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内科/外科/糖尿病・内分泌内科/消化器内科/肛門内科/形成外科/ (予約優先) ひらいクリニック 大阪市中央区南船場3-2-6 大阪農林会館 B-1号室 TEL06-6125-5350 FAX06-6125-5351

ひらいクリニック

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薬の情報が、ほとんど入らなくなっています

Posted on: 火曜日, 6月 19th, 2012 in: クリニックより

院内薬局の時は、勉強会をさせてくれと、卸業者を通じてたくさんの製薬会社がやってきました。講演会の案内も、かなりの量が来ていて、行くと言えば、タクシーチケットを渡されました。そのため、週二日、薬の勉強をしていることも多々ありました。ところが、院外薬局に出すようになったら、全く情報が入らなくなったのです。

卸の担当者にもよるので、卸の業者自体も変えてみました。その都度、講演会などの案内がほしいと言ってきましたが、2社変更してみましたが、全く変わりません。それどころか、上から目線でものを言われるようになりました。勉強会をしても、お弁当は出さないことになったと嘘までつかれたのです。あまりに、ひどいため別の方法を探してみています。

処方箋薬局に処方箋を出しても、処方するのは医療機関側なので、薬の情報は医療機関に伝えるべきです。副作用や併用禁忌なども、医者に責任があるわけで、薬局はなにも責任をとってくれません。それなのに、高額取引する薬局には、愛想良くして、医療機関は無視するなど、もってのほかです。

医薬分業といいますが、薬のほうでしっかり責任を持ってやってくれてるとは思えません。何か問い合わせがくれば、主治医に聞いてくれといいます。併用薬がないか、しっかり聞きとりするわけでもなく、新たな情報をフィードバックすることもありません。患者さんは、診察室を出てから、いろいろ思い出して話をするものなのです。看護師は、そういった情報をフィードバックしてくれますが、薬局はそんなことまでやってはくれません。

どんどん、医療の質が低下しているのは、医薬分業のせいかもしれません。

有給って何なのでしょうね。

Posted on: 日曜日, 6月 17th, 2012 in: クリニックより

医者には、有給というものが存在しません。規約上あるようですが、有給として取ることはまずできないからです。医療業界では、医者以外にはちゃんと有給があります。でも、有給消化ができないとよく聞きます。有給を買い上げしてくれることもないので、期限が過ぎると消滅してしまうだけだそうです。なぜ休みたい時に休めないかというと、余分に人を雇っていないからです。

人は、必要最小限の人数だけ雇うと、休まれると困ると言うはめになります。それで、クリニックでは、余分に雇っています。オペ室に勤務する知り合いが、オンコールで呼ばれて、朝まで働いたら、次の日は休ませてもらえるそうですが、有給を使うことになると言っていました。有給消化率は、高い職場のようなので、他の部署に比べるといいようにも思います。でも、病院の都合で、朝まで働いたのだから、有給ではなくて、休ませてあげればいいんじゃないでしょうか?

私が、ロタウイルスにかかったことがあります。ひどい嘔吐と、白色便だったのですぐわかりました。感染力が強いので、数日休んだほうがいいと考えました。同僚の医者にも、子供さんがいたからです。ところが、その当時、半年過ぎていないから、有給は使えなくて、病欠なのに、無休扱いされました。私は、症状が治まってきたので、働いてもよかったのです。他の人の手前、迷惑をかけたらいけないと思って、自主的に休んだのです。

おかしなことだなと思いました。有給って、なんであるんだろうとも思いました。有給なんて言われるから、休む必要がなくても、休みたくなる気持ちもわかります。でも、有給があるのに、取れないなんてありえませんよね。イライラする元です。それなら、適度に休んでいいよ。でも、みんなに迷惑かかるから、その辺のことわきまえてよねって、やってるほうがいいように思います。いつでも休めると思えば、安心して働けますから。

労働基準法で、有給のことも定められています。でも、守られてないんだから意味ないですよね。有給をどぶに捨てている人は、どこに訴えに行ったらいいんでしょうか?

