高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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朝食の重要性をやっと教育の現場が認識したようです

Posted on: 水曜日, 9月 17th, 2014 in: クリニックより

朝食は、和食だと言い続けてきました。子供の頃の教育が悪かったから、朝食がないがしろにされ、和食が敬遠されてきました。その結果、糖尿病が蔓延したのです。

教育現場こそ知るべきだと思ってきました。教師という人たちとも話をしてきました。でも、結局は今までどうりで、給食だけが注目されて、パン食が続いているようです。

日本に給食が入ってきたから、おかしくなったんだとずっと主張してきました。給食は、朝食が取られていることが前提だったわけで、その前提もいつしか消えてしまっているわけです。

ある大学で、朝食を和食で100円で提供するなんて画期的なことを初めてくれました。栄養を勉強する大学はもっと早くに気づくべきだったのではないでしょうか?

こういうことが推し進められて、小学校でも中学校でも、朝食の給食が始まったら良いのになって思います。

尿路感染症の恐怖

Posted on: 土曜日, 9月 13th, 2014 in: クリニックより

尿路感染症で簡単なものは膀胱炎です。これは痛みを伴うので、早く発見できてすぐ治ります。ところが、膀胱より上の尿路で感染を起こした場合とんでもないことになることを知りました。

そういえば、病院入院中の方で、発熱の原因がよくわからないことがあります。注入食の方などは、すぐに肺炎と診断されます。ところがレントゲン撮ってもCTをとっても肺に病変が見当たらないことがあります。

そういった場合、尿路感染を疑います。ところが、治療が少し遅れると敗血症まで起こすのです。急性腎不全になったり、血小板が減って出血しやすい環境になったり、びっくりするぐらい早く病状が悪化します。

このとき、抗生物質の選択を間違うと、大変なのです。抗生物質の新しい考え方を勉強し始めて、一度に大量投与で良いものと、一日に何度も投与しないとならないものとがあるとわかりました。

菌が強ければ、そこまで考えて使わないとならなくなるわけです。ところが、一方で老人ホームなどでは、一日一回の投与でもちゃんと効果が出るので、何が違うのか悩んでしまいます。

そんなときに、スタンダードプリコーションということを知りました。患者さんの汗も感染源と考える手法で、頻回の手洗いを義務づけたものです。確かに院内感染は、人の手で介されます。消毒するより、流水で流す方が消毒効果が高いことは、外科の現場でもわかってきています。

ということは、病院は汚いと言うことでしょう。確かに老人ホームより不潔な感じがします。入退院も多く、他院から転院してきた患者さんが汚い場合もあります。救急を取っていればもっとひどい状況になります。

尿失禁、便失禁でぐちゃぐちゃになった人が運び込まれるからです。どうやれば、清潔を保てるのか、難しい問題ですが、何とかしなければならないことです。お見舞いに来た家族には、その辺をべたべた触らないようにと言わないとなりません。

人の手が汚い証拠に、便器よりキーボードの方が汚いという有名な話があります。わたしは、キーボードは定期的にアルコール消毒してますけどね。。。皆さんもキーボードはきれいにしておいてくださいね。病気の根源かもしれませんから。

切り傷の時にあったらいいもの

Posted on: 金曜日, 9月 12th, 2014 in: クリニックより

包丁などで切ってしまったとき、自宅や職場にあったら良いものがSteri-Stripです。海外では薬局で普通に売られているしアマゾンでも売っています。ところが日本では情報すら、医療関係者向けにしか出てきません。

私もよく手を切ってしまうのですが、Steri-Stripで止めます。結構出血しているときでも、Steri-Stripを貼ってしっかり押さえていれば出血も止ります。病院に飛び込んでくる人の多くは、バンドエイドを何重にも巻いて、血が止らないと来られます。

血を止めるためには、創部をしっかり閉じて、創部を上から押さえるか、心臓に近い部分をゴムなどで一時的にくくって、血が回らないようにするかです。Steri-Stripは縫合するに近い効果があるので、絶対自宅に準備してほしいものです。

