精神疾患合併の救急搬送について
Posted on: 火曜日, 7月 23rd, 2013 in: クリニックより精神疾患を持っていると、救急の受け入れをしてもらえない問題について、行政が整備しようとしているそうです。私がいた、脳外科病院でも精神科受診歴があれば断っていました。でも、受けてみたら単なる不眠症だったり、疼痛コントロールだったりしていました。その一方で、脳疾患と思って取ったら、憑依が下りてきたかのようなふるまいを始めて、明らかに精神疾患でしょうって思ったこともありました。
精神疾患の受け入れを嫌がるのは、あとの受け入れ先がないからです。脳ではないとわかっても精神科の病院が転送を受け入れてくれないことが原因です。もっと大きな原因は、市立病院など公的病院がはなから断ることでしょう。公的病院が率先して取るべきでしょう。
最近も、熱中症だと運ばれてきた人がいましたが、明らかにうつ病でした。数日前からしんどかったというところに疑問を持つべきなのですが、救急隊は全くそうは思っていなかったようです。
大型の病院が患者の抱え込みをして、常に満床の状況である限り、何も解決できないと思います。もっと、病院間連携をとり、中小の病院に患者を分散させるべきでしょう。
失敗から学んだこと。。。。
Posted on: 月曜日, 7月 22nd, 2013 in: クリニックよりクリニックでの簡単な手術で、眠らせてほしいという相談をされました。内視鏡で行っているような薬で眠らせてしまうという手法です。それで、内視鏡を行っている2か所の病院に相談して、ドルミカムを使うことにしました。
しかし、痛みに対しては局所麻酔の痛みが減ったわけではありませんでした。その後、組織生検の時に同様にドルミカムと局所麻酔を使ってみましたが、ドルミカムで抑制が取れるようで、逆に暴れてしまうという結果になりました。その時は、ペンタジンを追加することで、何とか生検を終わらすことができました。
それで、今回少し広範囲の切除が必要だったので、笑気と酸素、ドルミカムとペンタジン、局所麻酔の併用で手術をすることになりました。ところが、少し呼吸抑制が出ました。そこで、看護師の提案でマスクで人工呼吸器を併用してみました。
自発呼吸があるのに、人工呼吸器から空気が送られると嫌がるのではないかと思いましたが、そうでもなかったのです。それで、腫瘍切除だけするつもりが、普通に乳がんの手術をしてしまいました。手術時間は、当初の予定どうり、麻酔含めて1時間です。
もともと、些細な失敗から始まったことですが、問題点を洗い出して次につなげていくことで、大きく前に進んだ感じです。この方法なら、災害現場でも簡単な手術ができるわけです。静脈麻酔が進んだので、麻薬を使うことで、除痛はできるようになりましたが、ポンプが必要で麻酔管理も神経質に行わないとなりません。
今回、循環器内科の先生に立ち会ってもらったのですが、この手法だったら麻酔科も不要だなと思いました。
投票に行きましょう!!
Posted on: 金曜日, 7月 19th, 2013 in: クリニックより投票にいかなければ、政治に文句は言えません。誰に入れたらいいのかわからなければ、白紙で構わないのです。
とりあえず、投票に行きましょう。何もせずにいれば、何も変わりません。
入れ墨を入れている施設にお願い
Posted on: 木曜日, 7月 18th, 2013 in: クリニックより入れ墨を入れる際、公共の温泉などに入れないという説明はあるようですが、MRIが受けられなくなるという説明がないようです。若い人にはあまり関係ないかもしれませんが、脳梗塞の早期発見にはMRIしかありません。ところが、入れ墨が入っていると磁気が悪影響を出すようで、受けることができないのです。脳ドックについても同じです。
入れ墨を入れる前に、そういう説明をすべきではないでしょうか?皮膚に針を刺すわけで、鍼灸師と同じことをしているので、国家資格にしてもいいと思います。B型肝炎などは、予防接種の針で感染したと問題視されていますが、入れ墨の針も原因になったはずです。当然、鍼灸の針もそうです。
そういったことを放置しているから、B型肝炎が広まったわけで、平気で放置している行政が問題ではないでしょうか?入れ墨をしている方に聞いたところ、ある種の保険にも入れないそうです。B型肝炎の感染の危険があるからだそうです。
日本では、従来の入れ墨と、海外から入ってきたTATTOOが同じ扱いになっているのも不思議です。公共の温泉には入れ墨の入ったやくざさんはこまりますという意味だったと思うのですが、入れ墨という部分だけ残って、TATTOOの人まで阻害されています。
アメリカなどではTATTOOを入れている人が多いわけで、そういう国ではMRIはどうしているのでしょうね。少なくとも、スパにTATTOOはお断りなんて書いていませんしね。。。
どなたか、アメリカで生活されている方、調べてきてもらえませんか?