奈良で、外科医をする羽目になりそうです

Posted on: 土曜日, 6月 16th, 2012 in: クリニックより

日曜日のアルバイトを探していました。人ごみが嫌いなので、日曜日に出かけることもないし、ぶらぶらしていても仕方ないと思って、アルバイトを探してもらいました。スタッフの知り合いの人間交差点の斎藤さんという方が、探してくれました。人材紹介会社のようです。それで、病院も見学したいし、院長に会いに行ってきたのです。

ところが、看護部長から、主任さんから、たくさんの方が待ってくれていました。外科医がいたけど、病気になって退職してしまったそうです。それで、とても困っていたようです。日曜日に、中心静脈栄養のルートの入れ替え、胃ろうの増設、気管切開、小さな手術などしてほしいと言うのです。日曜日は、スタッフが少ないので、スタッフさえ準備できるならいいですよと話していました。

ところが、院長から、骨折の手術や、胆石の手術、腸閉そくの手術までやってくれと言われました。骨折は、介助しかできません。整形外科の分野ですから。直達牽引だけならできますと言いました。主に腹腔鏡の手術をしていたのですが、その道具はないとのことでした。ところが、借りてもいいと言うのです。

開腹でも手術できますが、それにはいろんな問題があります。麻酔の問題、術後の問題、常勤の外科医と意見が合うかどうかなど。常勤の先生もいらっしゃるのですが、整形外科と外科がひとりづつのようです。ひとりでは、手術は大変ですからね。

外科医は、もうやめようと思っていました。ストレスもかかるし、リスクもあります。でも、誰かの役に立つのなら、また技術を使ってもいいのかなと思いました。高齢者を扱う病院だったのですが、元気いっぱいの病院でしたから。有料老人ホームは、空室があるようですし、長期療養型もあります。大阪では、入所待ちで探すのが大変なのに、山をひとつ越えるだけで、まだまだ空きがあるんです。それには、本当にびっくりしました。

連携しているクリニック、介護関連の人たちに早速教えてあげないとなりません。

医療機関の診療開始時間

Posted on: 木曜日, 6月 14th, 2012 in: クリニックより

医療機関の診療開始時間に変化が出ています。正確には、待合のオープン時間です。昔は、診療開始30分前に待合を開けているのが当たり前でした。混む医療機関では、1時間前に開けているところもありました。ところが、個人情報保護法ができて、15分前にしか開けない医療機関が増えました。ところが、先日2カ所の医療機関を受診した際、2カ所とも診療開始時間にならないと、待合を開放しなかったので、びっくりしました。

診療開始前に来た人は、前に並べられた椅子で、座って待っていました。確かに、物を販売する店などは、オープン時間にならないと開けないので、当たり前のことなのかなと思いましたが、ちょっと疑問もありました。完全予約制をとっていなければ、先に来た人が先に診てもらえるはずですよね。でも、診察券を入れる箱もありませんでした。

診察券を入れる箱を出しておいてくれたらいいのかなと考えてみました。初診の人は、カード式の保険証を入れればいいわけです。でも、ちょっと待ってください。まだ、紙の保険証もありますし、後期高齢者などは、保険証以外にも後期高齢者の医療証や介護保険の医療証など紙のものをお持ちです。箱では無理だなあと思いました。

結局、一か所の医療機関では、私以外にはお年寄りの女性が一人だけで、私より先に来れれていたので、先に入ってもらいました。もう一カ所では、10人近く待っていたので、あくと同時に女性陣が、取り合いのように待合になだれ込みました。私より先に来ていた男性は、気後れして最後のほうに並んでいました。これには、不公平感を感じましたね。

うちのクリニックでは、完全予約制にしているので、そういった心配はありませんし、15分前には階段を掃除して、スタッフが門を開けてくれています。まだまだ医療機関は、予約制をとりながら、新患を来た順で取っているので、待たされるイメージです。歯科では、すでに予約をとって改めてきてもらうことをしています。ある歯科では、一度ドタキャンした患者は、二度と予約が取れないようにしているそうです。

歯科以外で、それはできるでしょうか?風邪などの急性疾患、急に容態が悪くなった人など命にかかわる分野なので、かなり難しいと思います。でも、そういった人をどんどん受け入れれば、具合の悪い人までもが待たされると言うはめになります。風邪だと思ってきた人にも、命にかかわる病気だった人はまれにあります。なので、一概には難しいでしょう。

トリアージという方法があります。医者が、先に重症度を決めて回る方法です。災害の現場など、救急の現場で使われます。それを、一般の医療機関でもやってはどうでしょうか?医者が確保できなければ、看護師でも十分です。看護師たちは、直感で急がないとならない状況かどうかわかりますから。それで、急ぐ人には、誰が見てもわかるように印でもつければ、他の患者さんも納得するんじゃないでしょうか?

