高血糖と低血糖のひらいクリニック

アクセス
内科/外科/糖尿病・内分泌内科/消化器内科/肛門内科/形成外科/ (予約優先) ひらいクリニック 大阪市中央区南船場3-2-6 大阪農林会館 B-1号室 TEL06-6125-5350 FAX06-6125-5351

ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

Home >> クリニックより

動物性脂肪と糖尿病の関係

Posted on: 火曜日, 4月 18th, 2017 in: クリニックより

日本では欧米食に変わってきて、糖尿病が40倍などと爆発的に増えてきました。欧米食は動物性脂肪が多いため糖尿病が増えたと考えられています。

しかし、糖質が糖尿病を作ったという人もいます。狩猟民族の時には糖尿病はなかったと。穀物を作り出すようになってから糖尿病が出てきたから、穀物がいけないんだといいます。

しかし、狩猟民族は長く生きなかったと思います。実際、肉中心のモンゴル人の平均寿命は短いそうです。穀物を食べるようになって、長生きになったのだと思います。

また、欧米人にはインスリンが豊富にあるのに、農耕民族だった日本人にはインスリンはたくさんないそうです。穀物の消費にはインスリンがたくさん必要なかったからでしょう。

そう考えると、何が糖尿病を作り出しているのか難しい問題に思えてきました。

糖尿病予備軍について調べていて疑問に思いました

Posted on: 月曜日, 4月 17th, 2017 in: クリニックより

正常と糖尿病、境界型糖尿病の3種類に分類されるのですが、空腹時と負荷後2時間の血糖値だけで判断することに疑問を感じます。

食後1時間の高血糖で、2時間では下がっている人もいます。そういう人は、正常のほうに入るのでしょうか?血糖値は分単位で変化するのに、2時間後の血糖値をピンポイントで見るだけでいいのでしょうか?

インスリン値に関しては何も書かれていません。インスリンの動きの結果が血糖値であるのになぜでしょう。インスリンの過剰分泌がアルツハイマーにも関係があるというのに。

糖負荷試験では30分おきに血糖値とインスリン値を測ります。2時間から3時間かけて、4-5回採血しているのに、2回分の結果しか必要ないというのでしょうか?

糖負荷試験があまり行われなくなってしまっているのに、ガイドラインの指標にされても、誰も参考にしないのではないでしょうか?皆、HbA1cしか見てませんよ。

糖尿病予備軍(境界型糖尿病)へのガイドライン

Posted on: 日曜日, 4月 16th, 2017 in: クリニックより

糖尿病予備軍と呼ばれているのは、境界型糖尿病のことだと思います。境界型糖尿病とは糖負荷試験で空腹時の血糖値が110以上125以下、あるいは負荷後2時間血糖が140以上200未満のことを言います。

空腹時が126以上か負荷後2時間が200以上であれば糖尿病になるので、治療が始まります。ところが、境界型は薬では血糖の吸収を穏やかにする毎食直前の薬が1種類あるだけです。

境界型を見つけたら、肥満の解消、食事量の制限、動物性脂質の制限、糖質の制限、清涼飲料水の制限、食物繊維摂取の促進、間食への配慮、運動の奨励、飲酒習慣の是正、禁煙を指導して、高血圧とコレステロールに関しては、薬物治療を考慮するとガイドラインに書いてあります。

境界型糖尿病であっても血管障害は糖尿病と同じように進行していくといわれているのに、境界型糖尿病に関しては薬物治療は一言もかかれていません。

ガイドラインにそって指導すれば、一人に1時間ぐらいかかるでしょうし、それに対する報酬は簡単な病気で通院している方と同じ額です。誰もやろうとはしないでしょうねって思いました。

旬のたけのこは本当においしいです

Posted on: 土曜日, 4月 15th, 2017 in: クリニックより

たけのこは、奈良で買ってきたものがおいしかったのですが、最近、いい竹の子にあたらなかったのです。ところが、郊外のスーパーの地元野菜のコーナーで巨大な竹の子を見ました。

プロが取ったのではないなというのは切り口を見てわかりました。あまりよくないかもしれないと思いながら、汚れたでっかい竹の子を買って帰りました。

でかすぎて鍋に入らないので、皮を全部はいで3個ぐらいに切りました。皮はつけたまま悪抜きしていたのですが、ネットで調べると皮はとっても大丈夫だと知ったからです。

ぬかで1時間湯がいて、さめるの待って、遅い時間に新しい水に移して、調理したのは翌日でした。見た目からまったく期待してなかったのに、びっくりするほどおいしかったのです。

旬のものを新鮮なうちに調理して食べると、本当においしいものです。

コレステロールの制限でLDLが下がらない人があるようです

Posted on: 金曜日, 4月 14th, 2017 in: クリニックより

食事でのコレステロールの制限でLDLコレステロール値が下がらない人がいます。その理由として、もともと取っていたコレステロールの量に関係があったようです。

もともと800mgのコレステロールを取っていた人が500mgに制限しても、血液中のコレステロール値は下がってこないそうです。400mgとっていた人が200mgに減らしたら、下がってくるようです。

