高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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知っているようで知らない湿布のこと

Posted on: 土曜日, 9月 13th, 2008 in: クリニックより

 最近の湿布は消炎鎮痛剤が入っていて、皮膚から痛み止めの薬を吸収されるようになってるものが多くなりました。ほとんどの場合、湿布といえば冷湿布のことをさしています。冷湿布とは捻挫や打撲などで腫れた部分を冷やして痛みを和らげるものです。しかし、最近の湿布はメントールなどで冷感があるだけで、本当の意味での冷却をしてくれるわけではありません。練りこまれている鎮痛剤による”鎮痛効果”で使われることがほとんどです。

 隠れた湿布効果・・・・湿布を張ったとたんに”楽になった”って感じますよね。すぐ冷却されるわけでもなく鎮痛剤がすぐ効くわけでもないはずです。これは”皮膚の刺激により内部の痛みをごまかす効果”です。”痛み”というのは痛めたところが感じているのではなく脳で感じているので皮膚表面を刺激することで、脳が感じている”痛み”をごまかしているのです。鍼や灸も同じようなメカニズムで痛みをやわらげていると言われています。

湿布についての注意点
1.湿布は2-3時間ではずしましょう。それ以上貼っても皮膚がよくないだけで鎮痛効果は期待できません。
2.喘息のある方は注意が必要です。アスピリン喘息というタイプでは鎮痛剤にアレルギーがあるので、湿布を張っただけで発作が出てしまいます。

温湿布について
温湿布には唐辛子の成分が含まれています。貼って少しするとぴりぴりしてきて、だんだん暖かくなってきます。暖かく温めることで局所の血流を増加させて、慢性的な痛みを取るといわれています。
あくまで、慢性期用ですので痛めてすぐは使わないでください。また、唐辛子の成分なので皮膚の弱い方には刺激が強いので使わないようにしてください。また、温湿布には鎮痛剤は入っていません。

痛めた急性期は冷湿布を使い、慢性的になったら(およそ1週間)冷湿布か温湿布か好みのほうを使うようにしてください。

捻挫、打撲などの応急処置

Posted on: 土曜日, 9月 6th, 2008 in: クリニックより

 捻挫や打撲をしたとき病院に行く前にすぐに応急処置をしましょう。応急処置をしてたかしなかったかで後の回復にかなり差が出てきます。湿布を張ることでもいいのですが、出来ればアイシングをしましょう。アイシングとは、負傷した部分を氷で冷やすことです。すぐに冷やすことで血管を収縮させて、腫れない様にするためです。腫れてしまうと細胞に酸素がいきわたらなくなり回復が遅れるのです。また、痛みを感じる神経を麻痺させる効果があります。
 アイシングの方法としてはビニール袋に氷を入れて、患部に当てます。15分くらい、感覚がなくなるまで行います。
 ただし、捻挫だと思っていても骨折していることもあるので、腫れのひどい場合や押さえるとひどく痛む部分がある場合は整形外科を受診してください。

ぎっくり腰

Posted on: 土曜日, 8月 30th, 2008 in: クリニックより

  突然、腰に痛みが走り動けなる。ほとんどの場合はぎっくり腰です。急に重いものを持ったり何かきつい運動をしたときに起こると思いがちですが、案外軽い動きで起こります。少し無理な姿勢で自動販売機のボタンを押したときや歯磨きをしている最中になったり、長時間イスに座っていて立とうとしたときなど日常の何気ない動作によって起こります。突然の痛みなので”魔女の一撃”などとも言われます。腰椎(骨)の異常というより腰の筋肉の肉離れ(筋肉や筋膜の炎症)がほとんどです。
  治療はまず横になっておくことです。横向けに寝て、少し丸まって腰の筋肉を伸ばすのもいいようです。リクライニングソファーに寝るなど中途半端な姿勢より布団を引いてしっかり寝ることです。日にち薬なので早い人で3日、遅くても2週間くらいで治ってきます。病院での治療はシップをして腰のベルトを巻いてもらい、鎮痛剤と筋肉を和らげる薬を飲んでいただきます。押すと痛みが出る場所がある場合はそこに注射を打ったり、鎮痛剤の点滴をしたりします。ただ、治療はあくまで痛みを和らげるだけで、治るには時間が必要です。
  病院に行けないときはさらしを腰にしっかり巻いてください。また、痛みが起きて数日はお風呂に入るなど温めることは止めましょう。痛みが強くなることがあります。あくまで、じっとしていることが一番の治療方法です。
 腰を痛めたので、腰が弱いと思いがちですが、腹筋が弱くて、腰の筋肉とのバランスが悪くて起こってる方も多いようです。痛みが無くなったら腹筋も鍛えてください。また、無理な姿勢で起こしやすいので床のものを拾うときなどは必ずしゃがんでからとるようにしましょう。

診察変更のおしらせ

Posted on: 火曜日, 8月 26th, 2008 in: クリニックより

水曜日の夜診担当が変更になります。

平井 今日子→平井 紀彦

ご不便をおかけしますがよろしくお願いします

海外の病院で実際に処方された薬

Posted on: 土曜日, 8月 23rd, 2008 in: クリニックより

  海外では薬の使い方が日本と少し違うようです。
実際にあった話ですが、胃が痛いといって病院にかかった方がもらった薬は胃薬ではなくて日本で発売されていない精神安定剤でした。旅行のストレスで胃が痛むのだと思ったのでしょう。また、骨折で痛み止めを処方された方はリン酸コデインという日本では咳止めに使う薬を処方されていました。。大量に使うと鎮痛効果もありますが、便秘も強くなるので日本ではそのような使い方はしません。 

