高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

隠れ貧血に要注意

フェリチンという値を測ったことはありますか?一般的な採血では行われない項目です。ところが、これを見ないと貧血じゃないと言い切れないのです。一般的に、ヘモグロビンの値で、貧血があるかないか判定されますが、問題も多いのです。

出血があっても、身体はすぐに補充をするので、補充されたあとでヘモグロビンを測っても正常値になります。ヘモグロビンが低いと言うことは補充するために必要な鉄が全くなくなっている状態なので、ひどい状態なのです。

脱水があってもヘモグロビンは高く出ます。高熱などのあとは貧血がないように見えがちです。フェリチンは貯蔵鉄の量を反映するので、これが低く出るようなら、ヘモグロビンが正常でも隠れ貧血と言うことになります。

正常値下限は5ngということになっていますが、正常値の範囲が5-120とあまりに広いのです。12ng以下なら貯蔵鉄不足と言って良いようです。鉄不足の症状は多彩なので、症状からだけで判断するのは難しいです。

毛が抜けやすい、あざができやすい、注意力低下、肩こり、寝起きが悪い、便秘や下痢などまでもが、鉄不足の症状に入るそうです。貧血が持病だと思っている方。。。。。貧血は全身酸素不足の重大な病気なので注意してください。

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