ある医療機関に同行して行ったことがあります。事前に患者の状況をファックスでも流しましたし、地域連携の方とも話をしました。それで、指定された予約時間の10分前には、病院に到着したのですが、結局1時間以上待たされてしまいました。途中で看護師が、患者の状態を見に来て、具合が悪そうなことも知っていたはずなのに、公平にするため、来た順を守ったのかもしれません。診察の順番がきたときには、脱水を起こしてしまって血圧が下がってしまったのです。

この件は、地域連携に報告しなければなりませんが、単純に電話で言っても聞かないだろうから、タイミングを待っています。近いうち、ある人の手配で、そこの地域連携の人と会えるはずです。その時に、怒りをぶつけるつもりです。クレームを受け付ける施設も多いですが、紙に書かれたクレームに対して、どう対処したかが張り出してあったりします。本当に、わかって変えているのかなと感じます。

私は、クレームを言うのはあまりいいことだと思わないし、患者のクレームを受けることもいいことだとは思いません。患者さんたちは、立場によっては、真逆の要求をしてきますから。クレームより、何がよかったか、誰に好感を持ったかなども受け付けて、スタッフに反映することで、スタッフのやる気もふえるし、好感を得た人を真似するようになるのです。医療機関をどう良くしていくかは、患者側にも責任があるのかもしれません。

遠い国から、うれしい便り

Posted on: 水曜日, 6月 13th, 2012 in: クリニックより

クリニックのペルシャ絨毯を用意してくれたイラン人からのメールです。
家族で、イランに戻ってしまいました。
娘さん二人と、最初話をしていました。
それがきっかけで、お父さんとお母さんとも話をするようになり
自宅に招待してくれたこともあります。

でも、忙しくて行けなかったんですよね。
そのうち、イランに戻ってしまったんです。
イランに遊びに来てと、メールが来るけど、遠い国ですからね。

彼のメールは、カタカナだから、とても面白いです。
家族の写真が添付されていましたが、本人に了解をとってないので、
省略しました。

konichuwa ohisashi buri desu ne , ogenki desu ka?
mina genki? watashi tachi genki desu. iran choto atsuku narimashta.
nihon moto atsui to omoi masu ne. 1shukan mae kara
iran no kita no oumi{ caspian] eide kimashta ,
tanoshi kata. shashing mo okorimasu. dekitara iran ni kite  .
mina yoroshiku ostae .. ja mata mail shimasu bye

笠井の里の開所式に行ってきました。

Posted on: 火曜日, 6月 12th, 2012 in: クリニックより

へき地医療を何とかしないとならない、その一環で岡山に笠井の里というデイサービスの施設がオープンしました。私は、大阪からメールでサポートすることになっています。日曜日に開所式があったので、出席してきました。

デイサービスの施設を作ったと言うので、ありきたりな建物を想像していました。鉄筋コンクリートの三階建、広めの駐車場。広めの病室のような居室、白衣を着たスタッフ。

ところが、予想に反して全く違ったものでした。古民家を改装しただけの場所に、小さなリハビリスペース。畳の部屋もありました。屋内には、立派な梁と、わらぶき屋根がむき出しになっています。スタッフは、作務衣を着ていますし、昔農機具を置いていたんだろう部屋には、古いものが展示されていました。それと、車一台しか通れないような山道を登って行った、山奥なんです。

古民家を残すためにはどうしたらいいだろうかというところから、話が始まったようです。誰も済むものがいなくなった古民家ですが、いろんな人の思い出の場所だったのです。それをどうすれば、残していけるかってところから、デイサービスの施設を作ったのです。地区の方は、大喜びでなんとかサポートしていきたいと。老人会も大歓迎。山里の地を大事にしたいと言う人たちの思いがこもっていました。

リハビリには、最新の機械が入っていました。介護になる前に予防しないとならない、そういった思いが作った器械だそうです。まだ、研究段階だそうですが、コンピューター管理で、各個人に合わせたプログラムができるようなので、期待できます。大阪にも、リハビリ専門病院、脳外科の急性期病院で、理学療法士たちが頑張っているので、是非持ち込んでほしいと思いました。

ご夫婦の夢だったようで、開所式でふたり並んで、本当に感慨深い様子でした。岡山では、同級生の整形外科医が、サポートしてくれます。開所式も同行してくれました。現地の医者と、大阪からのバックアップ。新しい考え方のサポートができると思います。

