高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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糖尿病の新薬についての発表を終えて

Posted on: 土曜日, 6月 20th, 2015 in: クリニックより

いろんな先生にスライドを送ってみました。その反応が面白かったのです。二人の現役の外科医はまったく興味なし、ふたりの開業医をしている元外科医はそこそこ興味を持ってくれました。

糖尿病専門医は逆に興味なし。あまり普及してない薬だからだそうです。循環器外科の先生は、発表内容より私の言動が面白かったようで、さぞかし疲れたでしょうと。。。

一番反応してくれたのは、循環器内科の先生でした。循環器内科と糖尿病は切っても切り離せないため興味を持ってくれたようです。

不動産業をやっている友人は、むかし光学系の研究で賞を取ったこともある人で、内容をとても評価してくれました。歯科医の友人は普通の反応でした。

色んな人の感想を聞くのもためになります。ぼちぼち、次の発表の準備に取り掛からねばなりません。

高カロリー輸液がよくない理由

Posted on: 金曜日, 6月 19th, 2015 in: クリニックより

高カロリー輸液は、細菌の繁殖にとって格好のえさになります。特に蛋白質の元になるアミノ酸がよくないそうです。最近は末梢からの点滴にもアミノ酸が入っているものがあります。

高カロリー輸液をしていると時々高熱が出ます。カテーテル熱といって、カテーテルに細菌がつくためだろうといわれていました。そのため、抜去するときに、培養に出していました。

ところが、培養してもカテーテルに細菌が出ることはほとんどありません。実は、高カロリーが高熱の元だったようです。カテーテルを抜去しなくてもカロリーを下げると熱が治まることがあるのです。

食べることを忘れてしまった人に、摂食訓練をしているとき、私はわざと高カロリー輸液を低カロリーに変更します。高カロリーのままだと食欲も出てこないからです。

栄養が十分に足りていると、あえて食べようとしなくなります。水分だけ十分に与えて、栄養を与えないようにすると食べようという意欲も出てくるのです。

果物の栽培でも同じようなことが行われています。木に苛酷な環境を与えると甘い果実が出来るそうです。人でも同じことが言えると思います。

ねたきリ老人がいない欧米と日本の違い

Posted on: 木曜日, 6月 18th, 2015 in: クリニックより

欧米では終末期医療はしないためねたきリ老人がいないと本に書かれた先生がいます。なぜ、日本では高カロリー輸液や、経管栄養、胃瘻などが頻繁に行われるのか?

私は内服に対する考え方の違いが大きいと思います。日本では食べられなくなっても内服させようとします。その結果、鼻から管を入れて経管栄養が始まります。

その続きで、鼻からだとかわいそうだからと胃瘻になります。また、食べられなくなれば餓死すると思い、高カロリー輸液が始まるのだと思います。

でも、高カロリーの方がよくないこともたくさんあるのです。カロリーが入らなければ、身体がしんどいだろうと思うんだと思います。

国民性の違いで、日本での終末期医療は変わらない気がします。それと、厚労省が相変わらず支払いをしてくれるので、儲かる方に人は動くでしょう。国が寝たきりを増やしているんですよ。

シャンプーとリンスを間違えたようです

Posted on: 水曜日, 6月 17th, 2015 in: クリニックより

シャンプーしても泡立たなかったことがあります。どうも、詰め替え用のリンスをシャンプーのボトルに入れてしまったようです。でも、前の日には泡立っていたはず。

前々日に入れ替えたのですが、翌日はポンプ内のシャンプーが出てきていたのでしょう。私は、リンスは使わないので、購入するときに間違ったようです。

あとで調べたら、シャンプーとリンスが全く同じデザインで、上の方にシャンプーかリンスか書かれているだけでした。おまけに横に並んでいたので、間違ってリンスを取ったのだと思います。

パッケージのデザインは変えてほしいと思いました。これでは、急いでいたら間違って買ってしまいます。メーカーの方、早く気づいてください!

医療費の都道県格差をなくすために診療報酬を下げる?

