高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

大阪CDE認定機構基礎講座に参加してきました

先日、大阪CDE認定機構基礎講座に参加してきました。大阪CDE認定機構とは、大阪府内で糖尿病についての知識や技術を身につけた医療スタッフを養成する組織です。

日本ではうなぎのぼりに糖尿病人口が増えているのですが、実際クリニックで勤務をしていても、まったく自覚症状のない患者さんの糖尿病が見つかったり、また今は糖尿病になっていなくてもこのままいくと将来的には糖尿病に進行していくようなケースを沢山目の当たりにしています。そこで、今あらためて新しい知識を習得し普及する必要があると考え、今回講習会に参加しました。

講義では、糖尿病は動脈硬化が進行し心筋梗塞や脳梗塞が起こりますし、高血糖が長く続けば神経障害、網膜症、腎症といった3大合併症も出てきます。それには普段の食生活と運動が大事であることを話されていました。これは私が看護師になった頃から変わらない内容なのですが、新しい治療法や検査も教わることができ、いい機会を与えていただいたと思っております。会場は参加者がいっぱいで、二回目の講習も予定していると言われていました。

普段、クリニックでも患者さんには今のうちから食事には気をつけましょう。。。と、先生に習ってお話をさせていただいております。少しでも生活改善の手がかりになってほしいので。。。病気の知識を提供することが医療スタッフの仕事だと考えるからです。

あと一つ感じていることは、子供たちに対して学校教育レベルで病気の授業をしてほしいことと、それに関連づけた食事の摂りかたも教えていってもらえればと考えています。行政は健康について教育をしていると言っていますが、具体性に乏しいと感じています。食事は生きていくために欠かせないものです。一日三回食事の時間が毎日やってきます。その食事の意味を大事に考えながら楽しく食べてほしいと思っています。食べる時間や摂りかたを工夫するだけでずいぶん状況を変えることができるからです。未来をしょってたつ子供たちに今のうちにそれを知ってもらいたいのです。

病気になってからでは取り返しがつきません。予防が大切だと考えながら、少しでも患者さんのお力になれるようクリニックから発信していきたいと思っております。(文責:艶子)

 

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