高血糖と低血糖のひらいクリニック

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内科/外科/糖尿病・内分泌内科/消化器内科/肛門内科/形成外科/ (予約優先) ひらいクリニック 大阪市中央区南船場3-2-6 大阪農林会館 B-1号室 TEL06-6125-5350 FAX06-6125-5351

ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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息を引き取るという言葉。。。

Posted on: 日曜日, 11月 7th, 2010 in: クリニックより

 医者になって、24年になりますが、この言葉の意味を知ったのは、何カ月か前です。医療の現場では、命は助ける方向になされます。特に、私がいたがんの世界では、その傾向が強かったものです。呼吸状態が悪くなれば、人工呼吸器を使いますし、血圧が下がってくれば、血圧を上げる薬を使います。そういう環境下では、心臓が疲れて止まらない限り、生き続けることになります。

 人が亡くなる場面は、よく見てきていました。薬を使っても、血圧が上がらなくなって、脈が徐々に低下していって、心臓が止まってしまって、人工呼吸器をはずす判断を家族に求めます。死亡時間というのは、医療側が決めていました。

 はじめて、寿命が途切れる瞬間を見たのは、何カ月か前でした。息が苦しそうですと呼ばれて、ベットサイドに行きました。蘇生処置は、家族が望んでいないと聞かされましたが、苦しそうにしてるのは、なんとかしてあげたいと思います。血液中の酸素を調べても、正常、ほかの血液検査も全く正常です。脈は少し早いですが、心電図にも異常はなく、血圧も正常。

 何が起こっているのか理解できない状況です。なにもするすべがないまま、少し呼吸が楽そうになってきました。看護師たちが、座らせたほうが呼吸が楽になると思うと、座らせて、背中をさすっていました。

 その時、急に眼を見開いたのです。看護師の一人が、目の前に手をかざしました。見えてるかどうか調べたのです。見えてはいないようでした。

 そのまま、楽そうな顔になってきたと思ったら、息が止まりました。心電図は全く正常なままで、家族を呼んでもう危ないと思うと話をして、みんなに見てもらいながら、最後に心臓が急に止まったのです。

 寿命が途切れる瞬間でした。心臓は全く正常なまま、血圧も保ったまま、急に停止してしまったのです。人間の死とはそういうものかもしれません。

 息を引き取るという言葉どうりの光景でした。24年間も医者をしていながら、そいう瞬間を見たことがなかったのです。

 言葉には必ず意味があります。現代の社会では、それを確認できることも少なくなったのだと思います。人間も哺乳動物の一種です。人間だけ特別ということはないはずなんです。人間が作り出したものが、すべて正しいはずもなく、そういったことも、これから見直してみたほうがいいのかもしれません。

受付時間に注意してください

Posted on: 金曜日, 11月 5th, 2010 in: クリニックより

 当クリニックでは、午前は11時まで、午後は16時までとなっています。これには理由があります。一人の方にお話しする時間が、30分ほどかかりますので、11時に受付した方も、終了するのが、11時40分ごろになります。午後には、別の病院での勤務があり、早く移動できても30分かかります。渋滞があっても遅れないようにと考えて、午前の受け付けは11時までとしました。ただ、状況によっては、受付可能な場合がありますので、電話でお問い合わせください。掃除などで、30分ほどはクリニック内に人がいます。予約時間に遅れる際も、必ず電話を頂ければ、対応策を提案させていただきます。あきらめないことが重要です。あきらめてしまったら、なにも変わることがありません。これは、私の信念です。最初の一歩が肝心なのです。小さなこともあきらめないようにしてください。

脳は寝ている間に動いているそうです

Posted on: 木曜日, 11月 4th, 2010 in: クリニックより

 眠りにつくと出てくる、アルファ波というものを見たことがありますか?波のように上下する曲線です。起きていても、目をつぶると出てきて、目を開けると細かい波になってしまいます。大きく上下する波は、脳が活動している証拠だそうです。眠っている時とは、身体を休めて、外からの情報を遮断して、その日あったことを脳が整理をしているそうです。忘れること、大事にしまっておくことなど、脳の中で整理しているそうです。朝起きたら、何となく考えがまとまっていたってことはありませんか?それは、脳が勝手に考えていてくれた証拠です。眠っている間以外にも、起きている時でもリラックスするとアルファ波が出ています。私は、お気に入りの車を運転しているときに、それが起こっているようです。車好きの人には結構あるようですよ。車を運転して、いつもの道を走っているうちに、いい考えが浮かびます。今日は出かけないとならなかったのに、うっかりいつもの道に行ってしまったってことはありませんか?それも、脳が別のことを考えていたからかもしれません。条件反射も、脳を休めるためにしていると思います。そうやって、人は外からの刺激をなるべく受けないようになっているのだと思います。眠ることの重要性は、脳のためなのかもしれません。