これを作った人は、東京の会社の会長まで務めた人です。エリートですよ。でも、やりたいことがあるからとやめて、会社を二つ起こしていました。北海道での乳がん啓発セミナーを頼まれたことがきっかけで、何度か会って話をしていました。紳士的な服装で、東京的な落ち着いた話しぶりだったので、てっきりかなり年上だと思っていました。だいぶたって、実は同い年なんですよと聞かされて、びっくり仰天しました。

なにも、その年から苦労しなくてもと思うことはいっぱいありました。彼も、今からが大変です。過去にもありました。動物病院をしている7歳くらい年上の先生です。動物病院の3階で、ギターを弾いて聞かせてくれていました。ある新聞の募集記事から知り合ったのです。メンバー募集って。メンバーにはなれないけど、バンドやってますって連絡したら、近くの動物病院の先生だったんです。

彼も、動物病院を立て直しました。それでなくても、経営が大変だったのに、なんで作ったんですかって聞くと、夢だったんですって。気持ちが穏やかになるログハウスの動物病院は、動物たちにとっても、素敵な場所なんだろうなと思います。そこの、二階でライブが催されました。男女二人の演奏は、ギターとバイオリンという異色のもので、本当にびっくりしました。

常識なんて、くそくらえだな。その時、そう思いました。会社作るのもありだね、バンドのメンバーにそう話をしました。医者を取り巻く医療関係者のほうが大変なことになってる。それをサポートしよう。それがきっかけで、ITの会社を作ったんです。ITの技術で、作業の効率化を測れば、みんな楽になるよって。

財産なげうってでも、やりたいことがある。そういう人は、応援していきたいものです。再び岡山をおとづれて、お年寄りたちの昔話を聞いてみたいと思います。昔話をしたくなるような、空間ですからね。

笠井の里
http://www.tougou-iryou-bc.co.jp/

ちりめん山椒を作りました

Posted on: 月曜日, 6月 11th, 2012 in: クリニックより

今頃の時期になると山椒の実が店頭に並びます。これを買って帰ったら、大変やろうなと思いながら、つい買ってしまうんです。枝からせっせと実をはずして、山椒の実の佃煮を作って、ちりめんじゃこを買ってきて、ちりめん山椒を作ります。毎回違う味付けになりますが、周囲にも好評なので、ついついたくさん作って、みんなに分けてしまうんです。

先日は、たこご飯を炊きました。少々料理が苦手なスタッフのためにです。簡単にできることを教えるために焚くのです。ひとり暮らしのスタッフにもあげます。ひとり暮らしだと、食事も偏るだろうと思って、持っていきます。ふっと勘違いして、母親にもらったと思って食べてました。そんなうれしい言葉も頂きます。

食の重要性を訴えるのであれば、自らちゃんとした食事をとっていなければなりません。スタッフにも、そのことを分かってほしくて、いろんな料理の情報交換をしています。昨日は、小松菜とあげを煮ました。乾燥えびを入れると、いいだしが出ます。クリニックの受付が、4時で終了するのにも意味があります。スタッフは、買い物に行って家族に料理を作らなければならないからです。

どんな症状で相談に来られても、対応できるようにしています。どんな些細なことでもいいから、それをきっかけにして体のことを知ってほしいと思うからです。うちでは、対処できない場合は、紹介をしますが、その場合も大騒ぎです。私は、信頼できる先生にしか紹介しませんから、患者さんの説得が大変です。近所に温泉があるから、温泉に入って、ショッピングモールがあるからそこで買い物して、一日で小旅行をしてきたらいいよって。スタッフ総出で説得します。

大阪だったら、まだましなほうです。金沢、横浜、徳島。。。いい医者がいれば、どこにでも紹介しますから。まだ国内なんだからと、割り切ってほしいぐらいです。いいと思えば、海外でも紹介しますから。

大阪CDE認定機構基礎講座に参加してきました

Posted on: 日曜日, 6月 10th, 2012 in: クリニックより, スタッフブログ

先日、大阪CDE認定機構基礎講座に参加してきました。大阪CDE認定機構とは、大阪府内で糖尿病についての知識や技術を身につけた医療スタッフを養成する組織です。

日本ではうなぎのぼりに糖尿病人口が増えているのですが、実際クリニックで勤務をしていても、まったく自覚症状のない患者さんの糖尿病が見つかったり、また今は糖尿病になっていなくてもこのままいくと将来的には糖尿病に進行していくようなケースを沢山目の当たりにしています。そこで、今あらためて新しい知識を習得し普及する必要があると考え、今回講習会に参加しました。