どうして日本で一般販売されていないのか、規制の多い日本では許可されていないのかもしれません。でも、医療売店なら販売できるはずです。うちには医療売店があるので、販売できるものなのかどうか調べてみましょう。

注入食のおかしな話。。。

Posted on: 木曜日, 9月 11th, 2014 in: クリニックより

経管栄養と言って、管から栄養を胃や腸に流し込んでいる患者さんがいらっしゃいます。飲み込みが出来なくなった人への処置です。ところが、これに使う濃厚栄養剤が薄めないと下痢をしたり、水分が足りなかったりして、水分追加が必要でした。

水分の追加は、以前は栄養剤に混ぜて薄めていましたが、感染の問題があるので、点滴のようにワンパックになって混ぜないように変ってきています。それで、追加の水分を栄養剤の前に投与するか、後に投与していました。

ところが、後に投与すると戻すことが多いので、前に投与することが推奨されるのですが、前に投与する方が手間がかかると看護師は嫌がります。そのために、戻しやすい人に対しては、前に水分を投与することと、投与時間を2時間かけてするように指示が必要でした。

何故水を追加しないとならないのか、その辺がおかしい話だったのです。点滴は、体重あたりで必要水分を計算しますが、必要水分を投与すれば、必要な電解質も入るようになっています。ところが、注入に関してはそうはなっていなかったのです。

これを改善した栄養剤も最近出てきていたようです。やっとそれに変更することが出来て、安心することが出来るようになりました。注入で栄養剤を投与する人はほとんどが寝たきりなので、床ずれ予防のためにも体重を落とす必要があります。

なので、投与カロリーは少ない目で良いのです。転院してくる患者さんは、マニュアルどうり投与されているのかほとんどが肥満気味になっています。それも調整しないとならないので、注入食の内容決定にはいろいろ考えないとなりません。

濃厚栄養剤が何故こんなことになっていたのかは、1mlが1カロリーなどとカロリー計算がしやすいようになっていたためではないでしょうか?患者さん側にたって考えていなかったのだと思います。作っているのも食品メーカーなど医療系ではないのも原因かもしれません。

点滴を作っているメーカーが作れば、こんなことにはならなかったと思います。電解質については、体重あたりの必要量の計算が結構難しいので、研修医いじめに使っていました。計算して来いって言うと大変な思いをして計算してきます。

でも、回答は簡単なのです。体重あたりに必要な維持輸液に含まれている電解質の量を計算すれば良いわけです。私も研修医の時に苦労して計算したのですが、計算した上で維持輸液の中身を調べて不足分を追加しようと思ったら、足す必要がなかったことで気づいたんですけどね。。。。。

透析前栄養指導の施設認可に失敗

Posted on: 火曜日, 9月 9th, 2014 in: クリニックより

2年がかりで、人をそろえて講習も受けに行ってもらい、書類をそろえてやっと施設認可が取れると思いました。ところが、常勤の看護師と記載されていた内容は、正看護師しかだめだと連絡があり、申請を取り消すように言ってきました。

正看護師という指定はなかったのに、役所というものはひどいところです。准看護師であっても現場で日々、蛋白質制限の話をしているのです。透析にならないようにの指導は、糖尿病に成り立てでもやっています。

開業医は病院と違って正看護師の人数の規定はありません。医師会が育ててくれている准看護師は開業医向けなのです。正看護師の方が給料が高いので、開業医はたいがい准看護師を雇っていると思います。

それであれば、透析前栄養指導の施設認可は開業医には高嶺の花と言うことになります。では、糖尿病治療の最前線って病院なのでしょうか?開業医にかかっている糖尿病患者さんの方が多いと思います。

病院ではかなり待たされるので、身近な開業医を選んでいることの方が多いでしょう。国のしていることは、病気を治すってことからほど遠いと思いました。病院ばかりを優遇し、開業医は冷遇されているわけです。最前線なのに。

病気の百貨店のような患者さん。。。。

Posted on: 日曜日, 9月 7th, 2014 in: クリニックより

検診で引っかかったと病気の百貨店のような患者さんが来られました。病名をつければ、糖尿病、高血圧、肝機能障害、高尿酸血症、高脂血症です。すべてに薬を出せば、数種類になります。でも、肝臓が悪ければ、使える薬に制限がかかります。