難波の生地屋さん

Posted on: 水曜日, 11月 3rd, 2010 in: クリニックより

 難波の高島屋から少し歩いたところに、とらやという生地屋さんがあります。ものすごい種類の生地がサンプルだけ並んでいて、お気に入りが見つかったら、店員さんにこれ下さいと言います。そうすると店員さんが、メモのようなものに生地の型番のようなものを書いて、生地のサンプルを小さく切ってホッチキスで留めてくれます。10分ほどで、生地が会計に届きます。待っている間にまた生地を見ているとほかのものがほしくなるので、私は、ゲームセンターに行って暇をつぶします。いろんな種類の生地があり、それを見ているだけで、いろんなものが縫いたくなります。今回は、モニターカバーを作るための生地を買いました。ついでに、病院のプロテクターがぼろくなっていたので、そのカバーになりそうな生地も買いました。次は、あれを買って、あれをつくろうなどと、夢が膨らみます。ぜひ一度おとずれて見てください。

明日水曜日は診療しています

Posted on: 火曜日, 11月 2nd, 2010 in: クリニックより

 祝日なので、2-4時のあいだ、診療しています。まだ、祝日に開けることが認知されていないので、当日にお電話いただいても対応可能です。ぜひ、心斎橋に遊びに来たついでに、診療を受けてみてください。

祝日と第3日曜を開けています

Posted on: 火曜日, 11月 2nd, 2010 in: クリニックより

 なぜそうしたのかとよく聞かれます。働いているとなかなか受診できないと思ったからです。実際開業医をしていると自分が受診できなかったからです。救急を絶対断らない姿勢で勤めている矢木脳神経外科病院、外科のサポートと新しいことを学んでいる予防会大阪病院、その残った時間で、クリニックを作ったので、近畿厚生局とかなりもめました。開業医というのは、フルで開けてはじめて地元への貢献と認められるといわれました。地元とは何か、私は大阪全域と思っていますが、近畿厚生局は、ごく周辺だけと考えています。何かと、役所というのは古い考え方が残っているわけです。これだけインターネットが普及したのですから、日本全国を地元だと思ってもおかしくないわけです。

 何度も相談にいった挙句に、祝日を開けるということになりました。もともと、GWは明けてもいいと思っていたので、それなら、祝日すべて開けようということになったのです。休みは月曜だけにしました。もともと、月曜日が嫌いだったからです。医療機関の月曜日は、本当に忙しいのです。日曜とか祝日は休みだと知っていても、”休みだったから、がまんしていた”などと平気で言われます。一方で、病院などではわざと時間外に訪れる人がいます。時間内は混んでるからという理由です。

 そういった過去のいろんな経験から、休んでいたと文句を言われる祝日や日曜に開けて、どこでもあいている月曜は休もうということになったのです。日曜日は、来年度から検診事業を手伝うので、今のところ第3のみにしています。

 ところが、祝日を開けるというルールで、大変なことに気付きました。元旦は祝日なのです。ルールはルールなので、元旦を開けることにしました。年末は、周りも忙しいだろうから、31日まで開けます。年明け2日から休みますが、ほかの医療機関が4日には開くので、3日までの休診ということになりそうです。

 そんな医療機関がないので、認知されるまでに時間がかかるだろうといわれていますが、近畿厚生局は、祝日や日曜に開けてもらうと助かりますと言ってくれています。そういう苦情が多かったそうなので。。。

 認可を受けるまでは大変でしたが、日本という国は認可された後は、さほど苦労することはないので、これからはのんびりやっていけるのかなと思います。

1月にニュージーランドからミュージシャンが来ます

Posted on: 土曜日, 10月 30th, 2010 in: クリニックより

 1年以上前の約束がやっと果たせます。大阪で何か所かライブをしてもらおうと思っています。クリニックの待合室でも企画中です。男性二人組ですが、フランコという人がメインだそうです。あとで知ったのですが、なんとマオリ族の方でした。ライブなどの企画はこれからなのですが、いいライブが見られると思います。
http://www.myspace.com/frankomusic