Posted on: 火曜日, 6月 16th, 2015 in: クリニックより

医療費の都道県格差をなくすために診療報酬を下げると報道を見ましたが、とんでもないことです。都会の方が高度先進医療も集まっているから、医療費はかかって当たり前です。

おまけに、近畿圏では広範囲から大阪に患者さんが集まってきます。それは、大阪の方が良い医療を受けられると判断されているからです。

逆に、大阪から和歌山などの周辺都道府県に診療で通っているなど聞いたことがありません。大阪から、東京へは通っている人がいます。逆に、東京や名古屋からクリニックに来ている方もいます。

地域医療というものを勘違いしているからこんな案が出るのです。インターネット社会の現代は地域医療の地域というのは、日本国内すべてだと思います。

この案が採用されるなら、もはや日本では医療は出来ませんね。

感染症治療に頭を悩ませています

Posted on: 月曜日, 6月 15th, 2015 in: クリニックより

高齢者で熱が出れば、肺炎を疑います。ところが、尿路感染症のことが結構多いです。尿路感染症の場合、本人に自覚症状がないことが多く、尿検査をしなければ、見逃してしまいます。

尿路感染症を膀胱炎だけと考えると、軽症に思われますが、腎盂腎炎になると一気に敗血症、DICにまでなってしまうので、治療も急がないとなりません。

最近、痰も尿も問題ないのに高熱が出て白血球があがる例がありました。本人には何の症状もないので、ほかに考えられることは胆道系だけです。

胆道系は胆汁の採取が難しいため、菌の同定が出来ません。エコーで胆石があれば、診断しやすいですが、何もない場合もあります。その場合、予測での抗菌剤投与になります。

頭を悩ますことはありますが、効果があれば、熱は下がるので結果はわかりやすいかもしれません。

週末の朝の番組(あの人に会いたい)

Posted on: 日曜日, 6月 14th, 2015 in: クリニックより

週末には何となく悲しい番組が流れています。過去にとても良いことを言っていた人を紹介しています。でも、皆さん亡くなられているんですよ。

ほとんど知らない方なので、生きておられる間に知っておけば良かったと思います。かなり有名な方ばかりなのでしょう、お元気だった頃のインタビュー映像もあります。

亡くなってからも、こういった形で、思いを伝えたかったと思うので、いいことだと思います。でも、すでに亡くなられている方ばかりなので、番組を見るといつも複雑な思いになります。

生きているうちにもっと伝えていかないとならないなあって、どうすれば伝えていけるのかを改めて考えてしまいます。

歯ブラシのメンテナンスが大事だとわかりました

Posted on: 土曜日, 6月 13th, 2015 in: クリニックより

以前から、歯ブラシに歯磨きが残ってしまい、ブラシの根元で固まってしまうことがたびたびありました。歯を磨いた後、十分に洗っていると思っていたのに、洗い方が悪かったようです。

ブラシの横から水を流していたのですが、真上から水を当てた方が良いようです。その方が歯磨きがしっかり落ちるとわかりました。

歯磨きが残っていれば、清潔とは言えないわけで、毎月歯ブラシを交換しても、歯肉には良くなかったでしょうね。

しゃべることが仕事なので、口臭に関してはとても気を遣っています。歯周病が口臭の原因になるので、ウオーターピックも使っていますし、昼間はコーヒーもブラックしか飲みません。

ところが、歯ブラシが汚れていたんじゃだめですよね。(笑)

昔の仲間に会いました

Posted on: 金曜日, 6月 12th, 2015 in: クリニックより

お互いがなぜ知り合いだったのかも忘れてしまっていました。今度、飲みにでも行こうって雰囲気にもなりました。誘いが来るかも知れないけど、やはり行かないと思います。

昔話を聞くのが嫌なんです。昔の仲間のその後どうなったかなんて聞きたくありません。今どうしているかが大切で、仲間も今の仲間で十分だと考えます。

講演の時、略歴を紹介されます。略歴と良いながら、長々話が続きます。私は、昔のことはどうでも良いので、現在持っている資格と勤めている場所だけ話してもらっています。

そんな風に思っている医者は少ないのでしょうね。講演会を聞きに行くたびにそんなことを考えています。

きっかけは何でも良いので、身体のことを考えましょうよ!

Posted on: 木曜日, 6月 11th, 2015 in: クリニックより

銭湯に行っても、喫茶店に行っても周囲で盛り上がる話と言えば、病気の話。。。何がきっかけでも良いから、身体のことを考えてほしいのですが、病気の話で盛り上がるのはどこか違いますよね。

どこのサプリメントを飲んだら良いとか、青汁が良いとか口に入れるものの話題ばかりで、げっそりします。そんな話を、パフェでも食べながら話している人がいればなおのことがっかりします。

町を歩けば、乳製品が山のように売られていて、それを見るたびに”乳がんの元なのになあ”って思います。見なければ、ほしくなることもないのだから、商店街を歩くより、一本はずれた通りを歩く方が良いでしょう

私は、立ち止まるのが嫌いなので、信号は待たずに地下に降りて、階段で上ります。動き続けていたいといつも考えています。立ち止まったら、それまでって感じるのです。