久しぶりに検診の現場に行ってきました
以前、検診ばかりしていた時期があります。時給は婦人科の仕事以外は普通なのですが、患者さんとはその場限りの付き合いで、その後どうなったかを知る由もなく、1年後にどうなってるかねえと笑いながらやり過ごせるような、ある意味ドライな仕事です。でも、いくら真剣にやっても改善してくれないことも確かです。クリニックをやっていることを教えて、行きます!と言っても来たのは一人だけ。。。それも、別の病気で来られました。
そんなことから、やる気を失ってやめていました。改めて、検診の仕事を受けてみると現場はガラっと様変わりしていました。ITを酷使していますし、でも、やることは相変わらずアナログ。。。看護師は誰もつきませんから、患者さんと二人っきり。何かあったらどうするんでしょうっていつも思います。女医限定にしてるわりに給料がいいわけでもない。それを聞いてみると、他施設で男性医師が検診してたら訴訟されたそうです。確かに、乳がん検診の触診は外国の方にしようとすれば訴えられますから。
検診の女医のバイトは女性限定のわりに値段が全く上がりません。それには、理由があります。子育て中の女医がそこそこの給料で早く帰れるから、引き受けるんです。それで、検診の方でも人材に困らないから値上げしないんだと思います。女医が自分たちの給料を下げることをしているとはびっくりしますよね。私は、子育てはなかったので、値下げには同意できませんね。
今回は、気になるデータの人は検診であろうが、人間ドックであろうが全員に警告をしました。検診の場合、採血結果を説明する必要はないのですが。見えてしまうから、止まりません。それで、循環器の紹介が多かったのですが、知り合いの先生のところを片っ端から口頭で紹介し、知り合いの先生にまたまた迷惑をかけてしまいました。自分のクリニックへの誘導は出来ませんでしたが、いい先生の紹介には反応が良かったので、皆さん行ってくれると思います。
私が紹介すると、大阪の郊外や関東、金沢でも患者さんは行ってくれるんですよ。日本国内の紹介だからまだいいと思ってくださいって言います。だって、海外のほうが腕がいい場合もたくさんあるんですから。。。。