼科医でさえおかしいと思うことは、私の知り合いの眼科医も同じことを言ったのでよくわかります。これは、素人でも知る必要があると思い、HPに載せることを決めました。ご本人がいち早く治療を受け、回復されることをお祈りするしかありません。

 

 

 

愛車のクーラーが壊れました

Posted on: 金曜日, 4月 17th, 2020 in: クリニックより

毎年、今の時期にクーラーが壊れます。今年もクーラーは効いていたのですが、油断してたらまたまた壊れてしまったのです。コロナ対応で、電車を使わずなるべく車移動している時期に、どうして壊れるかなって思います。

非常勤の病院でも、駐車場を用意していただき、レクサスや外車などの高級車の中に並ばせてもらい、普段は屋根付きの駐車場に置いてもらい、ガソリンも出光しか入れないし、修理もディーラーだし。大事にしているんですけどね。。。。コロナの影響で、遠出しないとならないかもしれないのに治ってくれるでしょうか?

車が壊れたら、医者の仕事も続けられないといつも言っているのですが、本当なんです。あのエンジン音が聞こえなくなるなら、元気が出ないからです。朝は車を走らせながら、好きな曲を口ずさんでいろんなことをリセットするんです。なので、別の車ではできないのです。VTECのエンジン音を一度聞いてほしいものです。

久しぶりに奈良で仕事をしてきました

Posted on: 木曜日, 4月 16th, 2020 in: クリニックより

そう遠くない昔、日曜日に奈良で仕事をしていました。院長は変わりものでしたが、院長がいない日曜日はみんなのびのびと仕事をしていました。私も、帰りに筍を買ってきたり、新鮮な野菜を手に入れるのにいい場所でした。春には横を流れる川に桜が満開になり、病院の窓からも見えるので気持ちも和んだものです。

スタッフたちにも大事にしてもらい、何もない場所で、なんとか治療しようと頭を働かせたものでした。久しぶりにならに仕事に行ったのですが、昔行った病院の近くだったのです。スタッフと話をしていると、昔に戻った気がして、ついついおしゃべりしすぎてしまいました。みんなに会いに行きたいけど、コロナのせいで大阪の人間がうろつくのはどうかと思います。

院長は変わった人でしたが、大事にしてくれていました。院長にがんが見つかり、病院を何とか残そうと養子も取ったようです。私は、院長にがんが見つかってほどなく病院を離れました。でも、スタッフからどうなっているかは時々聞こえてきていたので、まだ働いているような錯覚に陥ることもあります。

オペ室の上着をハワイで買ってきたスヌーピーにしてみたり、循環器内科の先生に麻酔科の代わりをしてもらって手術したり、みんなが手伝ってくれたから何でも出来たんです。医者はスタッフの支えがあって初めて腕を上げることが出来ますから。

そろそろ、さくらの季節が終わってしまいます。また、来年、桜の季節になるまで奈良のことは忘れてしまうかもしれません。

形成外科の先生に面白い話を聞きました

Posted on: 水曜日, 4月 15th, 2020 in: クリニックより

腕のいい形成外科の先生がいらっしゃるんです。どんな処置をされているのか見学したいと申し出たのですが、粉瘤ぐらいしかありませんからと断られました。でも、処置しながらいろんな話をしてくださいました。乳房再建をされていたようで、乳がんの手術をしていた私と何か共通することがあったのです。乳房再建が保険認可されてから、現場から離れたそうです。

乳がん術後の乳房再建は外科と形成外科の連携で行われていました。外科が手術で切除した後、形成外科の先生方が、再建手術をします。再建手術するために3D画像を使っていたと思います。何時に終わるかわからないので、しょっちゅうオペ室に見に来られていました。

私は、研修医か何かだと思われたようで、あまり気にもされなかったのですが、私の上司が私に敬語を使ったため、ベテランだとばれて、急に態度が変わったことを覚えています。非常勤でしたが、トップから2番目の位置にいましたから。それに、トップより手術を短時間で終わらせていた過去もあり、敬語が出てきたんだと思います。

当時、忙しかったため、形成外科と交代してからの手術を見学することはありませんでした。今となってはもったいない話です。乳房温存手術をしたほうが再建が難しかったことや、血液充填や褥瘡に使う繊維を作る薬が使われたりしたが間違いだったことも聞きました。私も、上司がすることを見ていたので、笑ってしまいました。やっぱり、そうでしたか。。。。

乳房温存手術は私は反対派で、当時インタビュー形式で乳房温存に対する医者の意見を一冊の本にした人がいました。わたしも、そこに載せていただけたのですが、自分が乳がんになったら乳房全摘を選択しますと答えました。今でもその考えは変わっていません。私を紹介したのは東京の先生だったそうですが、いまだに誰だったのかは不明です。乳がん研究会だった時代は毎回発表していたので、目立っていたのかもしれません。

