高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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NCDが機能しなくなると思います

Posted on: 水曜日, 4月 6th, 2016 in: クリニックより

NCD(National Clinical Database)は外科学会の専門医の更新の際に必要になったので、施設登録して、医師登録して手術登録を始めました。それまでは、手書きのもので更新できたのですが、年内にネットで登録しないとならなくなったのです。

病名も手術名もコードで入れないとならないので、コードを探すのも大変でした。一例ずつ入力して確定して、大変な手間です。それで、前回の更新の後は事務で毎月やってもらうことにしました。

これがあれば、日本で行われている手術の件数が大方わかるようになるだろうと思って、やっと日本もここまで来たのかと感心していたんです。ところが、突然料金を取るようになりました。

それも、登録症例数が多ければ料金が高くなるというシステム。そういうシステムに変えますと連絡が来たと思ったら、すぐに請求書が来ました。うちは、手術件数が多いので、4-5万取られました。

ばからしくなって、症例数を絞って登録することに変え、今年は2万程度に節約できました。でも、これで日本の手術件数の把握は出来なくなったでしょう。医師一人についていくらとかそういういう料金だったらこんなことにはならなかったと思います。

このシステムを作った人は、手術現場にいない人でしょう。料金を取ればもうけられると考えたんでしょう。実際、一気にばか儲けですわ。専門医の更新に必要だから、私たちは登録を中止することができませんもの。

いいシステムだったのに、つぶしてしまったのは国のほうだと思います。ばかげた話ですわ。。。。

かかりつけ医加算ができるようです

Posted on: 火曜日, 4月 5th, 2016 in: クリニックより

保険の改正でかかりつけ医の加算がつくようになるそうです。まずは、小児科からだそうです。それに合わせて、医師会ではかかりつけ医の認定をするそうです。生涯教育をたくさん受けていて、そのうえで実習を受けたら取れるようです。

かかりつけ医を持つように国が言い始めて何年たつでしょうか?総合診療科なんてのがかかりつけ医に適していると思いますが、世の開業医は消化器内科だとか、糖尿病内科だとか専門に特化しています。

専門に特化するようにさせてきたのに、いまさら何を言い出すのかと思いました。これには裏があると思います。現在、高血圧はA先生、糖尿病はB病院などと複数を受診している人を一ヵ所に集めようとしているのでしょう。

高血圧、糖尿病、高脂血症などがあると、特定疾患指導料が加算できます。ところが、複数の医療機関にかかっていると、複数の特定疾患指導料が加算されているのです。いずれ、それは出来なくなると思っていました。

うちでは、糖尿病で来られていて、高血圧の薬は別のところでもらっているとおっしゃってる方でも、高血圧の薬もこっちで出してくれないかと言ってくださるので、問題ないのですが。。これで、痛い思いをするクリニックはたくさんあると思いますよ。

ビデュリオンが予想外に良い効果を出しています

Posted on: 月曜日, 4月 4th, 2016 in: クリニックより

ビデュリオンはインクレチンの注射薬ですが、週1回タイプです。以前は普通の注射器になっているキットだったので、嫌がる患者さんが多かったのですが、最近改良されて、使いやすくなりました。

それでも、薬液を混ぜるのに80回ぐらい振らないとならないし、針も太い目、薬液も2mlなので自己注射するのは難しいかなと思っていました。しかし、案外問題ないようです。

効果にも疑問を持っていましたが、良い効果が意外と早く出てくることがわかりました。データがそろいしだい、ネットにあげようと思っています。毎日の注射から切り替えた方は、週1回になって気が楽になったとおっしゃいます。

ご高齢の方は、毎週ってもらいに来ますとおっしゃってくださいました。少し遠い方ですが、通うほうがいいそうです。低血糖になることはないし、吐き気などの副作用も少ないので、高齢の方にはいいのです。