講義では、糖尿病は動脈硬化が進行し心筋梗塞や脳梗塞が起こりますし、高血糖が長く続けば神経障害、網膜症、腎症といった3大合併症も出てきます。それには普段の食生活と運動が大事であることを話されていました。これは私が看護師になった頃から変わらない内容なのですが、新しい治療法や検査も教わることができ、いい機会を与えていただいたと思っております。会場は参加者がいっぱいで、二回目の講習も予定していると言われていました。

普段、クリニックでも患者さんには今のうちから食事には気をつけましょう。。。と、先生に習ってお話をさせていただいております。少しでも生活改善の手がかりになってほしいので。。。病気の知識を提供することが医療スタッフの仕事だと考えるからです。

あと一つ感じていることは、子供たちに対して学校教育レベルで病気の授業をしてほしいことと、それに関連づけた食事の摂りかたも教えていってもらえればと考えています。行政は健康について教育をしていると言っていますが、具体性に乏しいと感じています。食事は生きていくために欠かせないものです。一日三回食事の時間が毎日やってきます。その食事の意味を大事に考えながら楽しく食べてほしいと思っています。食べる時間や摂りかたを工夫するだけでずいぶん状況を変えることができるからです。未来をしょってたつ子供たちに今のうちにそれを知ってもらいたいのです。

病気になってからでは取り返しがつきません。予防が大切だと考えながら、少しでも患者さんのお力になれるようクリニックから発信していきたいと思っております。(文責:艶子)

 

検診の現場の変化

Posted on: 土曜日, 6月 9th, 2012 in: クリニックより

検診の現場も昔とはさまがわりしてきました。聴診する際に、ブラジャーを取らないのは当たり前、それどころか若い人たちは、聴診に対して誤解した知識を持っています。聴診するので、胸を開けてくださいと言うと、シャツを前方に引っ張り出すのです。これは、下から聴診器を入れて、聴診しろという行動で、胸は見せないやり方です。

なぜこんなことになったのか。私も中学の校医をしていました。その学校では、保健の先生がとても熱心な方で、女生徒たちにも必ず胸を出させていました。先生がちゃんと聴診できないんだから、ちゃんと胸を開けなさいと指導されていました。ところが、診察の段になってもどうしても胸を出してくれない子がいます。結局、胸を出させると、Tatooはあるは、キスマークはできているわ、ピアスが出てくるわで、大変でした。

シャツを前に引っ張り出す方法は、中学校によってはされていたようです。おそらく、ブラジャーを外させて、Tシャツにして前に引っ張り出していたのだと思います。ブラジャーをした状態では、聴診できる場所が少ないので、Tシャツの下から、聴診するのは難しいからです。校医が男性の先生だったのかもしれません。でも、最近のブラジャーはかなりゴージャスで、見せて歩く人もいるぐらいだから、なぜ隠すのでしょうね。

検診会場で、シャツを前に出した人に、どうしてそうするのか聞いてみました。聴診の時は上にあげるものでしょうと言うと、上にあげるイメージがないとのことでした。また、上にあげても手を離してしまう人がいます。看護師がついていたら持ってくれますが、検診では看護師は同席しないので、医者が服を抑えて聴診する羽目になります。でも、全く悪気がないし、気がつかないんです。

スタッフともいろいろ話をしてみました。採血するから腕を出してくださいと言うと、長袖をまくることなく出す人もいるそうです。こういった人たちは、ゆとり教育の世代だと思います。なんでも大人がやってくれたんでしょうか?心電図の現場でも、へそピアスをして、へそ出しファッションをしている人ですら、おなかすら隠されるそうです。女性に配慮して、女性スタッフでそろえていても、こういった事態が起こるのです。

企業側にも言いたいことがあります。女医をと指定してくるなら、診察を受ける際のマナーを十分教育してから、受けさせてほしいものです。Tシャツでって書いてあったけど、キャミソールではだめなのかと聞いてきた人もいます。理由を考えないから、そんな質問が出るのです。ワンピースを着てくる人もたくさんいます。その時は、ワンピースをまくりあげてもらいます。恥ずかしい思いをしたら、来年、ちゃんと準備してくるだろうと思うからです。

