NCDが機能しなくなると思います
NCD(National Clinical Database)は外科学会の専門医の更新の際に必要になったので、施設登録して、医師登録して手術登録を始めました。それまでは、手書きのもので更新できたのですが、年内にネットで登録しないとならなくなったのです。
病名も手術名もコードで入れないとならないので、コードを探すのも大変でした。一例ずつ入力して確定して、大変な手間です。それで、前回の更新の後は事務で毎月やってもらうことにしました。
これがあれば、日本で行われている手術の件数が大方わかるようになるだろうと思って、やっと日本もここまで来たのかと感心していたんです。ところが、突然料金を取るようになりました。
それも、登録症例数が多ければ料金が高くなるというシステム。そういうシステムに変えますと連絡が来たと思ったら、すぐに請求書が来ました。うちは、手術件数が多いので、4-5万取られました。
ばからしくなって、症例数を絞って登録することに変え、今年は2万程度に節約できました。でも、これで日本の手術件数の把握は出来なくなったでしょう。医師一人についていくらとかそういういう料金だったらこんなことにはならなかったと思います。
このシステムを作った人は、手術現場にいない人でしょう。料金を取ればもうけられると考えたんでしょう。実際、一気にばか儲けですわ。専門医の更新に必要だから、私たちは登録を中止することができませんもの。
いいシステムだったのに、つぶしてしまったのは国のほうだと思います。ばかげた話ですわ。。。。