高血糖と低血糖のひらいクリニック

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内科/外科/糖尿病・内分泌内科/消化器内科/肛門内科/形成外科/ (予約優先) ひらいクリニック 大阪市中央区南船場3-2-6 大阪農林会館 B-1号室 TEL06-6125-5350 FAX06-6125-5351

ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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オイグルコン、ダオニールはだめだそうです

Posted on: 金曜日, 8月 3rd, 2012 in: クリニックより

糖尿病学会の清野先生が、名指しで話しておられました。なぜだめなのか、よくわからなかったので調べてみました。作用時間が長いので、遷延してしまって、低血糖も起こすようです。それ以外に、心筋虚血を起こすことがわかりました。それじゃあだめでしょう。

ところが、薬が駄目だとわかっても、ちゃんとした文献で出てきません。薬が否定されれば、製薬会社が痛手を受けるからでしょう。でも、一方で売れている薬は、バッシングに会います。本当かどうかわからんような話も流れて、市場から姿を消します。なぜ、本当のことがみんなに伝わらないのか。。。。

医者にすら伝わらなくて、一般の人には皆無です。その理由が、製薬会社の規制です。製薬会社が、一般の人に直接薬の良さを伝えれば、もっとよくなると思ったのですが、公正取引法違反かなんか知りませんが、出来ないそうなんです。おかしなことばかりです。飲んじゃ、だめって、早く伝えないととんでもないことになりますよ。

昨日は、亡くなった父の誕生日でした

Posted on: 木曜日, 8月 2nd, 2012 in: クリニックより

15年ほど前、父がなくなりました。息ができないと救急車を呼び、歩いて乗ったのに、病院到着時にはDOAと言って、死亡していました。当直医の交代時間帯で、8時頃だったためか、1時間近くもかかる病院まで搬送されたのです。途中に何軒も救急病院があるのに、心筋梗塞の疑いならどこも拒否したのでしょう。嫁さんがついていたのですが、救急車の中で意識がなくなり死亡したわけで、本当にひどい思いをしたと思います。

父には、高脂血症があったので心筋梗塞もありえたのですが、初めての発作で死にいたるのは珍しいことです。高脂血症の治療のために、大好きな豚足もがまんしていたようです。でも、無くなる前は、やたら豚足を食べていたそうです。自分の弟が、会社で不あたりを出し、住んでいた自宅を抵当に入れて、銀行から借り入れしなくてはならない状況になっていたようです。銀行と打ち合わせをする日の朝に亡くなったのです。

私は、病院で外来をしている最中にその弟から電話があり、”死んだで”と言われました。あまりに突然で意味もわからず、外来があるからすぐ動けないと言うと、”父親が死んだのに、。。。。。。”後の言葉は、もう思い出せません。午前中の外来が終われば、動けると思いながら仕事を続けていたのですが、検査のために検査室に行く途中で、同級生にであって、私の様子が変だったのでしょう、どうしたと聞かれ、事情を話したらすぐ交代してくれました。

1時間強かかる道のりを車で走りながら、頭は混乱していました。病院につくと案の定、検死待ちで霊安室に安置されていました。IVHなどルートを確保しようとした跡もありません。気管内挿管もされなかったようです。主治医にどうだったか確認も求めませんでした。いまさらそんなことしても遅かったからです。

私が、高脂血症に関して厳しいのは、こういった理由からです。他にも、治療が間に合わなくて、よくなったデータを見せてあげる前に、無くなってしまったおじさんもいます。出張先のホテルで亡くなってたそうです。

昨日は、なぜか一日楽しい日でした。昼には、傷害保険からお金が降りることがわかり、バイト先のスタッフに幸せのおすそ分けと言って、お菓子の詰め合わせを買ってきました。初めてであった女医とは、意気投合し、久しぶりに会った女医からは、お金大丈夫?って心配されて、夕方もいつもより早く終わり、タクシーに乗って帰宅しました。

まだ、腰に自信がないので、施設に甘えさせてもらい、タクシーを使わせてもらってるんです。タクシーの中で、電話を受け取り、思いもよらぬお金の話を聞きました。外科学会の休業補償の後遺障害が下りると言う連絡でした。ボーっとして聞いていました。でも、すぐにスタッフに携帯からメールして、もうお金の心配はないと伝えました。自宅に戻って、返信がないかと携帯を開けた時に、8月1日だとわかったのです。びっくりして友人にメールしたら、そういえば、PLの花火の日だなあと返信がありました。

