30日投薬すら難しくなりました
30日までしか投薬できない時期から、3ヶ月は投薬できるようになり、その後、制限が全くなくなりました。ところが、電子カルテでは99日以上入力できない状況。3桁に対応していなかったわけです。
投薬期間に制限がなくなることで、海外に長期滞在する人にも対応できるようになっていたのが、一気に30日すら難しい状況になりました。国はだぶついている薬の整理をしたいようです。
30日以上出す場合は、病状が安定していて緊急時の対応の説明をして、バックアップ病院を紹介してなどなど、大変な手間がかかるようになったんです。うちのようにバックアップがあればいいですが、普通の医院にはないでしょう。
一方で、大病院保護で、大病院には高い診療報酬が入ります。果たして、大病院に優れた医者がいるでしょうか?たいていは一人優秀な医者がいて、他は研修中でしょう。それに高い診療報酬はおかしくないですか?
開業医の中にはかなり著名な先生がいます。開業医のネットワークだけで、大学病院以上の技術と知識が作れるのです。ここの質ではなくて、”物”に対してのみ付加価値を与える日本の考え方に疑問です。
日本の医療は“モノ”の医療だと何年か前、保険医協会の雑誌に書かれていました。薬のだぶつきを整理したいなら、薬を出さない医者に加算をつけるべきでしょう。現状では出し放題です。過去にたくさん出された患者は減らすのを嫌がりますし。。。
今回の改正で、シップは大丈夫だったようです。そっちの方が心配でした。お年寄りは、シップがほしいからです。とりあえず、滅びた保険診療をどううまく使うか、それが一番の課題です。
今日は、誕生日です。でも、いつもの毎日。。。何も変わらないそれが一番いいんだと思います。