それで、まず肝臓を治すことにしました。アルコールによるものだとわかっていたので、アルコールは制限します。でも、脂肪肝もありますから、それだけでは良くならないでしょう。糖尿病の治療を早く始めないとならないので、治療は急ぎます。

肝臓に効果がある注射を打ちながら、まずは体重を落とすことだと話しました。肥満はすべての病気の根源なので、当たり前の話です。患者さんはアルコールの制限を始めてくれて、注射の効果もあり、肝機能は少しずつ良くなってきました。

そこで、糖尿病の薬で体重を落とす効果があるものだけ処方しました。この薬も肝臓が悪いと良くないらしいのですが、肝臓を良くするためにも体重を落とさないとならないので、フライングして使い出しました。治療前には、INBODYで体脂肪や筋肉量をはかります。筋肉を落とさずに脂肪を落とすダイエットが必要だからです。

その後、尿酸値は正常になり、LDLコレステロールまで正常値になり、おなか周りが緩くなってきて、一ヶ月もたたないのにどんどん良くなってきたのです。ちょっとしたきっかけで、何でも治るってことがわかりました。

3年前の検診から、医療機関を受診するようにと指示が出ていたのですが、重要性がわからなかったので放置していたようです。今回はレッドカードが出て、医療機関からの報告書の提出を求められたのです。そこまで行かないと病院には行かなかったようです。

改めて、検診が全く機能していないことを知りました。検診をしている医療機関は、いったい何をしているんでしょうね。報告書を郵送するだけじゃ、理解しないでしょ。検診の結果は医者から説明してほしいものです。それがないから、町には病気の人があふれているじゃないですか。。。

ボルダリングを体験してきました

Posted on: 土曜日, 9月 6th, 2014 in: クリニックより

思ったより上っていくのは難しくなかったのですが、横移動などが意外と難しかったです。短時間にかなりの筋力を使うので、筋肉痛はかなり出そうです。運動になるかどうかについては疑問ですね。

ボルダリングしたら、おなかが引っ込むらしいとのことですが、おなかが出ていたら、はなからできないって感じです。指の筋肉を使うので、趾の筋肉痛は出ると思いますが、前腕部の筋肉痛も出るでしょう。

安くできる運動は何があるかを調べていて、ボルダリングか市民プールぐらいだとわかりました。何をしようと思っても、まず入会金が発生するのがかなわんなと思い、入会金が不必要なものを探していました。

入会金と毎月かかる会費は意外な出費になります。スポーツジムでも単発で使えたらもっといけるのになって思います。入会したら行くだろうと思いきや、いかないとならないというプレッシャーが増えて、行けない理由を考えるストレスも増えます。

だから、何かに入会するのは精神衛生上よくないと思うのです。ボルダリング以外にも単発で行ける運動を探してみようと思います。

めがねのその後。。。。。

Posted on: 金曜日, 9月 5th, 2014 in: クリニックより

”めがね変えたんですか?” 昨日、聞かれちゃいました。彼は同じビルのテナントの方で、gethappyというサイトを立ち上げている方です。そこに私の紹介ページを作ってくれているそうです。トレードマークだった赤のめがねじゃなくなってるねって意味だったようです。

赤のめがねは、梅田の店に修理に持って行ってもらいました。スタッフが帰り道なので、2度も持って行ってくれたのです。もともと、心斎橋に店があったのですが心斎橋は撤退して今は梅田と難波しか店がありません。

2度目にいってくれたとき、こんなことしてたんじゃないですか?って、片手で外す振りを店員さんがしたそうです。そうそう、そうやってました、と大笑いしたそうです。老眼になっているため、書類を書くときや、手術でも細かい作業になるときは、めがねを外していたんです。

確かに、両手で外さず右手で外していました。めがね自体に、バネの機能があったようで、それがだめになったそうです。でも、両手で外すなんてゆっくりしたこと出来ない品あって思いました。今のめがねは、片手では外せないタイプなので、案外良いのかもしれません。