結果が出るのに2-3カ月かかるので、まだデータとしてアップできないのですが、早く乗せたいとわくわくしています。

知識バンクという考え方

Posted on: 日曜日, 4月 3rd, 2016 in: クリニックより

私はかなりいろんな知識を持っています。バイトに行くたびにいろんな事を現場に教えています。そういったことはバイト料に含まれていると思っていましたが、バイト料も下がった今、本当にそうだろうかって思います。

人を教えるのに料金を取っている場所が学校です。人に教えたいけど、ただで教えるのはもうやめようと思った今、料金が取れる学校が必要になったのです。

3人集まれば、良い考えも出ます。バイト先の病院では日々それを実感しています。学会は一方通行です。とうの昔に、機能してないと思って参加するのをやめてます。

病院を越えて、症例検討会をすれば良いだけです。その場を作って料金を頂いて、私の知識を振る舞えば良いだけだって思ったのです。でも、医者はそういったことにお金を出しませんからね。。。そこが問題なんですよ。

薬バンクをかんがえていた時期もありました

Posted on: 土曜日, 4月 2nd, 2016 in: クリニックより

高齢者の飲まれなかった薬を動物病院へ持って行きませんかとチラシを作ったことがあります。動物病院では、人間と同じ薬を使っているのですが、信じられないくらい高い値段で出されています。

一瓶たった500円の薬が、5000円。びっくりです。それくらいもらわないとやっていけない動物病院の事情もわかっています。だから、飲まれなかった薬を動物病院へ提供したら、安く分けてくれるだろうと思ったのです。

ペットにかかる医療費は莫大です。人間には医療費はけちられるのに、動物にはケチることなく支払われます。人間の医療をしている側からすると、動物病院はうらやましい限りです。

医療の世界は不条理なことだらけです。相手を選べば、自費で信じられないくらい高額の医療費が支払われています。特に、がん治療はどんどん悪化していると思います。

当事者にしてみれば、そんなことを言っていられないこともわかっていますが、ビジネスにしている側には腹が立って仕方ないです。

フードバンクに賛成です

Posted on: 金曜日, 4月 1st, 2016 in: クリニックより

フードバンクというものが出来ているようです。消費期限が過ぎても食べられるのに、捨てられるようになった今、それで良いのだろうかって思います。

昔は、におったり、少し口に入れたりして食べられるかどうか判断したのに、そうしなくなって人間の感は悪くなったと思います。私は、冷蔵庫の食料はなるべく腐ってしまう前に食べてしまいます。

冷凍できるものは冷凍して、食べきれないものは、職場に持って行って配ります。腐らせてしまったら、作ってくれた人に失礼でしょう。食べ物に困ることもありました。学生の時は特にそうです。

収入別に食の偏りを調べた調査では、収入が少ない家庭ほど炭水化物が多かったそうです。私も、お隣のパン屋さんが売れ残りをくれたので、炭水化物だらけでしたよ。

医学部の学生がそんな思いをしながら勉強していたなんて、誰が想像するでしょうか?でも、実習が始まってバイトが出来なくなるとそんなことになっていたのです。

食べ物は大事にしましょう!余らせるぐらいならフードバンクに送りましょう!

30日投薬すら難しくなりました

Posted on: 木曜日, 3月 31st, 2016 in: クリニックより

30日までしか投薬できない時期から、3ヶ月は投薬できるようになり、その後、制限が全くなくなりました。ところが、電子カルテでは99日以上入力できない状況。3桁に対応していなかったわけです。

投薬期間に制限がなくなることで、海外に長期滞在する人にも対応できるようになっていたのが、一気に30日すら難しい状況になりました。国はだぶついている薬の整理をしたいようです。

30日以上出す場合は、病状が安定していて緊急時の対応の説明をして、バックアップ病院を紹介してなどなど、大変な手間がかかるようになったんです。うちのようにバックアップがあればいいですが、普通の医院にはないでしょう。

一方で、大病院保護で、大病院には高い診療報酬が入ります。果たして、大病院に優れた医者がいるでしょうか?たいていは一人優秀な医者がいて、他は研修中でしょう。それに高い診療報酬はおかしくないですか?