質問に答えない医者が増えているそうです
Posted on: 火曜日, 7月 16th, 2013 in: クリニックより質問しても質問の内容への回答をせず、話をごまかす医者が増えているようです。”問題ありません”という言葉の大半は、病気ではありませんか、がんではありませんという意味です。でも、患者さんが聞きたいのは、なぜ症状が出ているのかと言うことです。治療の必要がなくても、本人が不快に思っているなら解決策を提示すべきでしょう。
現場で一番こまるのは、妊娠授乳期です。薬は大丈夫ですかという質問に対して、100%の回答はできません。でも、薬より怖い食べ物がいっぱいあるじゃないですか。添加物でもそうです。成長段階で取ってきたすべての食べ物が身体に残って悪さしてるかもしれません。
薬に関しては、インターネットで詳しい情報が流れているので、自分で勉強しましょう。「妊娠・授乳と薬」として愛知の薬剤師会がまとめているので、それを読んでください。
自分の身は自分で守る。それがうちの方針ですから。
新しいバイト先。。。。
Posted on: 日曜日, 7月 14th, 2013 in: クリニックより新たに2か所でアルバイトを始めました。これで、バイト先は4か所になります。アルバイトで難しいのは、病院の方針によって対応を変えないとならないことです。バイトの医者は、あくまで常勤のサポートですから、しゃしゃり出てはいけません。
かといって、おかしいと思うことは発言していかないとなりません。主張してもどうにもならないだろうと思ったら、早目にやめないとなりません。そういったことから、バイト先も転々としてきました。開業だけ頑張るという手もありますが、新しい情報を知ろうと思ったら、開業医だけしていてはダメですから。
特に、うちのクリニックは肛門科ではないのに、肛門科だと勘違いしてくる人がたくさんいます。科を表示しないとならない日本の決まりごとがこういった弊害を生んでいます。海外では、形成外科医以外はヘルスセンターとかしか書かれていません。病気全般を扱うっていう意味でしょうね。
開業医なら、病気全般を扱うのは当たり前なので、海外のほうがあっていて、科を標榜しないとならない日本が間違っています。また、専門科を誇張して宣伝しているところが、本当の専門医かどうかも不明です。
乳腺専門病院を訪れた方から聞いた話ですが、乳がんではないと説明されただけで乳房の痛みに関しては何ら説明がなかったそうです。調べてみると乳がん学会の認定医ではあるようですが、専門医は取ってないようですし、なんだかいっぱい資格を取っているようなので、何の専門家わかりませんでした。
乳腺科ってありそうですが、実は乳がん科なのですよ。乳腺専門医ではなくて、乳がん専門医。乳がん以外のことはわからないってことでしょうね。そしたら、乳腺の良性の病気はどこが扱っているのでしょうか?婦人科とか皮膚科でしょうね。乳がん科は外科なので、手術する必要のあるものしか興味ないんですよ。
どこに相談に行ったらいいかわからないとよく聞きます。かかりつけ医を作ってない日本の弊害ですよ。本来、健康な時からかかりつけ医を作っておいて、何かあったらかかりつけ医に相談するものです。それで、専門の先生を紹介してもらうんです。
昭和初期までは、かかりつけ医がいたと思います。内科としか書かれていなかったはずだし、医院としか書かれていなかったと思います。国はかかりつけ医を作りましょうなんて言ってますが、かかりつけ医をなくしてしまったのも国なんですけどね。
妊婦さんに使える薬を調べていて。。。。
Posted on: 金曜日, 7月 12th, 2013 in: クリニックより妊娠授乳期に安全に使える薬を調べていてわかったことがあります。古くからある薬は、安全性が確認されているので大丈夫の様です。ところが、知らずに使っていたけど、何ともなかったということが根拠の様です。特に研究したわけではないようです。