   国によって病気に対する考え方や処方する薬も違うのでしょう。実際に処方された方は”何の薬かわからなかったので飲まなかった”とおっしゃってました。常備薬くらいは日本から持っていったほうがいいと思います。

日焼けしてしまったら。。。

Posted on: 土曜日, 8月 16th, 2008 in: クリニックより

 日焼けはお肌によくないし、焼きすぎはあとで大変なことになることはご存知ですよね。しかし、気づいたときには手遅れってことはよくあります。真っ赤になってしまったら早めの対処をしましょう。皮膚が赤くなってヒリヒリするようなら日焼け用の化粧水などは禁物です。真っ赤になった皮膚はやけどと同じだと思ってください。(サンバーンといってやけどなんです)皮膚が熱を持ってるようなら冷水で十分冷やしましょう。日焼けした皮膚は乾燥しやすいので、冷水を含ませたタオルをシップのように貼り付けることがいいと思います。
 その日のうちに熱感が取れれば軽症と考えていいのですが、熱感が取れないときや体に熱がこもった感じが取れないときは熱中症の可能性があるので病院を受診してください。
 何日か過ぎてから、水ぶくれが出来て皮膚がかゆくなったり、剥れたりしてくることがあります。このとき水泡をつぶしたり、浮いてきた皮膚を無理にはがしたりしないようにしましょう。下に健康な皮膚が張ってくれば自然と剥れてきます。それまでは皮膚に十分な水分と油分を補給してあげてください。水泡をつぶしたり皮膚を無理にはがしたりすると跡が残ってしまいますよ。

高血圧の方へ。汗をかいたら塩分補給を!

Posted on: 土曜日, 8月 9th, 2008 in: クリニックより

 高血圧の方は日頃から塩分制限をされていますよね。でも、夏場、汗をかいたら少量の塩分を補給してください。汗とともに体の塩分が失われますので、麦茶ばかり飲んでいると低ナトリウム血症という状態になり、倦怠感や吐き気、筋肉の痙攣などをおこします。熱中症にもかかりやすくなります。補給する塩分量は0.1-0.2%の食塩水といわれています。簡単にはスポーツ系の飲料(ポカリスエットやアクエリアスなど)が良いでしょう。夜も寝汗をかきますので、寝る少し前と朝起きてからもスポーツ系の飲料で水分補給をしてください。のどが渇いたと感じなくてもなるべく飲むほうが良いです。特に高齢になるとのどの渇きがわかりづらいようです。腎臓に問題がなければ余分な水分は尿として出て行きます。たくさんおしっこが出るくらい水分を補給してください。
 
 熱帯夜に空調をつけずに我慢して寝ていると脱水や熱中症を起こします。昔は寝ている間の空調はよくないといわれていましたが、少しの間でも空調をつけているほうが体のためには良いです。ただし、空調の風が直接当たるとよくないので、風は壁のほうに向けて眠りましょう。

 また、夏場はよく汗をかいたりして、冬場より血圧は下がりやすいです。血圧が下がっていれば薬の量を夏場は減らすことが出来ます。家庭での血圧を計って、常に低くなってるようでしたら主治医に薬の減量を申し出ましょう。その際、血圧のグラフを持参されると良いと思います。

8月の予定

Posted on: 火曜日, 8月 5th, 2008 in: クリニックより

8月はカレンダーどうり診療しております。お盆も通常どうり診療しています。

おしりのかゆみ

Posted on: 土曜日, 8月 2nd, 2008 in: クリニックより

 おしりのかゆみの多くは皮膚の炎症によるものです。最初に何らかの原因でかゆくなり、掻いているうちに最初の原因はなくなっても”掻くこと“が原因となり皮膚の炎症が治まらず、悪循環になってしまいます。まずはステロイドの入った塗り薬をしっかり塗って、かゆみを感じないようにして、掻かないようにすることです。また、ウォシュレットの使いすぎや排便後にトイレットペーパーでこすってしまうこと、石鹸などで過度に洗ってしまうこともよくありません。ウォシュレットは数秒あてるだけにして、トイレットペーパーで軽く押さえ手拭くだけにしましょう。おしりに意識が集中しないようにすることも大事です。かゆみに対する治療と共に”最初の原因”を探して、治療することも大事です。
 最初の原因はいろんなことが考えられます。痔など肛門の病気から起こることもありますし、便秘・下痢も原因になります。生理中の生理パットが原因のこともありますし、婦人科系のおりものによる場合もあります。カンジダや白癬菌、ぎょう虫などのこともあります。原因を探しながら、症状にあわせて塗り薬も変えながら気長に治療する必要があります。”これを塗ればぴたっと治る“というような薬はありません。あせらず気長に治療することが一番大事です。

肩こり

Posted on: 月曜日, 7月 28th, 2008 in: クリニックより

 肩こりは長時間同じ姿勢をしていたり、緊張したりすると起こるといわれています。また、痩せ型でなで肩の人に起こりやすいとか几帳面な方が多いA型に多いとも言われています。

 欧米では”肩こりという言葉が無いので肩こりは無い”という方もあります。しかし、アメリカの友人に聞くとsuffer from a stiff neckといって、結構肩がこってる方がいるそうです。しかし、日本人は欧米人に比べて筋肉量が少ないので肩こりになる方は多いようです。

 肩こりの治療では鎮痛剤入りのシップや筋肉を和らげる薬、鎮痛剤などがありますが、根本的な肩こりの原因を除かなくては一時しのぎにしかなりません。ですから薬に頼らず、普段の姿勢を改善したり、ストレスを軽減したり、ストレッチをしたり別の努力も必要になってきます。医学的な根拠は無いのですが、水泳は肩こりにいいように思います。