高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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喫煙率の低下と肺がんの増加

Posted on: 金曜日, 7月 10th, 2015 in: クリニックより

禁煙ブームがおきてから久しくなります。そういえば、喫煙者が減ったら肺がんはどうなっているのかなと思って調べてみたら、意外と増えていました。

禁煙ブームは1998年ノルウェーのブルントラントという人がWHOの事務局長に就任してから始まったそうです。日本ではいつからかよくわかりませんが、2000年には始まっていたかなと思います。

日本でも喫煙者は減っていますが、喫煙者のマナーの悪さは相変わらずです。歩きタバコをいまだにしている人がいるのは驚きです。

マナーという意味では、日本は後進国だと思います。路上喫煙禁止など次々と新しいルールができるのは、各個人のマナーの悪さの反映です。

予約も守らない人が、結構います。初診で予約を取っているのに連絡もなく来ない人がいるのは、本当にびっくりしてしまいます。医療も予約金を取るべきだと思います。

肝硬変の最後

Posted on: 木曜日, 7月 9th, 2015 in: クリニックより

肝硬変の腹水に対してサムスカといういい薬ができました。内服だけで、腹水がコントロールできるようになったのですが、時間がたつと効かなくなります。

それで、CART(腹水ろ過濃縮還元)をして、アルブミンを体に戻します。月2回程度できるのですが、腹水はじきにたまってきます。

何度もしていると、穿刺できる場所も減ってくるので、長期間できる治療ではありません。でも、結局は肝腎症候群をおこしどうしようもなくなります。

せめて、苦しまないようにって思うのですが、手がつけられない状況になるといつも悔しさでいっぱいになります。人の命は医者には救えないとつくづく思います。

それでも、前を向いて歩かないとなりませんね。振り返っている暇はありませんから。

職業ごとの治療の難しさ。。。。

Posted on: 水曜日, 7月 8th, 2015 in: クリニックより

夜にシフトした仕事をされている方の治療は大変です。起きるのが昼からだったりしても、起きてすぐを”朝”にしてもらっています。

血糖値の記録なども、朝食後かどうかが重要なので、食べるのが午後であっても起きてすぐの食事を朝食と呼んでいます。

夜にシフトしている仕事は、水商売や飲食店、塾などさまざまです。魚市場に息子を送り出すお母さんも、送り出した後寝ているので、寝るのが夜中で起きるのは昼からです。

看護婦さんのように日勤と夜勤が入り混じっている場合も難しいですが、常に夜にシフトしている方は代謝も悪くなっているような気がします。

昼食をゆっくり取れない職業や、長時間連続勤務になる仕事。みな、大変だなあって思います。

医局から牛乳が消える不思議。。。

Posted on: 水曜日, 7月 8th, 2015 in: クリニックより

当直医が飲まなかった牛乳を医局外の冷蔵庫に入れています。私が飲むわけではないのですが、患者さんが飲み物をほしがったとき、家族が来てなければ、牛乳をあげるためです。

朝ごはんにはジュースなど飲み物がついていますが、昼にはついていないので、お茶以外の飲み物をほしがる患者さんが結構いるのです。

詰め所の冷蔵庫にあまっていれば、もらってもって行きますし、なければ当直医が残したものが使えます。ところが、牛乳がいつの間にかなくなるのです。

事務の人と、牛乳を冷蔵庫に入れては無くなってると報告しあいながらすでに1ヶ月はたちます。事務の人が名前を書いておけばなくならないでしょうといって書きましたが、やはり消えます。

冷蔵庫に買い物してきたものを入れておいてもなくならないのに、牛乳だけはなくなるので不思議なのです。消費期限を見て処分されているのかもしれませんが、いったい誰が?

いろんなバイトをしていました

Posted on: 水曜日, 7月 8th, 2015 in: クリニックより

小学生の時に、父の会社で夏休みにアルバイトをしました。その経験から、企業というものが嫌いになりました。高校生の時は喫茶店でアルバイトして、賄いを食べるのが楽しみでした。

医学部が決まった後も、喫茶店でアルバイトするつもりでしたが、近所の開業医の先生がうちに来いと雇ってくれました。そこで、初めて医療現場を体験しました。

医学部に入ってからも、夏休みは喫茶店。働いていると聞いて、同級生が見に来たそうですが、たまたま休んでいる日でした。その後、家庭教師、実習が始まってからは、家庭教師もできなくなりましたけど。

その後は、同級生に晩御飯を作って、一回500円もらってました。6年も一人暮らしするわけで、外食も嫌になるんでしょうね。男子の学生が3人ほど食べに来ていました。

家庭教師で教えていた、中学生の男の子のことは今でも思い出します。小学校の数学からやり直して、授業でやっているところを越えて、その先まで教えていました。

勉強は、学校で習うものではなくて、自分でするものだと教えたのです。数学の点数が上がったそうですが、彼が理数系に進んでいると嬉しいなって思います。

前の職業を聞いてみるとおもしろいです

Posted on: 火曜日, 7月 7th, 2015 in: クリニックより

いろんな職業から転職した人が医療関係の中にはいます。仏壇屋をしていた理学療法士、葬儀場で働いていた看護師、検診バスの運転手だった放射線技師、魚市場で働いていた臨床検査技師。

