高血糖と低血糖のひらいクリニック

アクセス
内科/外科/糖尿病・内分泌内科/消化器内科/肛門内科/形成外科/ (予約優先) ひらいクリニック 大阪市中央区南船場3-2-6 大阪農林会館 B-1号室 TEL06-6125-5350 FAX06-6125-5351

ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

Home >> 11月, 2010

勉強会の参加者募集中です

Posted on: 水曜日, 11月 10th, 2010 in: クリニックより

 金曜日の14-16時、クリニックの待合で乳がんの勉強会をしています。講師の先生は、もともと肝臓がんの治療で、ラジオ波という、がんを焼いてしまう方法をやっておられました。ある時、乳がんの患者さんから、なんとか切らないですむ方法はないでしょうかと相談されたそうです。それで、誰もしたことがない方法を始められたようです。女性にとって乳房を切られるということは予想外にショックな出来事です。私も、乳房温存手術が始まりだした当時に、約1000人の方にアンケート調査を行いました。4か所の病院の協力を得て、乳がんになったことがない、パラメディカルの方にアンケート調査に協力していただきました。その結果は、子宮を取られるより、乳房を取られるほうが嫌だというもので、乳房がなくなることと、命の危険とどちらを選択するかという質問には、子供がまだ小さい人だけが、命を選択して、それ以外の方は、乳房のほうが大事だという結果になりました。

 乳房がなくなったらどうなるかは、イメージできることだと思います。でも、命がなくなるということはイメージが付きにくいことも影響していると思います。でも、やはり、女性としての外観を重要視したい気持ちはよくわかります。乳がんの手術を受けた方は、温泉に行かなくなります。そのため、患者の会などで、温泉旅館を借り切って乳がんの手術を受けた方たちだけで入浴する模様氏もされています。実際、スーパー銭湯などで、乳房がない人を見たことがありますか?おなかに傷がある人は、多く見かけますが、乳がんが増えてきているのに、手術の痕を持っている人は見かけることがありません。

 また、乳がんの手術を受けた方の離婚率が高いことはご存知でしょうか?傷口はご主人には見せていないとおっしゃる方も多いですが、自分でも見たことがないとおっしゃる方も多くいます。主治医にしか傷口は見せない、その気持ちもわかりますね。でも、そういったことが、徐々に夫婦間の溝になっていき、離婚につながるのかもしれません。せっかく命を助けても、生活が破たんするのでは何の意味があるのでしょうか?

 乳がんにかかった人のアンケート調査も行ったことがあります。手術後1年くらいでうつ状態になる方が多い結果になりました。乳がんはほかのがんと違って、長期間再発の心配があります。人によっては、5年間内服を続けなければならない方もあり、内服が続く限り、乳がんになったことを忘れることはありません。でも、周りの人は、半年もたてば乳がんのことは忘れてしまうようです。元気にしているので、何もなかったと思ってしまうのでしょうね。本人がいつまでも不安になっていることを、周りが気づかなくなったころに、うつ状態になってしまうのです。

 がんになったことも意味がありますと私は患者さんにお話ししています。そうなったことで、改めて自分の体のことにきずかうようになり、身内の優しさを知り、逆に冷たさも知り、生きるということが何のためなのかを考える機会だと思っています。人間は必ず何かが原因で死にます。何で死ぬのかだけは、自分では選択できません。でも、その時を迎えるまでの人生は自分で選択できるのです。医者任せにする時代は終わったと思います。自分で納得のいく選択をしてもらうためには、いろんなことを知っていなければなりません。今回の勉強会は、そういった思いで設定しました。

 主婦が自宅に戻って夕食を作れる時間と考えて、金曜日の午後にしました。早めに心斎橋に出てきて、買い物するのもいいでしょう。大丸の地下には、珍しい食材を置いているスーパーがあります。長堀の地下にも、各国の料理の材料をそろえている店があります。東急ハンズでクリスマスの用意を買うのも楽しいかもしれません。勉強したご褒美に、街中をうろついてみませんか?

 申し込みは、メールカウンセリングのところからメールでいただいてもかまいませんし、クリニックの診療時間内でしたら、お電話でも構いません。おいしいコーヒーをご用意しています。ぜひ、多くの方に参加していただきたいと思っています。

白衣が一番汚いと知っていました?

