高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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レントゲンを取られたくなかったのかもしれません

Posted on: 金曜日, 10月 28th, 2016 in: クリニックより

レントゲン技師の顔が曇ったので、どうしたのか聞きました。ポータブルレントゲンの依頼が来たのですが、取りたくないようでした。

理由を聞くと、患者さんはかわいいお年寄りなのですが、レントゲンを取るとき痛い痛いというそうです。かわいそうで見てられないようでした。

そんなに毎日、取らないといけないもんなんですかねとつぶやいて部屋を出て行きました。そのあと、緊急事態の放送があり、現場に行くと蘇生処置が行われていました。

私も、手伝っていたのですが、程なく死亡確認となりました。部屋を出ると、例のレントゲン技師が立ちすくんでいました。先はなしてた人なの?と聞くとそうだと。。。

きっと、レントゲン技師が辛そうだから、レントゲンを取らなくていいようにしてくれたんだと思いました。でも、毎日レントゲンを取る意味があったのかどうかは不明です。

医者の燃え尽き症候群の治療に関して

Posted on: 木曜日, 10月 27th, 2016 in: クリニックより

医師の燃え尽き症候群に介入した調査結果がアメリカから報告されていました。介入することで、少し良くなるようです。アメリカにも燃え尽き症候群があるんだなあって思いました。

日本でも、死亡率が高い手術をしている外科医は、はやい時期に外科をやめて老人ホームの先生になってしまいます。

燃え尽きるんだと思います。でも、燃え尽きる原因は患者さんの死ばかりではありません。大変なリスクを抱えてやっているのに、時間が来たら帰ってしまう内科医と給料が変わらないからです。

日本でも、医者の燃え尽き症候群などの対策をしてほしいと思います。腕のいい外科医がどんどん現場を去っていますから。いずれ、外科医はいなくなってしまいますよ。

医者がストライキをすると死亡率が下がる

Posted on: 水曜日, 10月 26th, 2016 in: クリニックより

これは、葬儀屋さんのデータだそうです。確かに、治療しているつもりが悪化させてしまうことはよくあります。何もしないほうが良くなるんです。

施設往診していると、病院に入れたために悪化したってことは良く見ます。病院から施設に戻ってきて始めて口を聞いてくれたって事も良く見ます。

病院では余計なことをしてしまう傾向にあります。病気が治るはずもないのに、治そうとするのです。医者は病気が良くなるように手助けするだけなのに、治せると思っているのでしょう。

施設に戻ってきて、徐々に笑顔が出るようになったら、良かったって思います。病院でもう先がないとさじを投げられた人が、冗談を言うと笑うようになるんですよ。

そんなときは、あったかい気分になります。

上腕骨外科頚骨折の処置が正しかったようです

Posted on: 火曜日, 10月 25th, 2016 in: クリニックより

お年寄りの上腕骨外科頚骨折を見て、偏移がなかったので、三角巾とバストバンドで固定したのですが、後日整形外科の先生に聞いたら、それであっていたようです。

三角巾をなぜ使ったのか、それもなんとなくでした。過去にそういう症例を経験したわけでもなく、バストバンドの固定は聞いたことがあったかもしれません。

これでいいと確信できたのは、患者さんが痛みが治まったとうたた寝し始めたからでした。高齢者の場合、手術するかどうかは微妙だそうです。

私の母も同じあたりを骨折して、手術しましたが、良くなりませんでしたから。骨が付かなくて、プレートははずせなくなってしまったのです。リハビリにも時間がかかりました。

なので、必ずしも手術することが好ましいわけではないのです。

フォネティックコードって知ってますか?

Posted on: 月曜日, 10月 24th, 2016 in: クリニックより

相手にちゃんと伝えるために使われるもので、アルファベットのAからZまであります。良い機会なので、みんなで覚えて見ましょう!