クリニックはバイト代を投入しても毎月赤字、会社のほうも赤字だったので、家賃を払えなくなる状況で、引っ越しも考慮していたのです。もう、お金を借りることはしたくなかったので、全くめどが立っていなかったのです。なんとかなるだろうって、いつもの楽観主義。。。。空からお金が降ってこないかなあって思っていたら、本当に降ってきたんですよ。夜には満月のきれいな月が出て、やっぱり空から父が助けてくれたんだと思いました。

医者になって3年目に行ったPL病院はとてもいい場所でした。父が腸閉そくで寝屋川の病院に運ばれ、PL病院に転院させたので、私が医者として働く姿も見せることができた場所です。PL病院にいた1年間に知り合った友人たちが、今そばにいて助けてくれています。いろんなことがあったけど、頑張っていれば必ずいいことがあると思っていたのが、本当になったんです。

夢は捨てないでほしい。必ず、かなうから。

患者さんにもスタッフにも。。。。

公務員はいいなあと思いました

Posted on: 水曜日, 8月 1st, 2012 in: クリニックより

大阪市が職員に行ったアンケートのことで、精神的に苦痛を感じたと大阪市の職員が、大阪市を相手に裁判を起こしたそうです。そんなアンケート、医療では山ほどありますから、公務員はいいなあと思いました。国は、かかりつけ医を推奨する一方で、開業医には、専門が何かを問うアンケートをしています。アンケートをしたのが、市なのか医師会なのかは覚えていません。でも、標榜科を決めさせる時点で、専門性を問うているのは明白です。

老人病院の患者さんの尿カテーテルのことで、友人の泌尿器科に相談したところ、専門医に見せろと怒られました。でも、寝たきりだし、泌尿器科の先生が往診してくれるわけではないし、家族が泌尿器科に連れて行ってくれるわけではありません。すべてのものが揃った病院ではないので、あるもので何とかしないとならないわけです。それで、もう一人の泌尿器科の先輩に相談してみました。いろいろアドバイスをくれ、医者なんだから、何科の仕事をしてもかまわないと言ってくれました。

検診の現場では、患者さんにアンケートを行い、クレームをスタッフにフィードバックしています。検診では、数をこなさないとならないし、そのうえで、ミスは許されません。そんな中、態度が悪かったとか待たされたなどのクレームは信じられません。私が見る限り、スタッフはみな一生懸命愛想を振り、患者を待たせないように苦労してますから。待たせてしまうとすれば、施設側の決めたルールが間違ってるからなんです。

大病院でもいろんなことがありました。暴言、罵倒は日常茶飯事。オペ室などは、当たり前に行われています。それをパワハラだと言っても、どこも取り合ってくれません。他の病院から来た看護師は、信じられないとぼやいていました。普通、パワハラやセクハラなどの相談窓口がありますが、そこにはなかったんです。その代わりに、精神的なことの相談窓口はありました。でも、なぜ精神的にしんどくなってるかを解決せずに、精神科に誰が行くでしょうか?

医療の現場には、労働組合がありません。大きな病院なら、ある程度はあるかもしれませんが、医者には労働組合を作ることすら禁止されています。それより以前に、そんな暇がないのです。シフト制で、仕事をしているので、みんなが集まれる時間もない。医者不足、看護師不足で働いているので、みんなくたくたです。

一体、誰が私たちを助けてくれるのだろうって、いつも心を痛めています。

水泳の競技を見ていて思ったこと

Posted on: 火曜日, 7月 31st, 2012 in: クリニックより

オリンピックの水泳競技を見ていて思いました。身長差はどうなるんだろうって。たとえば、身長2mの人と、150cmの人がいれば、50cmの差があります。150cmの人は、2mの人より50cmたくさん泳がないとならないはずです。正確には、手を伸ばした長さの差だと思いますが、その差はどうなるんだろうって思いました。

身長差は、いろんな競技で不利な面を作ります。小さいから得なところもありますが、大きいほうが得でしょう。そんなことが気になるのは、私だけでしょうか?