めがねは気に入ったフレームが見つかるのに手間暇がかかり、気に入ってもかけ心地が良くなるまでに何度も調整してもらいに行かないとなりません。それで、今のところ作り直す気はなくて、もう一度修理できないか持って行ってみようと思っています。

梅田の店員さんより、心斎橋にいた店員さんが難波に移動しているようなのそっちに行く方が良いなあと思っています。顔なじみの人なら、なにか良い案を考えてくれるかもしれません。そのうち行ってみようと思っています。

めがねが壊れたとき、何人もの患者さんから、めがねの話をされました。今のめがねも似合ってるよって皆励ましてくれました。黒縁めがねは威圧感があるので仕事では使いたくなかったのですが、当分はこのままでいようと思っています。

関西空港のうれしい話。。。

Posted on: 木曜日, 9月 4th, 2014 in: クリニックより

関西空港が寂れてきだしたころ、何とか活気を取り戻してほしいと、南半球と金沢を結ぶツアー企画もしました。旅行会社じゃないのでそういったことがすぐに反映されるわけではなく、そのうち、SARSの件で、国が成田しか守ろうとしていないことも知り、落胆していました。

ところが、アジアからの旅行者で賑わいを取り戻しているようです。意外なところから関西空港が立ち直れそうです。最近、アジアからの旅行者が増えていることは町中を見ていてもわかります。クリニックにも台湾からの旅行者が受診されたこともあります。

北陸新幹線は金沢まで、リニアモーターカーも名古屋までしか来ないようで、関西は全く切り離されています。ところが、関西では民間の力でいろんなことをやってきたそうです。大阪城を再建したのも民間、淀屋橋やいろんな橋を架けたのも民間、淀川の花火も実は民間だったようです。

関西は医療の面でも先陣を切っている分野があるそうです。乳がんでもそうでしたし、糖尿病も関西から発信しているようです。大阪の人間は昔から、大阪を独立国にしても良いと思っていますよ。大阪の人間はなかなか大阪から離れようとしないのも事実です。

私にいろんな嫌なことが起きたときも、周りは私が東京に出て行くと思っていたそうです。まさかですわ。私は、大阪から離れるつもりはなく、大阪の中心部に城を構え、出て行くのは私に嫌がらせをした人たちでしょうって思っていました。

今は、名古屋、山梨、新潟など遠方からも来てくださる方に恵まれ、信じていたことに間違いはなかったと思っています。大阪だけでも良い医療が受けられる町にしようと思ってきたことが、少しずつ完成していっている気がします。

最近は黒門市場とも連携がとれだして、食を大事にしているクリニックとしてはありがたいことです。不可能なことはない、いつでもそう考えています。何か方法があるはず、患者さんの治療でもあきらめることなく前に進んでいます。

中国で肥満が問題になっているようです

Posted on: 水曜日, 9月 3rd, 2014 in: クリニックより

中国で肥満が増えているようです。理由は欧米の食事が広まったからでしょうが、糖尿病もかなり増えていると聞いています。一人っ子政策も影響しているそうですが、映像では年配者も出ていたので、それだけではないでしょう。

昔、中国の人はやせているので、中国料理が良いのかお茶が良いのだろうとダイエットに導入されていましたが、今から考えるとそうではなかったとわかります。社会主義の国だったので、食事もあまり豊かではなかったのだと思います。

ウーロン茶とかジャスミン茶が脂肪を落とすと思われていますが、それも効果に疑問がありますね。ヨーグルトが日本に入ってきたときも長寿に関係あると思われていましたが、結果的に乳脂肪の取り過ぎにつながり、乳がんが増えた気がします。

逆にお寿司がヘルシーだと海外に広がっていますが、日本人にとってはヘルシーだとは思いません。動物性脂肪の多い食事が中心の国ではヘルシーと扱われていても、日本人には糖分と塩分が多くなるので良くありません。

お寿司は何かのお祝い事で出されていた料理なので、日常に持ち込むのは考え物です。いろんな料理がいろんな国に普及して、世界中の国でいろんな料理が食べられるようになっています。

私たちは、噂をうのみにせず、何が必要なのかをじっくり考えて口にする必要があるようです。