高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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利尿薬なのに、高血圧の薬だそうです

Posted on: 水曜日, 12月 10th, 2014 in: クリニックより

利尿薬の改良型が出ていて、従来のように女性化乳房を起こすこともなくなっているようです。ところが、適応疾患は高血圧だけです。利尿薬の一種ですが、尿のでもさほど増えないとのことです。

心不全予防に使えるようですが、従来のように利尿で水分を引いて心臓への負担を和らげるのではなくて、心筋自体の肥大を解消してスリムにするようです。

確かに、心肥大というのは心臓自体が風船のようにふくらんでいる場合と、筋肉が肥大してしまっている場合があります。筋肉が肥大してしまっている人には良いのでしょう。

それ以外に、アルドステロンが高くて血圧が上がっている人に良いようです。アルドステロンの測定はとても難しいので、使ってみて効果があるかどうかってところなんだと思います。

どちらにせよ、いい薬が出たことには変わりありません。最近は、強力な利尿効果を出す薬も出ているので、心不全にはいい環境になってきたんだと思います。

難病指定がかなり増えるそうです

Posted on: 火曜日, 12月 9th, 2014 in: クリニックより

難病に指定される病気が増えていて、最近100種類になったそうです。順次増やしていって、300種類ほどになると言うことです。難病に指定されると、指定医しか診れなくなるようです。

これは、往診の施設では重大な問題になっています。私に、難病の指定を取ってくれと言われましたが、私は取る気はありません。クリニックの方針として、難病を扱っていく気が無いからです。

そうなると、難病を持っている方は難病指定医を受診してもらって、訪問看護の指示書を書いてもらわないとならないようです。国がなぜこんなことをするのか、往診を減らして、受診を増やそうと言うことだと思います。

受診できそうな人も現在は往診になってるケースがたくさんあります。施設の人は受診につきあってられないのですが、家族の協力も得られず、天涯孤独で家族すらいない方もあります。

介護タクシーなら受診できそうな人でも、現状では往診になってしまうわけです。往診料の引き下げをして、次は往診できないようにしていこうとしているのでしょうね。国の考えていることはわかりません。

精神科の薬の勉強をしていて知ったこと

Posted on: 月曜日, 12月 8th, 2014 in: クリニックより

精神科の薬について、特に睡眠薬についていろんな規制が始まりました。原則、一種類の薬にすることって変わってきたのです。確かに精神科が出している薬の量は半端じゃありません。

医師会雑誌の特集記事をぼちぼち読んでいてわかったことは、躁鬱病とうつ病は別の疾患ととらえられるように変わっていたことでした。躁鬱病でも、うつの時期はうつ病として扱うと思っていたら、違ったのです。

そういえば、最近診ていた患者さんにそういう兆候がありました。大きな違いは睡眠だったのです。うつ病であれば、不眠に陥りますが、躁鬱病のうつの時期は過剰に睡眠を取るようです。

確かに、私の患者さんは昏睡のように寝ていました。躁状態の時の疲れが出るのか、病的な昏睡と間違えるほどでした。精神科については、専門の先生にお任せしているのですが、だらだらと特集記事を読むのもあながち無駄ではなかったわけです。

迷子のアナウンスを聞かなくなりました

Posted on: 日曜日, 12月 7th, 2014 in: クリニックより

テーマパークで迷子センターも見かけなくなったし、迷子のアナウンスを聞くこともなくなりました。そんなことになぜ気づいたかというと、テーマパークにかわいらしいカードが置いてあったからです。

どうぶつの顔になったカードの裏には名前と携帯電話の番号を書く場所がありました。名前は子どもさんのもので、携帯電話の番号はお母さんの番号を書くのだと思いました。

輪ゴムが付いていたので、どこかに取り付けておけば、迷子になってもすぐ連絡ができると思いました。昔は、”何歳ぐらいの子どもさんが迷子になってどこどこでお預かりしています”などというアナウンスをよく聞いたものです。

無くなったことに気づかないってことは多いです。更地になっているのを見ても、元々何があったか思い出せなかったりします。新しい店がオープンしても、前にどんなお店だったかも思い出せません。

普段当り前に思っていることが、無くなってみて初めて便利さに気づいたりします。迷子のことに関しては、良い方向に変わってきたのだなと感じました。

冬に向けて準備が進んでいます

Posted on: 土曜日, 12月 6th, 2014 in: クリニックより

板のメンテナンスを郵送対応でやってもらっているので、ショップにも伺いました。広い店内にすごくたくさんの板や、付属品が並んでいて、目移りしてしまいました。

ヘルメットだけ新品に換えて、来年の板の購入について相談してきました。冬のスポーツですが、いい物を調達しようと思ったら、夏にしかそろってないのです。

どういう板にするかを春までに決めて、連絡しておかなければなりません。寒くなってきてから動いても、いいものが手に入らないのです。

ショップのなじみの方に、上を狙うのか聞かれましたが、イントラ止まりで上は狙わず、大会などに出て行くつもりだと話しました。そういったことも含めて、板も選んでくれると思います。

あとひと月なので、ぼちぼち足を鍛えないとなりません。白銀の世界に戻るのが楽しみです。

阪神高速守口線の通行止めがやっと終わりました

Posted on: 金曜日, 12月 5th, 2014 in: クリニックより

阪神高速守口線が通行止めになっていたので、仕事にも影響していました。高速が止ると大阪市内の道が混雑するので、どこに行くにも車が不便になってしまいます。それで、往診も送ってもらって行っていました。

往診先から再び電車の駅まで送ってもらって帰ってくる生活でした。普段電車に乗ることが少ないので、こういう機会に少しうろうろしてみました。新たな発見も有り、意外と電車も良いなあと思いました。

