高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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塗り薬の重ね塗りがとんでもないことに。。。。。

Posted on: 水曜日, 2月 4th, 2015 in: クリニックより

転院してきた患者さんはまず全身の状況をチェックされます。足はむくんでないか、褥瘡は出来ていないかなど報告書と違う内容も良くあるため、念入りにチェックするのです。

そのときに、足の指が壊死を起こしているかもしれないという話が出ました。ところが、念入りに吹いてあげると、変色した皮膚だと思ったものがぽろっと外れ、下からきれいな皮膚が出てきたのです。

実は、塗り薬の重ね塗りが原因だったのです。前日に塗った塗り薬をしっかり落とさないで上から塗ると、そんなことになります。特に、色のついた軟膏は皮膚の変色と勘違いされるのです。

塗り薬については前に塗ったものをしっかり落としてから新たに塗らないとならないのに、そういった説明がされていないので、重ね塗りをされている場合が良くあります。

特に、入浴されていない人には注意が必要です。重ね塗りが皮膚の状態を悪化させることもあるので、本当に注意してください。

使い捨てカイロにいろんな種類があると知りました

Posted on: 火曜日, 2月 3rd, 2015 in: クリニックより

使い捨てカイロは、貼るタイプや貼らないもの、靴の中に入れるものなどいろんな種類があることは知っていましたが、それぞれで設定温度が違うということをはじめて知りました。

使い方や、春場所によって適温と感じる温度が違うからだと思いますが、なんと細かいことをしているんだろうとびっくりしました。海外では使い捨てカイロを見かけることはほとんどありません。

スキー場でたまに見かけますが、日本人向けにおいてあるだけだと思います。使い捨てではないもので、あったかくなるようなものは見たことがありますが、短時間しかぬくもらず、再度利用するためには熱湯につけておかないとならなかったと思います。

使い捨てのほうがいいのか、再利用できるもののほうがいいのか難しいところですが、私も使い捨てカイロにはとってお世話になっています。

最初の診断名とは違う結果もたくさんあります

Posted on: 月曜日, 2月 2nd, 2015 in: クリニックより

病院には施設から送られてくる方が多く居ます。施設でも医師が往診していますが、検査は採血ぐらいなので診断はつけられません。肺炎や誤嚥性肺炎、食欲不振などで送られてくることが多いです。

私も、施設往診をしているので、施設側の気持ちもわかります。最近診た方では、誤嚥性肺炎で送られて来た方は実は腸炎で便が停滞気味だったために、嘔吐して吸い込んだから誤嚥性肺炎になっていました。

この場合は、腸炎のほうを治さないと再び誤嚥をしてしまいます。食事を食べなくなって体重が急に減ったという方は、実は尿路感染症で食欲がなかったようで、尿路系を治したら食欲も出てきました。

私が施設から送った患者さんでは、食欲が落ちてしまった方に胆のう炎が結構多かったです。食べないから胆のう炎になるのか、胆のう炎で食べなくなるのかは不明ですが、おなかの痛みを訴えないので、わからないのですね。

ひとつの診断名で解決するはずはないので、いくつもの可能性を考えて、診療しなくてはなりません。

大変な1月がようやく終わりました

Posted on: 日曜日, 2月 1st, 2015 in: クリニックより

1月は予期せずものすごい変化がありました。その影響で、クリニックの診療時間もかなり流動的になり、皆さんにご迷惑をおかけしたと思います。私自身、ものすごくタイトな予定をこなしていたのですが、何とかなりました。

昨日も、新たな情報がいろいろ入ってきて、私とは関係ない話でもびっくりするようなことばかりでした。2月からは新しい体制ですが、これで落ち着くだろうと思います。

何かが崩れだすと、本当に一気だなあと感じました。表面上はとってもうまくいっていると思っていたことも、裏でいろんなことが進行していたのかもしれないと思います。

でも、全体としては良い方向に向かっていると思います。

職歴に空白が無いことが重要らしいです

Posted on: 金曜日, 1月 30th, 2015 in: クリニックより

ある応募書類を記入していて、職歴欄が少なかったので長く居た病院だけピックアップして書きました。ところが、職歴に空白があるとあまり良くないらしく、用紙を増やしてすべてを記入することになりました。

医者は、病院を転々としていることが多いので、職歴が複雑です。よく、病院の医者がしょっちゅう変るので困るって話を聞きますが、同じ医者にかかりたければ開業医にかかるべきだと思います。

病院というのは、院長ですら雇われのことがあるので、医者はしょっちゅう変ります。何故変るのかというと、昔は医局派遣だったので、直接の雇い主は医局だったからです。

医局制度がつぶれても、医局のような役割をする人が出来て、紹介されて入職と言うことになるので、永久就職にはなりません。また、患者さんが減ったり経営が悪くなると、給料が高い医者の人数をまず減らすからでしょう。