Posted on: 火曜日, 11月 9th, 2010 in: クリニックより

 汚れが目立つように白になっているのですが、色つきの汚ればかりとは限りません。白衣が汚いものだと思っているので、医療関係者は自宅に持って帰って洗濯をしません。洗濯の業者も、白衣だと特別扱いで料金が高いのです。毎日着替えるものでもないので、何日着ているかわからない人もいます。それなら、普段着のほうが、きれいのではないか?そういったことから、クリニックでは普段着で診療を行っています。心斎橋という土地柄もあり、そのまま街に出かけて遊んで帰れるようなかっこで来てくださいとスタッフにもお願いをしています。名札をかけていますから、スタッフだということはすぐわかります。最近は、銀行でも普段着のところが多くなりましたし、役所などは、早くから普段着にしています。変わったことではないのだと思います。

 私は、IT関連の仕事もしていますが、キーボードが汚いことは知っていますか?便座より汚いという表現をされることもあります。複数の人間が使う場所ではなおさらのことです。クリニックでは、キーボードも時々アルコールでふくようにしています。

 見えないところで、清潔を保つことは重要です。使われている色にも意味があります。病院の手術室で多く使われている緑は、目に楽な色ですし、血液が付着しても黒くなり、赤い色が目に刺さらないからなのです。最近はディスポ製品が増え、ブルーに変わってきていますが、それにも何か意味があるのでしょう。。

 昨日は、たまたま高級ホテルのフランス料理屋さんでランチを食べました。さすが高級だけあって、料理の色目のきれいなこと。。。真っ赤をアクセントに使っていました。でも、あかって中国料理では多く使われていますが、あまり食欲をそそる色ではありません。特に日本人は、キノコの色のような、茶色系の色で食欲がわくように感じます。秋の楽しみ、栗、まつたけ、炊き込みご飯など、秋の色は茶色が多いように感じます。

 使われている色にも意味がある。そう思って周りを見渡していると、新しい発見があるかもしれません。

診療カレンダーを追加しました

Posted on: 月曜日, 11月 8th, 2010 in: クリニックより

12月31日と1月1日は、診療しています

子供用のトイレを見直してください

Posted on: 月曜日, 11月 8th, 2010 in: クリニックより

 小さい洋式トイレを用意してくれているところがあります。それは正解です。最近、見た場所は子供用の小さな便座を用意してありました。それは、いいことですが、それだけ用意するのは間違いです。子供の足が届くように小さい台を用意すべきです。洋式トイレでも、ちゃんと足を地につけて、和式トイレのように足を踏ん張らないとなりません。欧米人にはその必要がないから、そういったことは考慮されていません。海外のものを理由を考えずに取り入れたことが間違いなのです。日本で、伝統的に使われてきたものには必ず意味があります。それを考えずに変えてきた日本人がいけなかったのです。

 日本人の良さに、上手に真似るということがあります。真似をすることから、技術が発展してきました。車や電化製品などは、海外のものを真似して作ることから始まり、今は海外のものより、すごいものを作っています。でも、日本人のいけないところは、理由を考えないことです。法律でもそうですが、なぜそれができたかの理由を考えないから、現場で使われ方が間違っていたりします。

 私は、この春に車のホイールを変えました。タイヤ屋さんで、タイヤがホイールのサイズより大きいものになってると言われたからです。タイヤを変えるより、古くなってるホイールのほうを変えたほうがいいということになり、アルミホイールに変えました。その直後、車の修理に出したのですが、一つのタイヤが1mm外に出てるので、ホイールを元に戻さないと修理できないと言われました。その時は、まだ古いホイールが残っていたので、元に戻すことで修理してもらいました。

 別の機会にまた、車のランプの故障で、別の場所で修理してもらいました。ところが、そこでは、タイヤのことの指摘はありませんでした。なぜ、こういうことが起きたのか。。。。

 不正改造車をなくすための、ルールができていたのです。車から大幅にタイヤを出しているような不正改造車は、修理するなという規則ができているのです。私の車は、明らかに不正改造車ではないのですが、最初の店では、このルールを1mmでも飛び出していれば、修理してはいけないと判断していました。別の店では、ルールの意味をしっかりとらえていたので、見るからに不正改造車ではないから、1mmなどにこだわらなかったのです。

