高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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LDLコレステロールが食事の影響を受けるかもしれません

Posted on: 土曜日, 5月 21st, 2016 in: クリニックより

食事の影響を受ける検査値は血糖値と中性脂肪だけだと思っていました。ところが、カイロミクロンの影響で、低く出る場合があるそうです。

中性脂肪の事を調べていて、カイロミクロンが多い人はくすりが効かないと知りましたが、カイロミクロンを直接図ることができないので、どうしたものかと思っていました。

ところが、LDLにまで影響が出るなら、何とかしないとなりません。一度、同じ人でデータを取ってみようと思っています。もちろん、もともと中性脂肪地が高い人ですが。

前日の夜のアルコールと脂肪の多い食事の影響も出るようです。12時間以上たっても影響が残るそうです。なので、正確な価を見るためには12時間以上の絶食が必要だそうです。

でも、食後中性脂肪が高いことも心筋梗塞のリスクなので、食後の価も見るべきです。ただ、食後中性脂肪が高い人は、くすりでは下がらないので、運動しかないんですけどね。。。

アメリカの医者の給料

Posted on: 金曜日, 5月 20th, 2016 in: クリニックより

アメリカの医者の給料を知りました。整形外科が一番高いのにはびっくりしました。日本の医者の給料のおおよそ3倍です。ただ、いろんな事情もあるようです。

専門性の高い分野が高くて、一般内科は低いようです。リスクを伴うことをするわけだから、当たり前だと思います。ただ、人の命とあまり関係がない整形外科が高いのはどうかなと思いました。

形成外科も給料が高く、消化器内科、一般外科ですが、それでも2-3倍です。アメリカでは医者以外の仕事もしているようです。医療の知識を他の分野で使っていく風潮だそうです。

医者の仕事で高額な給料を取れるのは、そう長い時間ではないので、賢い考えだと思います。給料がいいので、借金して医学部に行くそうです。返済のめどがあるからでしょうね。

日本では、外来の売上で医者の給料を決めるようになり出し、外科より内科のほうが給料がいい場合まで出てきています。びっくりすることです。リスクがなくて、給料がいいなら、そっちに流れますよね。

金曜日の午後はとっても眠いのです

Posted on: 木曜日, 5月 19th, 2016 in: クリニックより

金曜の午後になると眠気が強くなるので、1週間の疲れかなと思っていました。病院勤務は月曜日から始まり、金曜日で一旦終了です。土日は常勤の先生や当直医に任せます。

救急をやっているので、不規則だし、ストレスもかかります。入院患者さんも診ていましたが、常勤が増えたので、担当から外れました。

自分のクリニックで診療しているよりも、病院勤務のほうが気を使う分疲れます。一週間の疲れが金曜日の午後に出てるのだろうと思っていました。

ところが、実は筋肉疲労で眠かったとわかったのです。木曜日の夜に筋トレに行っていたのですが、少し休んでいました。再開した週の金曜日が異様に眠くなり気がつきました。

そういえば、スノーボードで山篭りしているときも、ひたすら寝ているので、溜まった乳酸で眠いのかもしれません。

不眠症の治療に、筋トレが使えるかもしれませんね。

がん患者さん、自宅で死を迎えるほうが長生きするそうです

Posted on: 水曜日, 5月 18th, 2016 in: クリニックより

がん患者さんで、病院でなくなる場合と自宅でなくなる場合を比較して、自宅でなくなるほうが長生きするとわかったそうです。

これを見て、当たり前じゃないって思いました。病院にはばい菌がいっぱいですから、かからなくていい病気にかかりやすいのです。

自宅ですごすほうが穏やかな生活ができるから、いいに決まってます。病院でしかできない治療って何があるんでしょうか?手術関連だけだと思います。

病院に預けてしまう原因の多くは、家族の仕事と生活でしょう。自宅で療養できる人は、家族が付き添える状況なので、金銭的にも安定している家族でしょう。

私の友人が、自宅のようなホスピスを作ろうとしています。私も協力しますし、案も出しています。真ん中に台所があって、複数の家族が協力して面倒見るそんな場所を想像しています。

喫煙と内臓脂肪、中性脂肪値の関係を調べた論文

Posted on: 火曜日, 5月 17th, 2016 in: クリニックより

喫煙に関して、喫煙者と元喫煙者と非喫煙者に分けて、内臓脂肪が多い人と少ない人でいろいろ比較したデータがありました。結論としては、煙を吸わないほうがいいと書いてありました。

喫煙に関して、3群に分けたことは評価できますが、内臓脂肪や中性脂肪値と関係はどうでしょう?喫煙者は、もともと飲み歩く人が多く、脂っこいものを食べる機会が多いと思います。

一方で、禁煙した人に話を聞くと甘いものを良く食べるようになったと聞きます。禁煙すると味覚が敏感になるというのに、甘いものが好まれるようになるのはおかしいなと思います。

喫煙は味覚の低下を引き起こすため、味の濃いものを好むようになる気がします。内臓脂肪が多い人は中性脂肪も高いだろうし、中性脂肪は余分な糖質から来るので、甘いものと関係が有りそうです。

なんとなく、バラバラのことを統計処理してみたら、一定の傾向が出ただけの気がしました。

適量の飲酒が体にいいというのはうそだった?