開業医の中にはかなり著名な先生がいます。開業医のネットワークだけで、大学病院以上の技術と知識が作れるのです。ここの質ではなくて、”物”に対してのみ付加価値を与える日本の考え方に疑問です。

日本の医療は“モノ”の医療だと何年か前、保険医協会の雑誌に書かれていました。薬のだぶつきを整理したいなら、薬を出さない医者に加算をつけるべきでしょう。現状では出し放題です。過去にたくさん出された患者は減らすのを嫌がりますし。。。

今回の改正で、シップは大丈夫だったようです。そっちの方が心配でした。お年寄りは、シップがほしいからです。とりあえず、滅びた保険診療をどううまく使うか、それが一番の課題です。

今日は、誕生日です。でも、いつもの毎日。。。何も変わらないそれが一番いいんだと思います。

認知症の人の管理責任はどこにあるのでしょうか?

Posted on: 水曜日, 3月 30th, 2016 in: クリニックより

認知症の方が列車事故を起こし無くなってしまった例で、家族に責任はないと判断が出ました。でも、条件があるから条件によっては家族に責任が発生するということになるようです。

家族の責任になるなら、施設に入れてしまおうということになりかねないと思います。そうすると、また介護保険などの圧迫につながりサービスの低下につながります。

私は、家族に責任はないし、本人が死んだことで家族が慰謝料を請求することは出来ないし、鉄道会社が家族に運航停止などで損失した料金を請求することは出来ないと思います。

運航停止で損失が出たことに関しては国が保証するべきだと思います。だって、みんなで高い税金を払っているのですが、税金で払ってくれたらいいじゃないですか!

海外では精神疾患を持つ方も地域で支援しながら生活ができます。認知症も同じだと思います。事故にあって亡くなっても仕方ないから、本人が行きたいところに行かせてあげてほしいと思います。

ブログは前もって書いています

Posted on: 火曜日, 3月 29th, 2016 in: クリニックより

ブログはいつも前もって書いているんです。毎日朝にかけるものではないからです。連続で書いたかどうかは時間を見ればばれるんですよ。日付は変えていますが、時間の分の部分は触っていないからです。

毎朝、私のブログを楽しみにしてくれている人がいます。癖で6時ぐらいにアップできるようにしているので、その方は朝の日課にしてくれているようです。

ときどき、感想を話してくれるので楽しいです。書いているときはだれも呼んでくれないよねって思いながら独りごとのように書いていますから。

友人に勧められて、ブログを書くようになって何年になるでしょうか?最初から全部読んだら、医者より知識がつくよと言って看護師になりたい人に勧めています。

いろんな経験を、みんなで共有したい。そうすることで、私の知識を多くの人の知識に加えてほしいと思っています。私の経験は普通の人の一生の何倍もあると思います。なので、消してしまうのがもったいないんですよ。

コンシェルジェドクターに関して考えがまとまってきました

Posted on: 月曜日, 3月 28th, 2016 in: クリニックより

クリニックでの手続きが必要なので、来院されてからにしました。コンシェルジェ契約はあくまで私が許可した人だけになるので、誰でも入っていただけるわけではありません。

お金だけ出せば契約してもらえるものではないということです。なので、一般公募はしません。だれもしたことがない内容だから意味がある、そんな取りとめもない話を病院のオーナーがじっくり聞いてくださいました。

資金がないなら融資しましょうかなんて言っていただけたので、びっくりしました。でも、お断りしました。元手をかけてやるものではないし、今まで自分で何とかしてきたので、必要ないですと言い切りました。

でも、うれしくて涙が出そうになりました。今まで、親にも頼ったことがありません。一人の友人が心から応援してくれているので、その方には甘えているのですが、他の借金は返し終わりました。

借金はしておいた方が事業が伸びると父には聞いていました。でも、そうなんだろうかとも思います。借りた時は良くても、いつかは借金に振り回されると思います。なので、出来るだけ借金はしたくないんですよ。