抗生物質で壊すのは胃じゃなくて腸なんです
Posted on: 土曜日, 3月 12th, 2016 in: クリニックより抗生物質を飲むと胃が悪くなるといって、胃薬を併用していることが多いのですが、おかしくなるのは腸内細菌なので、胃薬じゃだめなのにと思うことが良くあります
腸内細菌のうち、善玉菌がやられて、悪玉菌が増殖します。そのために便秘か下痢になります。そのとき、胃を持ち上げるので、吐き気や胃の不快感があるだけなんです。
抗生物質に整腸剤を加えるならともかく、胃薬を加えるのはナンセンスなんですよ。おまけに、点滴の抗生物質なら胃を荒らさないと思っていますが、これもまちがい。
内服の場合と同様に、腸内細菌を変化させるので、胃が悪くなるんですよ。理由を考えればわかることなのに、慣例で使われているものが多すぎると感じます。