 こういったことは、医療の現場でもいっぱいあります。厚労省がいいことを言っていても、現場が間違ってとらえていることがあります。市町村でもそうです。特定検診などは、市町村に降りたとたんに、メタボ検診扱いされています。なぜ、特定検診をしようとしているのか、それを考えれば、すぐわかるはずなのにです。みなさんも、間違い探しをしてみてください。市町村レベルでも、そういった間違いを犯しているのですから、街にはたくさんあると思いますよ。

息を引き取るという言葉。。。

Posted on: 日曜日, 11月 7th, 2010 in: クリニックより

 医者になって、24年になりますが、この言葉の意味を知ったのは、何カ月か前です。医療の現場では、命は助ける方向になされます。特に、私がいたがんの世界では、その傾向が強かったものです。呼吸状態が悪くなれば、人工呼吸器を使いますし、血圧が下がってくれば、血圧を上げる薬を使います。そういう環境下では、心臓が疲れて止まらない限り、生き続けることになります。

 人が亡くなる場面は、よく見てきていました。薬を使っても、血圧が上がらなくなって、脈が徐々に低下していって、心臓が止まってしまって、人工呼吸器をはずす判断を家族に求めます。死亡時間というのは、医療側が決めていました。

 はじめて、寿命が途切れる瞬間を見たのは、何カ月か前でした。息が苦しそうですと呼ばれて、ベットサイドに行きました。蘇生処置は、家族が望んでいないと聞かされましたが、苦しそうにしてるのは、なんとかしてあげたいと思います。血液中の酸素を調べても、正常、ほかの血液検査も全く正常です。脈は少し早いですが、心電図にも異常はなく、血圧も正常。

 何が起こっているのか理解できない状況です。なにもするすべがないまま、少し呼吸が楽そうになってきました。看護師たちが、座らせたほうが呼吸が楽になると思うと、座らせて、背中をさすっていました。

 その時、急に眼を見開いたのです。看護師の一人が、目の前に手をかざしました。見えてるかどうか調べたのです。見えてはいないようでした。

 そのまま、楽そうな顔になってきたと思ったら、息が止まりました。心電図は全く正常なままで、家族を呼んでもう危ないと思うと話をして、みんなに見てもらいながら、最後に心臓が急に止まったのです。

 寿命が途切れる瞬間でした。心臓は全く正常なまま、血圧も保ったまま、急に停止してしまったのです。人間の死とはそういうものかもしれません。

 息を引き取るという言葉どうりの光景でした。24年間も医者をしていながら、そいう瞬間を見たことがなかったのです。

 言葉には必ず意味があります。現代の社会では、それを確認できることも少なくなったのだと思います。人間も哺乳動物の一種です。人間だけ特別ということはないはずなんです。人間が作り出したものが、すべて正しいはずもなく、そういったことも、これから見直してみたほうがいいのかもしれません。

受付時間に注意してください

Posted on: 金曜日, 11月 5th, 2010 in: クリニックより

 当クリニックでは、午前は11時まで、午後は16時までとなっています。これには理由があります。一人の方にお話しする時間が、30分ほどかかりますので、11時に受付した方も、終了するのが、11時40分ごろになります。午後には、別の病院での勤務があり、早く移動できても30分かかります。渋滞があっても遅れないようにと考えて、午前の受け付けは11時までとしました。ただ、状況によっては、受付可能な場合がありますので、電話でお問い合わせください。掃除などで、30分ほどはクリニック内に人がいます。予約時間に遅れる際も、必ず電話を頂ければ、対応策を提案させていただきます。あきらめないことが重要です。あきらめてしまったら、なにも変わることがありません。これは、私の信念です。最初の一歩が肝心なのです。小さなこともあきらめないようにしてください。