食事からのコレステロールの摂取は400mg以上では頭打ちしてしまうからです。コレステロールは動物性脂肪で室温で固まる脂のことです。

加工食品の中にかなりの乳脂肪が含まれているので、400mgがどれくらいの量かわかりませんが、制限しておくことに越したことはありません。

LDLコレステロールは細胞を作る材料にもなるので必要なものなのですが、LDLで50-60mgあれば十分だそうです。これは、正常値以下の値です。

初めて花見というものに言ってきました

Posted on: 木曜日, 4月 13th, 2017 in: クリニックより

桜の花を見ることを花見というのだと思うのですが、どうも宴会するものだと思われるようです。花見に行って来るといったら、飲み過ぎないようにねと言われましたから。

花見というものをしたことがありませんでした。ブルーシートを広げて騒いでいる人を見るのがいやだったからだと思います。今年は、初めて西の丸庭園に行ったのですが、こんなものなんだって思いました。

私が通っていた小学校は桜並木があって、春にはそこを通って教室に行っていました。小学校は一番奥だったので、桜並木を一番たくさん歩けたのです。

学校までの道でも桜並木があったり、池の周りに桜がいっぱいありました。最近でも、川沿いに桜並木があったところの近くで働いていたので、桜というのはそういうものだと思っていました。

花見に行くのではなく、普段の生活の中で、桜に囲まれるような空間と時間が一番いいのだと思います。

子持ちニシンがとってもおいしいんです

Posted on: 水曜日, 4月 12th, 2017 in: クリニックより

ニシンは甘露煮で食べるものだと思っていました。ところが、北海道では子持ちニシンとして売られているのです。最初に見つけたのは、コンビニで焼いたものが売られていたときでした。

シシャモにしてはでかいなあと思いながら買ったのですが、あとでニシンだと知ってびっくりしました。魚もおいしいし、子持ちの部分は数の子なのですから豪華です。

数の子は正月に食べますが、あまり好きではないのですが、子持ちニシンで食べるととってもおいしいです。ネットでも冷凍で送ってもらえるようなので、手に入れようって思います。

ニシンは日持ちがしないから、身欠きニシンと数の子にされていたのだと思います。どちらも保存食でいい方法だと思うのですが、出来たら一夜干しの子持ちニシンを食べてみてください。

食後の高血糖を押さえただけで、ダイエット成功

Posted on: 火曜日, 4月 11th, 2017 in: クリニックより

筋トレをしているのに、すればするほど太ってきたと相談を受けました。INBODYで測ると筋肉はついているのに体脂肪も多いので体重増加は筋肉増加によるものではないと思いました。

糖負荷試験で食後高血糖があったのですが、治療を希望されたので内服を開始、特に食生活指導はしませんでした。

ところが、久しぶりに顔を見るとすっきりしていたのでびっくりしました。確か、先月は変わっていなかったと思うのですが、実際は体重は減っていっていたようです。

見た目に痩せたなと思うのには体重では3Kgぐらい減らないとわからないと思います。あるいは、減った体重がからだにフィットしてくるのに2-3ヶ月かかると思います。

血糖値が安定したことで、余計なものを食べなくなったそうです。血糖値の安定がダイエットには重要だということは以前から話していたのですが、実際そうだったわけです。

日本人にはマンモグラフィーは良くなかったそうです

Posted on: 月曜日, 4月 10th, 2017 in: クリニックより

日本人にはマンモグラフィーは合わないから、検診の仕方を見直さないとならないって、検診系の学会で言っているそうです。今頃何を言っているんだって思いました。

マンモグラフィー検診が導入されてから、私はずっと反対してきました。5cmの乳がんがまったく写らないことを経験していたからです。

欧米の大きなお乳をはさむならともかく、日本人の小さなお乳を無理やりはさんで撮影する必要があるのかってことも言ってきました。

見直しが始まるならまだましですが、マンモグラフィーをとった上で、エコーを追加するかどうかなどと、相変わらずマンモグラフィーを中心に考えています。

そんなことを議論しているのは殆どが男性の医者です。一度、自分たちもマンモグラフィーを受けてみればいいと思います。男性乳がんもあるんだから、どうせなら毎年やってみたらいいんじゃないですか?

腰痛に対するアメリカの考え方

Posted on: 日曜日, 4月 9th, 2017 in: クリニックより

腰痛に対しては3ヶ月まではマッサージや鍼治療、温熱シートなどが推奨されて、薬による治療は推奨できないとのことです。3ヶ月を越えても基本的には、薬は良くないとガイドラインで示されています。

面白いのは、鍼治療を推奨しているところです。日本では、鍼治療に対する同意書を書くか書かないかで、ずっともめています.私は書いてきましたが、保険請求が却下されるようになりました。

アセトアミノフェン(商品名ではカロナールとかタイレノール)は腰痛には効かないので、出すこと自体を辞めるように書かれていました。

薬なら、筋弛緩薬から開始してその次に鎮痛剤、オピオイドなどの麻薬に近い薬は推奨しないそうです。日本ではオピオイド系が大量に使われていますけどね。。。

腰痛は普段の姿勢がかなりかかわっていると思います。ストレッチなどもいいと思いますが、思いっきり楽しんで運動することが一番いいんじゃないでしょうか