ひらいクリニック

バイト先での話です。風邪が治らないと来られた患者さんがいたのですが、スタッフは風邪薬出してすぐ終わると思っていたそうです。

私が、風邪の治療はあまり熱心ではないので、”今日子先生、つまんないだろうな”と思っていたそうです。ところが、症状の発端がかなり前だったのです。

2－3ヶ所の医療機関にかかっているけど治らないとぼやいておられました。風邪のほうはどうも、逆流性食道炎の併発のようでした。

それよりも、治らないめまいのほうを苦痛に感じておられたので、肩こりの緩和が必要だと話して、リハビリの依頼をしたのです。

風邪で診察室に入ったのに、リハビリの依頼が出たからスタッフはびっくり仰天です。でも、内容を話して大笑いになりました。患者さんの表情も明るくなって、明日も来ます！とおっしゃってました。

山のしずくの大将のお話を聞いていて、いいことを知りました。料理人としては一流の方ですが、料理人を目指していたわけではないそうです。

むしろ、料理が好きだというスタッフのほうが続かないし、イタリア料理が得意な人が、トマトが嫌いだからと和食の世界に入ったりするそうです。

そういえば、私も、医者になりたかったというより、医学の勉強をしたかったわけで、医者になってびっくりしたことが山ほどありましたから。。。

それよりもっとうれしかったのは北新地に巨大な牡丹餅の店がまだあることを知ったことです。私の父が良くお土産にしたのです。

夜中に、巨大な牡丹餅を見ても誰も食べませんよ。ところが、朝になると真ん中の妹が完食していたんです。それもびっくり出すね。久しぶりに、巨大牡丹餅を買いに行こうと思いました。

山のしずくの大将の御講演の後、大腸がん予防に関する講演をしてきました。情報をうのみにせず、どう判断するかのおはなしなので、私としてはいつもの内容でした。

でも、講演が終わって質問がたくさん来たときに何か違和感を感じました。私の話は不特定多数にするものではなく、個人的にする内容だと思ったのです。

相手が何を望んでいるかによって、話の内容を変えているからです。もともと無口なので、人前で話すること自体もストレスでした。

同僚の先生とも話しをしたのですが、今後はこういった内容の講演は受けないことにしました。製薬会社の社員教育の講演だけを続けていくことにしたのです。

講演って、事前準備もあるので、引き受けるとそれなりに大変なんですよ。

糖尿病治療で、注射薬が効かなくなって来て、注射の種類を変える場合があります。週1回ですむようになるのですが、手間が大変なので、指導も大変です。

おまけに効果が出てくるのに2ヶ月ぐらいかかるので、一旦血糖値が悪くなってしまうので、患者さんも疑問を感じるようです。

その中で、注射部位が腫れてしまい、落ち込んでいた方がいたのですが、2ヶ月目にとってもいい数字が出てきたので、大喜びになりました。

実は、生活を一切変えなかったのだと打ち明けてくださいました。純粋に注射薬の効果を見ようと思ったそうです。注射してまで、生活の制限は嫌ですからね。

普段から、薬を使って少し気楽な生活が出来るようにお話しています。その効果があったようです。注射で腫れてしまったことも吹っ飛んでしまったようでした。気分が明るくなるおはなしでした。