光栄なことに、インタビュー形式の本以外にも乳がん関係の一般向けの本に出していただきましたが、両方とも私以外は男性の先生でした。また、医者向けの乳がんの本の一部を執筆して名前を出していただいたのですが、その本は廃番になり、私が持っていた一冊もいろんな混乱の中、どこに行ってしまったのかわからなくなりました。過去のことはどうでもいいので、記憶の中にだけ残しておこうと思います。

新型コロナ肺炎疑いの場合の対応について

Posted on: 水曜日, 4月 15th, 2020 in: クリニックより

 新型コロナによる肺炎を強く疑うCTを見ました。経過は5日前からの熱と食欲低下、若干の呼吸苦はあるがしゃべれるし歩ける。熱は38度と36度を行ったり来たりしていたようです。念のため、隔離してCTを撮影すると新型コロナ特有の綿帽子状の肺炎画像が見えました。それで、保健所に連絡したのですが、経過とか症状、行動など詳しいことを聞いてきました。その内容によって、感染症専門病院を紹介するかどうか決めると言われました。

 ぶちっと切れて、”医者がコロナによる肺炎の疑いが濃厚だと言っていることは無視されるのですか?”と言う内容を言ったと思います。誤嚥性肺炎ではないこともすでに伝えていたので何を根拠にコロナを否定しているのかわかりませんでした。そのあと、名前と生年月日を教えてくださいというので、医者の仕事か?と思い、電話を看護師に代わりました。

 最初は通院中の患者さんの家族からの電話でした。受け入れるのかどうするか現場の看護師と相談しました。通院中の患者なので対応すると決め、来院後隔離部屋に入れ、看護師が一人防護服を着て隔離部屋で対応。私は、電話で本人とやり取りして、CTをオーダー、CT撮影が終わって画像を見て、疑いが濃厚だと家族に電話で説明したもののわかりにくいので、家族に外来まで来てもらって、CT画像を見せながら説明しました。2年前にもとっているので、それには陰影がないことも説明し、納得していただけました。

 保健所は血液検査はしたのかも聞いてきましたが、コロナを疑っていれば必要最小限の検査で済ませるのは当たり前で、採血検査は必要ないと思います。現場で対応している看護師をいち早く患者さんから離れられるようにしなければなりません。ようやく、外来に戻ってきた看護師は、マスクも外してジェスチャーでアルコールを全身にかけるように指示していました。新しいマスクをした後で、マスクも変えないとねと言っていました。

 現場は見えない敵と戦っているので、戦場と同じです。現場を見たことがない保健所の職員にはわからないのかもしれませんが、見に来るべきだと思います。患者の細かい症状や行動など必要な情報ですが、これは公衆衛生であって、臨床ではありません。家族と電話で話をしてもらいましたが、あとでもいい話です。要は、医者の診断を優先してくれって話です!

画像は、コロナ陽性と判定されればブログにあげようと思っています。

久しぶりに検診の現場に行ってきました

Posted on: 火曜日, 4月 14th, 2020 in: クリニックより

以前、検診ばかりしていた時期があります。時給は婦人科の仕事以外は普通なのですが、患者さんとはその場限りの付き合いで、その後どうなったかを知る由もなく、1年後にどうなってるかねえと笑いながらやり過ごせるような、ある意味ドライな仕事です。でも、いくら真剣にやっても改善してくれないことも確かです。クリニックをやっていることを教えて、行きます!と言っても来たのは一人だけ。。。それも、別の病気で来られました。

そんなことから、やる気を失ってやめていました。改めて、検診の仕事を受けてみると現場はガラっと様変わりしていました。ITを酷使していますし、でも、やることは相変わらずアナログ。。。看護師は誰もつきませんから、患者さんと二人っきり。何かあったらどうするんでしょうっていつも思います。女医限定にしてるわりに給料がいいわけでもない。それを聞いてみると、他施設で男性医師が検診してたら訴訟されたそうです。確かに、乳がん検診の触診は外国の方にしようとすれば訴えられますから。

検診の女医のバイトは女性限定のわりに値段が全く上がりません。それには、理由があります。子育て中の女医がそこそこの給料で早く帰れるから、引き受けるんです。それで、検診の方でも人材に困らないから値上げしないんだと思います。女医が自分たちの給料を下げることをしているとはびっくりしますよね。私は、子育てはなかったので、値下げには同意できませんね。

今回は、気になるデータの人は検診であろうが、人間ドックであろうが全員に警告をしました。検診の場合、採血結果を説明する必要はないのですが。見えてしまうから、止まりません。それで、循環器の紹介が多かったのですが、知り合いの先生のところを片っ端から口頭で紹介し、知り合いの先生にまたまた迷惑をかけてしまいました。自分のクリニックへの誘導は出来ませんでしたが、いい先生の紹介には反応が良かったので、皆さん行ってくれると思います。

私が紹介すると、大阪の郊外や関東、金沢でも患者さんは行ってくれるんですよ。日本国内の紹介だからまだいいと思ってくださいって言います。だって、海外のほうが腕がいい場合もたくさんあるんですから。。。。