Posted on: 月曜日, 5月 16th, 2016 in: クリニックより

適量の飲酒は健康のためにいいという結果は、飲酒しなくなった人が病気のためにやめていて、すでに寿命が短かったのではないかという考えだそうです。

それで、飲酒している人と飲酒してない人をちゃんと分けているデータで解析すると、差がなかったことがわかったそうです。

さらに、10日に1杯の人が一番長生きしたそうです。この話を聞いて、毎日飲酒できるほど健康だけど、毎日飲酒したくなるようなストレスはどう評価するのだろうと思いました。

10日に1杯の人は、もっと穏やかな生活を送っているわけだから、寿命は延びるでしょうとも思いました。むしろ、無理やり飲酒をやめた人はストレスがかかって長生きできないでしょう。

どちらにせよ、統計は信用しないことです。自分にとって楽になれる方法なら、どっちでもいいと思いますよ。ただし、酒におぼれるのは感心しませんけど。

便秘の人は心臓病で死ぬ確率が高いそうです

Posted on: 日曜日, 5月 15th, 2016 in: クリニックより

便秘の人は心疾患でなくなる確率が高いという報告が出ました。私は、脳疾患が多いのじゃないかと思っていたので、へえーーーって感じです。

確かに、排便時に迷走神経反射で意識を失う人が居るわけで、血流が悪くなって心臓に影響が出るのかもしれません。力んで、脳出血と思ってたのは短絡過ぎでしょうね。

便秘になるような食生活をしている人が、心疾患になると思うので、朝食を食べなかったり洋食に傾いたりしている人なので、当たり前にありえる話だと思います。

便秘が心臓に影響するなんて誰も考えなかっただろうから、そんなことがきっかけでもいいから、体のことを考えてほしいと思います。

内科の先生に脱帽です

Posted on: 土曜日, 5月 14th, 2016 in: クリニックより

消化器症状は精神的なものから起きることがありますが、最近そういった例が2例ありました。でも、病気からきているかも知れないと、全部調べないとなりません。心筋梗塞まで疑う羽目になるのです。

結局、精神的なものだろうと言うまでに、胃カメラも必要になります。それで、消化器内科の先生に依頼したら、嫌がらずに見てくれました。なんと、入院させて主治医にもなってくれたのです。

私は外科医なので、こういったことは苦手です。めんどくさいんですよ。ところが、内科の先生は違いますね。彼は、内科の中でも外科系の医者に近いのですが、やっぱり内科ってところもあるんだって思いました。

後を任せられるというのは、本当にありがたいことなんです。救急の現場では、常にバックの医者の質を見ます。バックの医者の質が悪ければ任せられないので、それが理由で辞めた病院もあります。

何でもバックに振れば良いかというと、自分で診ていかないとならない症例もあります。家族との関係、本人との信頼関係、いろんな事が重なり合うと、自分で最後まで見るんです。

病院でも言われます。先生、専門ってないですよね。何でも見てくれるしって。。。いえいえ、”専門はありますよ。人間です”と言います。人間以外は診ませんよ!

すてきな最後が迎えられたようです

Posted on: 金曜日, 5月 13th, 2016 in: クリニックより

転院してきた高齢者の患者さんは、鼻から栄養チューブを入れられていました。もともと、薬を飲まさないとならないからと入れられたのが、いつの間にか経管栄養までされていたようです。

家族はそんなことをのぞんでいなくて、主治医に何度も訴えたそうです。私も、こういったことが嫌いなので、その場で抜いて、翌日からゼリー食を始めて見ました。

高齢者ですが、ぼちぼちとゼリーを食べてくれて、点滴で水分補給だけ行い、徐々に食べなくなって、週末に最後の日を迎えたそうです。個室に移動して、最後は家族が付き添ったようです。

私は、会わずじまいになりました。こういった場合、ご本人が最後の姿を見せたくなかったと思っています。少し元気になって、返事をしてくれていた頃の映像だけで私の記憶は終了しました。

良い最後を迎えてほしい、それは、本人にとっても家族にとっても良い最後が理想です。よかったねと、心で話しかけましたよ。

男性スタッフが増えてきました

Posted on: 木曜日, 5月 12th, 2016 in: クリニックより

開業医は女性スタッフばかりという考えが元々好きではありませんでした。女性の患者さんが多いから、女性スタッフをそろえているように思われがちですが、実は男性を雇う余力がないためなのです。

開業医は近所の主婦をパートで雇っていることが多いです。子育てが終わった主婦なら休むことも無いので好都合なのです。ところが、近所の主婦なので、辞めてほしくてもなかなか難しいです。

悪い噂を流されたら困るからです。しかし、若い独身を雇うと出産で休んだり、子供の熱があるからと休んだりと大変です。働きたいと言って雇って育てても、子供のそばにいてやりたいと突然辞めたりします。

かといって、子育てが終わった主婦でも旦那さんの都合で、突然来なくなったりします。破産手続きのために、逃亡した方もいました。私はそれでも復帰してくれるまで待ちましたけど。

私自身は理数系だったので、大学を出るまでは男に囲まれていました。医者になって驚いたのは、医局は男性だらけだけど、大半を過ごす現場は女性だらけだったことです。女性は苦手だったので、しまったと思いました。

そんなこともあって、うちでは女性を雇ってきましたが、徐々に男性スタッフが入り出しています。女性でも、男性っぽい人が残ってきている気がします。仕事に責任を持ってやってくれるのなら、男性でも女性でもかまわないのです。

働く女性のバックにはそれを手助けする男性が必要です。そんな環境が徐々に出来てきた気がします。