切断指と言っても、ど真ん中で切れているのではなくて、指先の部分の3分の1程度が取れているような状態です。血管吻合や神経吻合が必要ない状態だと思います。

昔は町工場の多い地域の病院にいたので、結構頻繁に見ました。最近はほとんど見ることがなかったのですが、市場の近くの病院で久しぶりに診ました。

取れた部分はなかったのですが、出来たらあった方が良いというと知り合いの方が探してきてくれました。ミンチにする機械ではなかったので、良かったのです。

つながることは難しいのですが、欠損部を縫合することによって、治り方も早いし、あとの状態も良くなります。指の付け根に伝達麻酔を施し、ゴムで止血して縫合しました。

次に見れるのは1週間後ですが、何とか付いていてほしいとのぞむ限りです。

六甲山は、スノーボードのインストラクター講習以来です。前回は、どこも回れなかったので、今回は牧場に行ってきました。でも、暑さのためか活気はなかったです。

山の上は涼しい！と思ったのですが、木陰は涼しくても射してくる日差しの強さは同じで暑かったです。天気が良かったので、神戸の町がすごくきれいに見えました。

景色がきれいなレストランで食事をしたのですが、食べている間に雲で覆われてしまい、関西空港が雲の上に乗っかった状態になっていました。

六甲山は険しい山のようで、ふもとでもかなり急な坂道ばかりだったので、そんな場所で生活する人は大変だなと感じました。

改めて、大阪が広い平野だったんだと気が付きました。たまには、大阪を出てみるのもいいものですね。

バースディブルーで自殺する方が結構多いそうです。海外ではそういわれていたけど日本でも同様の傾向が見られたそうです。確かに、誕生日が楽しくないと嫌ですよね。

私は、人の誕生日はなるべく楽しくなるようにって思っています。素敵なプレゼントを用意していたのですが、最近はプレゼントよりささやかな言葉のほうがいいように思います。

プレゼントって後に残るものは後々困るかもしれないからです。”いい誕生日になりますように”って声をかけるくらいですけど。でも、365日、誰かの誕生日なんですよね。

誕生日にブルーにならないように、周りがそっと見守ってあげたいですね。自殺なんてしてほしくないです。何もいいことがなかったら、自分が生まれた習慣を想像してみてください。

有給って始めてとるかもしれません。医者は労働基準法で守られていないので、有給ってないんです。就業規則には乗ってても、実際はないも同然。

大学病院にいたころは学会の出張は有給だったと思うですが、もともとの給料が安すぎて、なんとも思いませんでした。夏休みなども規定では1週間だけど、取れない人のほうが多いのです。

有給届けというものも書いたことがありません。最近になって始めて書いたんです。非常勤の医者でも有給をつけてくれるところが増えましたが、実際にはくれないことも多いです。

休んでいるのに給料が出るって感覚が、とっても新鮮です。こんなありがたいことはありません。もったいないので、なかなかとる気になりません。

他の先生との兼ね合いもあるので、固めて取ることも難しいですが、ありがたく取らせていただこうって思います。

10歳代の女性が果物をたくさん食べると乳がんが減るという報告がアメリカであったそうです。果物といっても、りんごとバナナとぶどうが良かったそうです。

3皿食べる人は0.5皿の人より乳がんになりにくかったとのことですが、本当かなって思いました。果物をたくさん食べた分、スイーツが減ったからではないでしょうか？

アメリカのケーキは派手な色をしてとても甘いです。ケーキを焼くために乳脂肪もたっぷり入っているはずなので、乳脂肪制限につながったということだと思います。

子供の間は糖質をたくさんとっても成長に使われるのでいいのですが、成人した方には果糖は糖尿病につながりやすいので、あまり取らない方が良いと思います。

夫婦喧嘩したとき、怒鳴るような人は心臓系の病気になりやすいそうです。だんまりの人は肩こりとか筋肉の異常になりやすいそうです。

なんとなくわかる気がします。怒鳴ると血圧も上がるし脳圧も上がりそうです。でも、年とともに丸くなるんじゃないでしょうか？

私の父は怒鳴ったりしてましたが、2度目の結婚ではまったくそんな姿は見せなかったそうです。1度目の結婚の反省があったのでしょうか？

怒鳴る父を見て育った子供たちは、怒鳴るようなことはしなかったですね。職場でも気性の激しい人の息子さんがとても穏やかな人だったことがあります。

隔世遺伝するなんていいますが、穏やかな人の子孫は再び、荒い気性になるのかもしれません。どちらにせよ、心臓に悪いから怒鳴るのはやめましょうね！