入り口を間違う方が多いようです

Posted on: 土曜日, 10月 30th, 2010 in: クリニックより

 当院の入り口は、道路沿いの階段を下りたところになります。農林会館ビルの入り口から地下に降りると業務用通路になりますので、外側からお入りください。また、トイレは院内にはありません。農林会館ビル2階の奥、右に曲がったところにあります。手前の壁に大きな古い金庫があります。いろんなお店も入っていますから、探検されるといいかもしれません。

免許があれば簡単に生きられるでしょうか?

Posted on: 木曜日, 10月 28th, 2010 in: クリニックより

 私は、そうは思いません。免許があるから、逆に生きずらい世の中のような気がします。日本は、資格を取ったらそれに甘んじてる人が多いような気がします。権力もそうです。資格があるだけで、それなりの評価をして、ある程度の対価を出してきたから、そういった世の中になったような気がします。本当の実力者は、資格など持っていない人の中にいると思います。資格試験を難しくすればするだけ、とるために費やす苦労が多くなり、その結果、とってしまえば楽をする。そういうことかもしれません。世の中の、資格をすべていったんなくしてしまったら、面白いことが起こるような気がします。

予防会大阪病院

Posted on: 火曜日, 10月 26th, 2010 in: クリニックより

 ある日、院長からメールが届きました。外科の常勤で来ないかという内容でした。しかし、矢木脳神経外科病院と春までの契約を澄ましたばかりだったので、そのことを返信しました。”病院の見学だけでもおいでよ”そんな温かい言葉をいただいて、少し遅れて見学に行くことにしました。”どうせなら、手術も見学していきなさい”そう言われて、胸部外科の手術はあまり経験がなかったので、喜んで訪問しました。予防会大阪病院の外科のスタッフは、4人とも顔見知りでしたし、何の不安を感じることもなく訪問しました。ところが、いくなり外科部長に”手伝ってくれるんだよね”と言われ、手術の手伝いもさせてもらいました。1年以上外科の現場から離れていましたが、やはり性に合ってたようです。新しいことも教わることができるいい現場だなあと感じました。

 手術が終わってから、院長と話をしました。乳腺診療ができる場所を探していること、そのために木曜の午前を開けていたこと、でも、手術の現場に入るとやっぱり、外科の現場に戻りたくなったことなど。。。急きょ、クリニックの診療時間を午後から午前に変えて、予防会の手術の手伝いに行けるように変更しました。話が大方終わったころに、私の消息がなぜ分かったのか聞かされ、本当にびっくりしました。人の縁のつながりが、院長との再会を導いてくれていたのです。

 その後、胸部外科を学びながら、肛門疾患の指導もできるようになり、忙しく過ごしていた時に、成田山が近いことがわかりました。”おいしい和菓子屋なら、成田山の前にあるよ”と看護師さんが教えてくれたのです。でも、ここからは遠いでしょ?と聞くと、車ならすぐ行けるよと言われました。成田山は、子供のころ過ごしていた場所です。大学になって離れてしまいましたが、慣れ親しんだ場所だったのです。その日、カーナビをセットして、車を走らせてびっくりしました。今まで使っていた道の一本隣が、慣れ親しんでいた地域だったのです。

 土地に呼び戻された。そう感じました。

 昨日は予防会大阪病院へ用事があっていったので、ついでに住んでた場所を通り、成田山にお参りに行き、父親の墓参りもしてきました。住んでいた場所は、すでに別の方が新しい家を建てており、見慣れた風景は、もうなかったのですが、意外と狭かった道路、思った以上に急だった坂道、喫茶店でアルバイトしていたスーパーは更地になって、お墓参りの帰りに寄っていた市場はきれいなスーパーに変わって。。。。

 お墓参りにはよく行ってたのですが、高速道路が通じたので、昔通ってた道は使わなくなっていました。昔は、地図を見てどこにでも行ってたのですが、カーナビに頼るようになり、地図を見なくなっていました。昔のように地図さえ見ていれば、もっと早くに成田山の近くだと気付いたでしょう。便利になった分、忘れてしまったものがある、それを思い出させてもらった気がします。