抗不安薬について
Posted on: 土曜日, 11月 15th, 2008 in: クリニックより抗不安薬は作用の強さ、持続時間などで分類されます。不安やイライラを和らげることから不眠症(とくに夜中によく目が覚めるタイプ)の治療薬にも使われます。イライラが取れて”ほっとする”ので、薬が強すぎると眠気が出てきます。初めて使うときにはリーゼやデパスがいいでしょう。デパスは肩こりを伴うような不安に効果があります。抗不安薬は医師の処方が必要です。

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抗不安薬は作用の強さ、持続時間などで分類されます。不安やイライラを和らげることから不眠症(とくに夜中によく目が覚めるタイプ)の治療薬にも使われます。イライラが取れて”ほっとする”ので、薬が強すぎると眠気が出てきます。初めて使うときにはリーゼやデパスがいいでしょう。デパスは肩こりを伴うような不安に効果があります。抗不安薬は医師の処方が必要です。

体調が悪くて、病院で検査をしてもどこも悪くないとき”自律神経失調症”と言われます。
自律神経とは自分でコントロールできない神経です。逆に言うと意識しなくても自動で動いている神経です。自律神経には交感神経(活動するための神経)と副交感神経(休憩するための神経)があります。朝になると交感神経が働いて元気が沸いて、日常の活動を行い、夜になると副交感神経が働いて、睡眠など体を休憩させると言うように自動的に切りかわります。
この適正な切りかわりが出来なくなった状態が自律神経失調症と言うことになります。
昼間元気に活動している最中に勝手に副交感神経に切りかわってしまうとめまい、不安感、動機などさまざまな症状をおこします。更年期症状の一部も自律神経失調症だと言われています。
血液検査などでわかるものではないので、診断は難しいです。多くはいろんな検査をして異常がないのに症状が消えない場合に”自律神経失調症かもしれませんね”と言うことになります。症状についてはありとあらゆるものが出るので、これと言った典型的な症状はありません。精神科的な症状も出ることがあるので、精神科を受診してしまう場合もあります。
治療としては内服薬がありますが、薬のみでよくなるものではありません。
生活を整え、ストレスを回避して、体を休め、環境を変えるなど自分の努力も必要になります。鍼灸やマッサージなどで回復する方もあります。あきらめずにいろいろ試してみましょう。
むくみ、寒がり、意欲の低下、皮膚の乾燥、体重の増加、便秘などの症状がある場合、甲状腺機能低下症かもしれません。甲状腺ホルモンは代謝をよくするホルモンなので、減少すると体の活動が低下します。ひどくなると精神障害や記憶障害をおこすことがあります。老人におこると”認知症”と判断されることもあります。
治療は甲状腺ホルモンの内服です
身近な方で”最近元気がなくなってきたなあ”と思う方があれば一度検査を受けるようにアドバイスをしてあげてください。本人は変化に気づかないことが多いのです。
検査は血液検査で甲状腺ホルモンを測定することで診断がつきます。
11月4日火曜日より 道路お向かいの建物に移転いたします
移転に伴い10/31(金)午後診 11/1(土)を休診いたします
移転後の駐車場は駐車場は前に4台分ありますが、
満車の際は大和米穀店の隣の駐車場をご利用ください。
移転後より平井紀彦と今日子の2診制になります。
受付でご希望のDrをおっしゃってください。
11月より経鼻内視鏡検査を始めます。(担当:平井紀彦医師)
予約制で事前に検査が必要ですので一度ご来院ください。
最近よく汗をかく、脈が速い、手が震える、などの症状がある場合、更年期症状である場合もありますが、甲状腺機能亢進症の場合もあります。甲状腺は、頚の前面にあり、代謝に関係するホルモンを分泌します。機能亢進症になると甲状腺はやわらかくはれぼったくなります。亢進症がひどくなると神経不安、体重減少、不眠、衰弱、眼球突出などを起こしてきます。
治療としては内服薬で甲状腺機能を抑制します。
甲状腺機能亢進症は血液検査で診断できます。更年期症状と思われているかたの中に甲状腺機能亢進症の方があります。一度検査を受けてみましょう。
10月20日月曜日 夜診
10月21日火曜日 午前診
10月31日金曜日 夜診
11月 1日土曜日 午前診
休診いたします。
低血圧とは最高血圧が100mmHg以下のことを言います。
多くは本態性低血圧と言って体質だと言われています。症状がなければ特に治療の必要はありません。倦怠感、気力が出ない、疲れやすいなどの症状がある場合はまず何らかの病気が原因で起こってないか調べる必要があります。貧血や甲状腺機能低下、肝炎などで症状が出ている場合は先にそれらの治療を受けてください。
病気によるものでない場合、まず早寝早起きを心がけましょう。寝室のカーテンは少し開けておいて、朝日が入るようにしてください。低血圧の方は朝の血圧上昇がうまくいかないので朝風呂やシャワーを浴びることも効果的です。また、塩分不足でも血圧が下がりますので汗をかいたあとなどは塩分補給もしてください。また、春から夏にかけては血圧が下がりやすいので、気をつけましょう。
低血圧はそれ自体病気ではありませんし、病気になりやすいわけではないです。一説によると低血圧の人のほうが長生きするとも言われています。低い血圧に神経質にならないようにしましょう。
注意::”低血圧だから高血圧にならない”と思っておられる方がありますが、低血圧の方でも年を取ると高血圧になることがあります。必要以上の塩分の取りすぎは注意してください。
女性の便秘は男性と少し違う特徴があります。
痔は便秘症の方になりやすい傾向にありますが、この便秘の調整が女性の場合難しいことがあります。便通は食べた食事内容で変わって来るのですが、女性の場合、性周期にも影響を受けます。
特に生理前は体は水分をためてむくむ傾向があるので、腸もむくんで動きが悪くなります。このときに便が出ないからと下剤をたくさん飲んでもおなかが痛くなるだけで、腸は動きません。この時期が過ぎるまで、少し我慢していましょう。反対に生理が始まると全身のむくみが取れだすので、腸も活発に動き出します。そのため、”生理が始まると下痢をする”方が多いようです。下痢も痔にはよくないので生理後の時期は整腸剤を飲むようにしてください。
もともと日本人は肉食ではなく野菜の食事が中心でした。野菜で出来る便の量は肉食に比べて多いので、便をためる腸の長さも欧米人に比べて長いといわれています。長い腸を持っているのに、肉食をして少しの便しか作らないと便秘になってしまいます。また、野菜は”朝”たくさん取るほうが便通にはいいといわれています。
鼻出血をおこすとびっくりしますよね。鼻出血の多くはキーゼルバッハ部といって鼻孔の浅い部分から出ています。鼻孔に軽くティッシュをつめて鼻を両側から指で押さえてください。口で息をしてそのまま10分じっとしてみてください。ほとんどの場合これで止まります。
鼻出血のほとんどはくしゃみや咳、鼻をいじったりしておこりますが、まれに鼻の病気以外の病気で起こっている場合があります。動脈硬化、高血圧、血友病、白血病、血小板減少症、肝臓・腎臓疾患などで出血してきますので、鼻出血を繰り返す場合は血液検査など精密検査が必要となります。
また、押さえていても止まらない鼻出血の場合はガーゼによるタンポン、薬品または電気による凝固、口の中からつめるタンポン(ベロックタンポン)など、出血の量、出血部位によってそれぞれの止血が必要になります。これらの止血処置は耳鼻科を受診してください。