そういえば、昔は今ほど神経質ではなかったと思います。妊娠中でも授乳期でも母親の病気があればそれを直すことが先決なので、そっちが重要視されていたのでしょう。ところが最近は、母親がひどい状況でも、子どもがいるから薬は使いたくないなんて、ばかげたことを言う人が多いのです。
妊娠授乳期に使ってよい薬、絶対使ってはダメな薬がわかりだして思ったことは、産婦人科がそういうリストを渡しておいてくれたらいいのにってことです。産婦人科では当たり前のことでも、科が違えば調べることも困難なんです。それなら、患者さんを教育しておいてくれればいいってことですよね。
リストが完成したら、妊娠を希望する患者さん含めて、クリニックで希望される患者さんに渡していこうかなって思っています。
癌治療に疑問です
Posted on: 木曜日, 7月 11th, 2013 in: クリニックよりもう癌治療とはかかわりたくないと思っていろんな仕事を探してきました。バイトの依頼でも、癌とかかわりそうな話は断ってきました。ところが、最近、バイト先でも癌にかかわらないとならない羽目になっています。
抗がん剤治療が本当に必要なのかどうかが疑問です。患者さんは医者から提案された抗がん剤治療を拒否できないと思っている。選択肢はいくつもあるはずなのに、そういった提案もされない。なぜがんになったのか、なぜそのタイミングで見つかったのか?そういったことをもう一度考えてほしいと思います。
ドクターショッピングは良くなくても、2-3か所で相談することは悪いことではありません。ひとつのことに執着するより、いろんな選択肢を持っていたほうがいいでしょう。
糖尿病治療でも疑問を感じます。若い先生は、すぐスライディングスケールを支持します。一日3度の血糖測定と、それに見合ったインスリンの投与は確かに確実な方法です。でも、一日6回もさされる身になってください。それをして、どこまでよくなるのか、糖尿病は良くなっても、ほかの病気はどうなんでしょう?
糖尿病治療は、腎不全にならないようにするものだから、その人の腎機能や罹患機関、年齢、生活スタイルなどいろんなことがかかわってきます。
何のために治療するのか、治療しないとならない状況なのか?治療しないという選択肢はないのかなど、疑問でいっぱいです。
がんを作っているのも、糖尿病になっているのも、みんな自分の細胞がやってることです。人からうつったものでも何でもないんですよ。そんなことを、ちゃんと考えてほしいって思います。
頭痛の原因が意外なところにありました
Posted on: 水曜日, 7月 10th, 2013 in: クリニックよりたまたま、採血検査で貧血が見つかり、鉄剤を投与した方がいます。あとになって聞いたのですが、慢性的な頭痛に悩まされていたのが、貧血治療であっさり治ったそうです。それ以外にも、些細な症状がいろいろあったようですが、それも治ったそうです。
頭痛の相談で来られたわけではないので、たまたまだったのですが、ちょっとしたことでいろんなことが解決したのだから、本当によかったです。
貧血は、女性の場合持病だと放置されていることが多いのですが、とんでもないことなんです。赤血球が少ないと体中が酸欠状態になっています。酸素が足りないと思った体は、血圧まで上げて何とかしようとするのです。
体は連動して動いているので、一つの病気だけに固執していてはおかしなことになります。問題は、なぜそんな病気になったのかを考えるところから始まります。原因をなくさないと治るどころか、悪化するかもしれないからです。
自分の体から発せられるアラームに耳を傾けてほしいものです。