いろんな理由から、職歴が複雑になり、覚えていられないので記録したものを常に持っている状況ですね。

カレー屋さんの情報をもらいました

Posted on: 木曜日, 1月 29th, 2015 in: クリニックより

ひょんなことから、放射線技師の方にカレー屋さんの情報を教えていただけました。カレーが好きだと話したわけではなく、たまたま住んでいる地域を聞いたからだと思います。

有名なカレー屋さんがあったそうですねという話をしたら、そこも知っておられて、いろんなカレー屋さんの話に発展しました。私自身はあまり食べ歩きをするほうではなくて、自分で作るのが好きなのですが、せっかくなので行ってみようと思います。

新しい職場で、まだ慣れていないのですが、こうやって話しかけてくれることはありがたいです。仕事の話は当然しますが、仕事以外で話題が出るようになれば、ちょっと仲良くなれたのかなと思えます。

急な異動だったので、戸惑いもありましたが、何とかやっていけそうな雰囲気です。

血糖値にかかわる内服薬や注射薬 病気のときはどうするのか

Posted on: 水曜日, 1月 28th, 2015 in: クリニックより

血糖値を下げる薬を使っている場合、病気になったとき(シックデイ)の対応が重要です。病気になったときとは、風邪をひいて高熱が出たときや、嘔吐や下痢で食事が取れないときのことです。

食事が取れないから、血糖を下げる薬は必要ないだろうということは予測がつきますが、毎日習慣的に飲んでいるとついうっかり飲んでしまったなどということもあると思います。

多くの内服薬は食後に飲むように指示されているので、食事が取れなかった飲まない方も居るでしょう。注射はどうでしょうか?食事前という指示のものも多いので、食事が摂れなければ打たないのかもしれません。

ところが、血糖変動が多い人は高熱や下痢などのストレスで食べていなくても、血糖値が上がってしまうという事態になります。それで、インスリン注射をしている方は、基礎インスリン(一日一回打つタイプ)だけは続けたほうがいいといわれています。

インスリンを打たれている方は自己血糖測定をしているので、おかしいなと思ったら血糖値を測ったほうがいいでしょう。いずれにせよ、脱水が一番良くないので、水分だけは十分に摂る必要があるでしょう。

キシリトールが虫歯予防にいい理由

Posted on: 火曜日, 1月 27th, 2015 in: クリニックより

キシリトールガムは虫歯予防になると思っていましたが、なぜ予防になるか知りませんでした。ガムをかむことで唾液が出ると口腔内の雑菌が減るのは聞いたことがあります。

実は、虫歯菌(ミュータンス菌)がキシリトールを糖分だと思って食べるけど、糖分じゃないとわかって排泄している間にエネルギーがなくなって死んでしまうそうです。

確かに、人間でも食べることと排泄することにかなりのエネルギーを使いますが、こんにゃくを食べたからといってカロリーがないせいで死んでしまうことはありません。

ところが、ミュータンス菌ではそんなことが起こるそうです。知ってびっくり、早速キシリトール入りのガムを買いに行こうと思います。

糖尿病の薬が出来たのは意外と最近のことだそうです

Posted on: 月曜日, 1月 26th, 2015 in: クリニックより

糖尿病の内服薬が出来たのは、1950年代だそうです。今から65年前ということになります。意外と最近だったんだなあと思います。それまでは、糖尿病は尿に糖がでて全身に病気が進行していく死の病だったのでしょう。

糖尿病に対する最初の薬はサルファ剤という抗菌薬だったそうです。腸チフスに効くことがわかり大量に使われるようになり、低血糖を引き起こすことがわかり、糖尿病の治療薬になったそうです。

元をたどれば、とんでもないところから見つかっているんですね。当時は血糖値を計れるのも特別な場所だけだったようで、今のように気軽にはかれなかったようです。

糖尿病の薬は飲みたくないとおっしゃる患者さんは多いのですが、飲みたくてもなかった時代もあったわけで、薬があるだけましな世の中になったということを知ってほしいと思います。

すてきな出会いがありました

Posted on: 月曜日, 1月 26th, 2015 in: クリニックより

同業者はあまり好きではないのですが、とってもすてきな出会いがあったんです。その日は、朝からきれいな虹を見ました。前日、ずっと降っていた雨が朝方にやんだからなのですが、とってもきれいな虹だったんです。

今日は何かいいことがあるかも知れないって思いました。そしたら、本当にあったんです。同業者ですが、あってまもなく意気投合しました。手術の見学をしていたのですが、本当に楽しいひとときだったんです。

他の医者とあまり関わりたくないと、引っ込み思案な生活を何年か続けていたのですが、あの日は知り合えてよかったと思いました。人が知り合うには必ず縁という奥深いものがあります。意味があって知り合うわけです。

予感が当たったことはその後何日か尾を引いて、気持ちがいい日が続いたのです。同じ日に別の二人からもいい知らせが入り、いいことがある日は重なるんだなあって思いました。