脳は寝ている間に動いているそうです

Posted on: 木曜日, 11月 4th, 2010 in: クリニックより

 眠りにつくと出てくる、アルファ波というものを見たことがありますか?波のように上下する曲線です。起きていても、目をつぶると出てきて、目を開けると細かい波になってしまいます。大きく上下する波は、脳が活動している証拠だそうです。眠っている時とは、身体を休めて、外からの情報を遮断して、その日あったことを脳が整理をしているそうです。忘れること、大事にしまっておくことなど、脳の中で整理しているそうです。朝起きたら、何となく考えがまとまっていたってことはありませんか?それは、脳が勝手に考えていてくれた証拠です。眠っている間以外にも、起きている時でもリラックスするとアルファ波が出ています。私は、お気に入りの車を運転しているときに、それが起こっているようです。車好きの人には結構あるようですよ。車を運転して、いつもの道を走っているうちに、いい考えが浮かびます。今日は出かけないとならなかったのに、うっかりいつもの道に行ってしまったってことはありませんか?それも、脳が別のことを考えていたからかもしれません。条件反射も、脳を休めるためにしていると思います。そうやって、人は外からの刺激をなるべく受けないようになっているのだと思います。眠ることの重要性は、脳のためなのかもしれません。

難波の生地屋さん

Posted on: 水曜日, 11月 3rd, 2010 in: クリニックより

 難波の高島屋から少し歩いたところに、とらやという生地屋さんがあります。ものすごい種類の生地がサンプルだけ並んでいて、お気に入りが見つかったら、店員さんにこれ下さいと言います。そうすると店員さんが、メモのようなものに生地の型番のようなものを書いて、生地のサンプルを小さく切ってホッチキスで留めてくれます。10分ほどで、生地が会計に届きます。待っている間にまた生地を見ているとほかのものがほしくなるので、私は、ゲームセンターに行って暇をつぶします。いろんな種類の生地があり、それを見ているだけで、いろんなものが縫いたくなります。今回は、モニターカバーを作るための生地を買いました。ついでに、病院のプロテクターがぼろくなっていたので、そのカバーになりそうな生地も買いました。次は、あれを買って、あれをつくろうなどと、夢が膨らみます。ぜひ一度おとずれて見てください。

明日水曜日は診療しています

Posted on: 火曜日, 11月 2nd, 2010 in: クリニックより

 祝日なので、2-4時のあいだ、診療しています。まだ、祝日に開けることが認知されていないので、当日にお電話いただいても対応可能です。ぜひ、心斎橋に遊びに来たついでに、診療を受けてみてください。

祝日と第3日曜を開けています

Posted on: 火曜日, 11月 2nd, 2010 in: クリニックより

 なぜそうしたのかとよく聞かれます。働いているとなかなか受診できないと思ったからです。実際開業医をしていると自分が受診できなかったからです。救急を絶対断らない姿勢で勤めている矢木脳神経外科病院、外科のサポートと新しいことを学んでいる予防会大阪病院、その残った時間で、クリニックを作ったので、近畿厚生局とかなりもめました。開業医というのは、フルで開けてはじめて地元への貢献と認められるといわれました。地元とは何か、私は大阪全域と思っていますが、近畿厚生局は、ごく周辺だけと考えています。何かと、役所というのは古い考え方が残っているわけです。これだけインターネットが普及したのですから、日本全国を地元だと思ってもおかしくないわけです。

 何度も相談にいった挙句に、祝日を開けるということになりました。もともと、GWは明けてもいいと思っていたので、それなら、祝日すべて開けようということになったのです。休みは月曜だけにしました。もともと、月曜日が嫌いだったからです。医療機関の月曜日は、本当に忙しいのです。日曜とか祝日は休みだと知っていても、”休みだったから、がまんしていた”などと平気で言われます。一方で、病院などではわざと時間外に訪れる人がいます。時間内は混んでるからという理由です。

 そういった過去のいろんな経験から、休んでいたと文句を言われる祝日や日曜に開けて、どこでもあいている月曜は休もうということになったのです。日曜日は、来年度から検診事業を手伝うので、今のところ第3のみにしています。

 ところが、祝日を開けるというルールで、大変なことに気付きました。元旦は祝日なのです。ルールはルールなので、元旦を開けることにしました。年末は、周りも忙しいだろうから、31日まで開けます。年明け2日から休みますが、ほかの医療機関が4日には開くので、3日までの休診ということになりそうです。

 そんな医療機関がないので、認知されるまでに時間がかかるだろうといわれていますが、近畿厚生局は、祝日や日曜に開けてもらうと助かりますと言ってくれています。そういう苦情が多かったそうなので。。。

 認可を受けるまでは大変でしたが、日本という国は認可された後は、さほど苦労することはないので、これからはのんびりやっていけるのかなと思います。