ワンピースの下にTシャツを着ていた人が多かったので、Tシャツを着ていればいいと思ったのでしょうね。これも、なぜそうするのか理由を考えないからです。若い男性にも特徴があります。ワイシャツを開けて、聴診させてくれるのですが、ズボンの中に戻すのを恥ずかしそうにするので、ゆっくり直したらいいよと言って、診察室を出てあげます。昔は、ワイシャツをズボンを出したままで、診察室から出て行って、トイレにでも行って治していたんだと思います。次はレントゲンですよと、次も脱がないとならないことを教えても、ちゃんとズボンの中に治してから出て行きたいようです。

医療の現場でも、若い人たちは言いたい放題です。咳が止まらないと言うので、レントゲンを撮りましょうと言ってオーダーすると、外に出てから、検診でレントゲンは取ったから、要らないとキャンセルします。検診は、何週間か前の話で、咳が出ていなかった時のものですから、全く理由が違うのですが、とりたくない理由を医者には言わずに、平気でキャンセルするのです。自分が受けたい医療だけを選んでいるようです。

どうしたら、まともな医療に戻せるのか。日々そんなことを考えています。

クリニックが理想形に近付いてきました

Posted on: 金曜日, 6月 8th, 2012 in: クリニックより

もともと、スタッフの手配が難しいから、診療時間を少なくして始めました。開業医というものは、最初からフルで開けるもんだと言う常識も嫌だったのです。スタッフには、別の施設でも働いて、視野を広げてほしかった。そのために、オープンの際には、保険診療施設の認可を取るのに、何度も近畿厚生局と喧嘩しました。

一般に開業医は、パートの看護師しか雇えません。そのため、地元の主婦を集めるんです。常勤を雇えないのには、理由があります。常勤の給料を払えるほどもうからないからです。そのため、クリニックも最初はパートばかりで始めました。勤務はスタッフの希望を優先し、人が少ない時はそのメンバーで何とかしてきました。

収益をあげて、常勤が雇えるようになりたい。そのことが最大の問題でした。収益を上げるためには、いろんな病気の方を見ないとなりません。かかりつけ医を目指しているから当たり前なんです。常勤で迎えるスタッフも優秀な人じゃなきゃなりません。そうやって、長い時間をかけて、患者さん集めとスタッフ集めをしてきました。

やっと看護師の部分だけ、理想的なスタッフが集まりました。まだ、事務系が揃っていませんが、看護師がある程度カバーできますから、週3日、フルで開けて行くことにしました。まだ、やめてこないとならないバイトなど準備が必要なので、もう少しかかりますが、木曜日だけは、来週から始めて行けそうです。

何年か前に、資格を持った女性の会を立ち上げました。資格を持った女性が、ひどい目にあってると知ったからです。それまでは、女医だけがひどい目にあってると思っていました。ところが、資格を取ってしまったために、ひどい目にあう女性が多いとわかったのです。特に、医療系はひどいものです。ある意味、資格のない事務員のほうが、実力があれば残っていけるのです。給料も上がっていきます。

それに反して、資格を持っていれば、やめさせてもすぐに仕事が見つかるだろうと、いい加減な扱いを受けます。しかし、50歳が近くなってくると、だんだん仕事がなくなり、50歳を過ぎると、本当に仕事がなくなるんです。医者はその点まだましですが、女医の単価が低い現状はまだまだ続いています。

女医のニーズが上がっているのに、なぜ女医の単価が少ないのか。。。それは、出産、子育てで一線を離れた女医たちをうまい具合に使ってきた社会に責任があります。大学や大きな病院の常勤なら、高額を支払っても、第一線を離れていれば、全くひどい扱いなんです。それでも、仕方なく引き受けてきた女医のほうにも問題があると思います。

次の仕事は、女医の単価を上げて行くことだと思っています。キャリアとか、実力とか関係なく女医が必要だと言うのなら、単価を上げさせて当たり前だからです。女医たちは、家事、子育て、親の面倒ととても忙しいのです。男と同等の給料を取っていこうと思えば、短時間で終わらせないとなりません。それを実行している女医は非常に多いです。だらだらと長時間かけてもいい男性の医者とは元から環境が違うからです。

医療事務が不足しています。医療事務の経験がなくても、うちでなら病院クラスの内容を勉強してもらえます。スタッフには、元患者も多いので、患者さんだった方でも全然オーケーです。医療事務の実力をつければ、就職先はたくさんあります。常に、医療事務で優れた人がいないかと相談されているからです。やろうと思っても、得手不得手はあります。でも、やる気になったら、簡単なことだと思います。

楽しい職場で働いてみませんか?