しかし、往診を抱えている以上、急な容態の変化で急遽動かないとならないことがあるので、普段は車じゃないと無理なのです。急な予定変更は、外科をやってきているので特に苦痛を感じることもありません。

むしろ、すぐに動けないことの方が苦痛に感じます。阪神高速の通行止めが終わって、やっと日常の生活に戻ります。年末に向けて、いろいろ片付けていかないとなりませんね。

 

隠れ貧血に要注意

Posted on: 木曜日, 12月 4th, 2014 in: クリニックより

フェリチンという値を測ったことはありますか?一般的な採血では行われない項目です。ところが、これを見ないと貧血じゃないと言い切れないのです。一般的に、ヘモグロビンの値で、貧血があるかないか判定されますが、問題も多いのです。

出血があっても、身体はすぐに補充をするので、補充されたあとでヘモグロビンを測っても正常値になります。ヘモグロビンが低いと言うことは補充するために必要な鉄が全くなくなっている状態なので、ひどい状態なのです。

脱水があってもヘモグロビンは高く出ます。高熱などのあとは貧血がないように見えがちです。フェリチンは貯蔵鉄の量を反映するので、これが低く出るようなら、ヘモグロビンが正常でも隠れ貧血と言うことになります。

正常値下限は5ngということになっていますが、正常値の範囲が5-120とあまりに広いのです。12ng以下なら貯蔵鉄不足と言って良いようです。鉄不足の症状は多彩なので、症状からだけで判断するのは難しいです。

毛が抜けやすい、あざができやすい、注意力低下、肩こり、寝起きが悪い、便秘や下痢などまでもが、鉄不足の症状に入るそうです。貧血が持病だと思っている方。。。。。貧血は全身酸素不足の重大な病気なので注意してください。

病名さえあれば、施設に入れるそうです

Posted on: 水曜日, 12月 3rd, 2014 in: クリニックより

いろんな職業の人がいて、施設を斡旋する職業の人もいるそうです。施設に入るには、介護保険が必要なので、年齢が高い必要があります。若い人なら、障害者認定を取っているとか特殊な病名がいるそうです。

ある方に、病名が付けられないかと相談されました。病名一覧を見ましたが、どれも該当しません。病名さえ付けてくれたら良いと言ってたようですが、虚偽の診断は出来ません。

カルテも診断書も公文書なので、嘘を書けば犯罪になります。でも、簡単に病名を付けてくれという人は後を絶ちません。そんな簡単なものじゃ無いのに。。。。。

結局、がんが見つかれば解決するよと患者さんに話しましたが、がんがあったら自分が困ると言われました。当たり前の話ですよ。結局、がんについては腫瘍マーカーが上がっているだけですが、精密検査をすることになりました。

腫瘍マーカーも下がってきているので、おそらくがんは無いでしょう。もし、がんがあって施設には入れることになっても、本人にすればうれしいことではありませんから、無いことを望みますね。

何のためにと言うことをしっかり考えていれば、施設に入るために病気を作ることなど出来ません。でも、書類だけを見ている人は、そんなことも考えるのでしょうね。

大腸CTの勉強会に行ってきました

Posted on: 火曜日, 12月 2nd, 2014 in: クリニックより

大腸CTの講演会を聞いてきました。演者はクリニックで連携をとっていただいている上野クリニックの上野先生です。炭酸ガス注入装置の会社とワークステーションの会社に事前に説明を受けていたのですが。。。

さすが上野先生って感じでした。外科医である彼の説明は理論的で、展開が速く、内容がとても整理されていました。大腸CTが放射線科の医者には人気が無く、内視鏡をやる医者にも人気が無い理由もわかりました。

上野先生が外科医だったから導入できたんだということもよくわかりました。大阪では大手前病院もやっていますが、件数は少ないようです。

クリニックではようやく大腸CT検査を一回の受診だけで終わらせるように準備が整ったので、いままで二回行ってもらっていた手間も省けるようになりました。

上野先生からは、うちからの紹介患者さんは事前に十分説明を受けているので助かってますと連絡が来ています。相互協力が大事ですよね。紹介するといっても、丸投げされたんじゃ、かないませんからね。

いろんなことにチャレンジしていく中で、従来の検査も大事にしていく、新しいもののよさと古いもののよさを十分知った上で選択して行こうと思います。

肛門疾患のガイドラインが出来たようです

Posted on: 火曜日, 12月 2nd, 2014 in: クリニックより

ガイドラインというのは、医者に対する指示書のようなもので、こういった場合は、こういう治療をしなさいと書かれています。何が書いてあるのか興味はありますが、たぶん見ることは無いと思います。

体から何かをだす操作というのは、排便と排尿の二つしかありません。たまには、嘔吐という方法で体からだすこともありますが、嘔吐は誰が考えても大変な操作です。

排便と排尿なら、排尿は意識を失うことはありませんが、排便によって意識を失って救急車で運ばれる人もいます。それぐらい大変な操作なんです。

どんな排便方法をしているかを知らないと、何故病気になったのかもわかりません。排便方法だけで無く、何を食べて何をだしているのか知らないと、何故悪化させたのかもわかりません。

一日一度の排便でも、それに関係しているのは24時間に食べたもの、内容、生活などすべてが関わってきます。そこに、その日の精神状況まで関わってきます。

そう考えると、肛門疾患というのは、生活習慣病の内科から、精神科まで関わってくるのでは無いでしょうか?肛門科が肛門だけ見ているから良くならないのでは無いでしょうか?

私は、外科医ですが、極力メスは持たないことにしています。切らずに済むことであれば、その方が良いに決まっていますから。