ALFA
BRAVO
CHARLIE
DELTA
ECHO
FOXTROT
GOLF
HOTEL
INDIA
JULIETT
KILO
LIMA
MIKE
NOVEMBER
OSCAR
PAPA
QUEBEC
ROMEO
SIERRA
TANGO
UNIFORM
VICTOR
WHISKEY
X-RAY
YANKEE
ZULU

人はすべてを認知しているのではないそうです

Posted on: 日曜日, 10月 23rd, 2016 in: クリニックより

見たいものや聞きたいものだけ認知しているだけで、外界のすべてのものを認知するわけではないそうです。確かに、すべてのものを認知していると大変な情報量になりますよね。

お年寄りで、悪口だけ聞こえる難聴の方って良く聞きますよね。顕著な例だと思います。話しかけても、自分に話しかけられていると思わないと聞こえてない人も見ます。

見たいものや聞きたいものだけを認知するために、ヒューマンエラーが発生します。入ってくる情報を予測して聞いているので、間違って聞こえてしまう場合です。

予想外の回答が返ってくるとすぐに意味が出来ない場合があります。人は相手からの回答を常に予測して聞いているので、予想外の回答が来ると混乱を起こします。

私は、予想外のことを言うことが多いようで、よく聞き返されたり、びっくりしたような顔をされたりします。思考回路がちょっと変わっているようです。

医師の偏在をなくすための対策が取られるようです

Posted on: 土曜日, 10月 22nd, 2016 in: クリニックより

医師が都会に集中していることはよく耳にします。人口10万人に対して233人の医師がいるそうです。単純に計算すると一人の医師が429人を診る感じでしょうか?でも実際には違います。

大阪は病院が多いように思いますが、ある先生は少ないといいます。確かに、東京に比べたら仕事の選択肢が少ないと思います。

地方の医師不足を問題視されますが、人口密集しているところでなければ患者さんが集まらず、経営していけないのも事実です。

医師が不足している地域に、医者含めた医療従事者を投入するのであれば、それなりの収入確保してもらう必要があると思います。

北海道は医師不足が深刻なため、かなり条件のいい仕事があります。地域の努力も必要ではないでしょうか?

乳がん検診から触診がなくなるようです

Posted on: 金曜日, 10月 21st, 2016 in: クリニックより

昔の乳がん検診は触診だけで、異常がある人を選んで、エコーをするぐらいでした。市町村の検診は触診だけだったので、一般開業医でもやっていました。

その後、マンモグラフィー検診が始まり、開業医での触診の検診はなくなりました。マンモグラフィの機械がある場所に行かないと乳がん検診が受けられなくなってので、お年よりは受けなくなっていきました。

その影響で、お年寄りの乳がんは本人が申告しなければ見つからなくなってしまいました。触診がなくなるのは、画像診断だけで十分だという判断らしいです。

それと、市町村の予算不足で、医者を雇えなくなっているといううわさもあります。昔の乳がん検診では、保険氏が一生懸命に自己検診の指導をしていましたが、今は、自己検診はどうなっているのでしょう?

乳がん検診による乳がんの発見率の向上はないことがわかっていたため、乳がん啓発のために検診をして、自己検診を指導していたものです。私は、自己検診をしてもらうほうが乳がんは発見できると思います。

足元から10cmを暖めると心臓にいいようです

Posted on: 木曜日, 10月 20th, 2016 in: クリニックより

冬に脳の病気や心臓の病気が多いのは寒くて血管がしまるからなのですが、そうならないためには部屋の温度を均一にすればいいのです。

居室だけでなく、廊下やトイレも均一の温度にしておけば、一番いいのですが、日本の家はトイレは寒くて暗い場所にあるので、なかなか難しいです。

均一の温度が難しくても、足元から10cmまでを暖めれば、それなりの効果があるそうです。足元からあっためるには床暖房がいいです。

でも、日本では床暖房の使い方が間違っているようです。床暖房は1日中つけて、室温自体を一定に保つものです。部屋の温度は家具などが冷たいままだと、なかなか上がらないからです。

今年の冬は、暖房の仕方を工夫して、心臓や脳をいためないようにしてほしいと思います。

夜間無呼吸が脳出血を引き起こすそうです

Posted on: 水曜日, 10月 19th, 2016 in: クリニックより

夜間無呼吸症候群は昼間の居眠り運転などで問題になっていますが、実は脳出血ともかかわりがあるそうです。無呼吸になると血圧が上がるために寝ている間に脳出血を起こすようです。

確かに息を止めていると血圧が上がってくるイメージはわかります。朝見に行ったら亡くなってたというのは、これじゃないかと思います。

年配者だけに起こるのかというと、最近は30歳台の男性にも起こるようなので、若くても高血圧を放置していたりしたら危険です。

夜間無呼吸があるかどうかは、自宅で簡単に検査が受けられます。若い方も是非検査を受けた方が良いと思います。特に、一人暮らしの方は無呼吸があっても、わかりませんからね。