それぞれ、前の職業で行き詰って転職したようです。私は、純粋な医療関係者より前に別の仕事をしていた人のほうが好きです。別の世界の話も聞けるし、医療業界をどう思うかも聞けます。

検査会社の人が営業で来ていたのですが、新しく糖尿病性腎症の早期発見ができる検査を勧めてくれました。現在は尿アルブミンの量で見るのですが、尿アルブミンが増える前に腎症の始まりがわかるというのです。

でも、そんなに早期に発見しても、何も意味がありません。何も症状がないのに、腎臓が悪くなりだしたと言っても、神経質な人はものすごく神経質になり、神経質じゃない人は無関心でしょう。

現場を知らない検査会社の人は、そんなこともわからないようです。現場で実際に患者さんの反応を見ればいいと思います。いろんな見方ができなければ、どんな仕事でもスペシャリストにはならないと思います。

体幹の筋肉は大事だそうです

Posted on: 月曜日, 7月 6th, 2015 in: クリニックより

薬局で配布している冊子でローカル筋を鍛えようという記事を見ました。姿勢にかかわる体幹の筋肉が大事だと書かれていました。

腹筋を鍛えるために、座ったまま出来る運動も乗っていました。私も最近、腹筋を始めていますし、皆さんに腹筋をお勧めしています。

スノーボードをする際も、腹筋を意識していればうまく滑れるのですが、腹筋を締めていないときは、バランスを崩します。

普段の姿勢が大事だという話は常日頃しているのですが、その中でも腹筋は一番大事だと思います。

カルシウムは何から取るのか。。。

Posted on: 月曜日, 7月 6th, 2015 in: クリニックより

カルシウムを取らないと骨が弱くなるからと、牛乳や乳製品を取ってる人が比較的多くいます。でも、日本では牛乳を取る習慣はなかったと思います。

カルシウムは、じゃこや豆腐で取れます。ちりめんじゃこもいいのかもしれません。他にも、和食の中にカルシウムは十分あったんだと思います。

私自身はカルシウムを気をつけてとったことはありません。牛乳も特に好きではなかったし、一人暮らしが長かったので、牛乳を買ってきてまで飲むこともありませんでした。

でも、骨粗しょう症検査では、同年代と比較するとかなり骨量が多いと出ます。レントゲン写真も、20歳代から変化してないと言われました。

若いときから、自炊だったし洋食などハイカラなものは作り方も知らなかったので、和食ばかり食べていたと思います。和食のほうが、骨が強くなるのかもしれません。

血糖値は上がらないほうがいいのか?

Posted on: 日曜日, 7月 5th, 2015 in: クリニックより

食後高血糖があるとわかった人は、血糖値を上げないように気をつけます。でも、問題は血糖値が下がらないことなのです。

食後に180程度の血糖値になったとしても、すぐ下がれば問題ないのです。問題なのは、食後2時間たっても空腹時と同じくらいまで下がってこない人のほうです。

血糖はエネルギーの元なので、ある程度上げないと脳にとってもよくないし、筋肉にもエネルギーが行きません。ただ、消費する量より多くとってしまうと余った血糖が中性脂肪に変化します。

ところが、中性脂肪のほうも目いっぱいあると血糖が中性脂肪のほうに流れずにいつまでたっても血管の中に残り、全身の臓器を回るためにあちこち痛めてしまうのです。

日本食は長時間血糖の維持が出来ません。かといって、長時間血糖が下がってこないような洋食ばかり食べていると、脂肪の摂取量が増えて、インスリン抵抗性になり、インスリンが効かなくなります。

日本人は、和食を食べて、間に小さいおにぎり程度の補食をするのが、健康的なのです。

肛門近くの難治性のにきびに要注意

Posted on: 土曜日, 7月 4th, 2015 in: クリニックより

肛門周囲10cm以内に出来ているにきびのようなでき物は要注意です。特に、きれいに治らないけど、膿も出ていない知って思っているとよくない兆候。

痔瘻の2次口の可能性があるのです。これは、産婦人科でも見逃されています。にきびなのか、痔瘻なのかは、皮膚の下にひものようなものが触れるかどうかで判断できます。

痔瘻であれば、瘻孔ができあがっていますから、皮膚の下を肛門の方向に向かってひものようなものがつながっています。この場合、この紐の様なものも取り除かないとならないので、手術になります。

何十年もほったらかしていると、がんに変わることもあるので要注意です。肛門近くのにきびの治りが悪いと思ったら、是非肛門科を受診してください。