クールフーズがはやっています

Posted on: 月曜日, 7月 30th, 2012 in: クリニックより

でも、それって駄目ですよ。冷たい食べ物と飲み物ばかり取っていると、胃腸が弱ります。胃腸には免疫力があるので、弱ってしまうと免疫が下がります。夏風邪はそのせいで起こると思います。熱中症予防は今はクーラーしかありません。からだを冷やしたいなら、首を冷やしてください。おなかは、冷やしてはだめです。

特に、子供さんは胃腸を冷やしてばかりしてはいけません。子供は小さくて道路などからの熱にさらされやすいので、定期的にクーラーのきいた場所や、日陰に入れてください。冷たいものばかり与えてはだめなんです。

昔は、熱中症なんてほとんどなかったです。熱射病になれば、日陰で冷たい手ぬぐいを頭に置いてもらっていました。それだけで、治っていたものです。クーラーをつけるから、外気温が上がる。じゃあ、クーラーの熱を何かに使えないのかって思います。アスファルトが増えたから、都会の温度は上がりっぱなし、それを発電に使えないのでしょうか?

逆境をプラスに変える。発想の転換だけで、出来るはずですよ。

喫茶店をサポートしています

Posted on: 日曜日, 7月 29th, 2012 in: クリニックより

天満警察の横、高等裁判所の裏の裏通り、老松通りの信号のところにある喫茶店で、MUCをサポートしています。ママふたりも素敵だし、弁護士の先生がやってきて、面白い話が聞ける場所です。世界的に有名な作家の先生とか、人相学を勉強している方、老舗の和菓子屋の大将も来ます。いろんな話が聞ける面白い場所なんです。でも、経営は苦しいんです。それで、最近、ビールを始めました。それで、クリニックを手伝ってくれている寺嶋君と、チラシを作りました。

是非、遊びに来てください。私も夕方にはそこで遊んでいます。本当に、あったかい場所なんですよ。

 

夏の間のキャンペーン

Posted on: 土曜日, 7月 28th, 2012 in: クリニックより

保険診療は、値下げすることができませんが、自費診療は値下げが可能です。連携しているれんげクリニックが値下げをしていたので思いつきました。こういういい検査があることを知ってほしいので、3万円(3日間)の検査を1万円に下げることにしました。初めて検査を受ける方だけの特典です。これさえすれば、何をどう食べたらいいのかわかるんです。

24時間血糖測定検査

これが、治療すればこう変わるんですよ。

これ、実は私のデータです。

超音波検査(エコー)が気軽に受けてもらえるようになりました

Posted on: 金曜日, 7月 27th, 2012 in: クリニックより

臨床検査技師が入ったので、超音波検査が、気楽に受けてもらえます。

腹部エコーでは、脂肪肝、胆石、腎結石などがわかります。出来れば、絶食できてください。下腹部エコーでは、前立腺肥大、子宮筋腫、卵巣のう腫などがわかります。おしっこをためてきてください。乳腺エコー、甲状腺エコー、動脈硬化がわかる頸動脈エコーも可能です。3割負担なら、1050円から、1500円で受けられます。

レントゲンと違って、被爆の心配がないので、気楽に受けていただけます。レントゲンは置いていません。なるべく体に優しい検査だけにしたかったので、被爆の問題があるレントゲンは置かなかったんです。妊婦さんも、赤ちゃんの映像が見れますよ。産婦人科と違って、3Dにはなりませんが、心臓の動きなどは見ることができます。

臨床検査技師がいる時間帯だけになるので、現在のところ31日火曜日の午前と8月2日木曜日の午前だけになります。検査技師の勤務日程がわかり次第、HP上に公開していきます。

心臓エコーも可能になります。自分の心臓の動きが見たい方は、申し出てください。

糖尿病の治療変更(途中経過報告)

Posted on: 木曜日, 7月 26th, 2012 in: クリニックより

治療変更を進めていくために、糖負荷試験を再度行いました。左は強化インスリン療法を行っている時で、基礎インスリンが24単位、追加で食前に8単位、12単位、12単位打っているので、トータルのインスリン量は56単位ということになります。右は、基礎インスリン10単位だけにしていたのをいったん中止して検査しました。基礎インスリンと内服2種類だけで、空腹時血糖が100ぐらいになってきたからです。

ここで重要なのは、Cペプタイドが増えたということです。全く反応がなかったのに、すい臓が動き出したんです。こうなってくれば、最後の治療変更も十分有効だと予測できます。

天神祭は花火じゃないんです

Posted on: 木曜日, 7月 26th, 2012 in: クリニックより

天神祭が終わりました。天神さんが、地元を見て回る祭りだそうです。長い行列が老松通りを通っていきます。3時に天神さんを出発するそうです。先頭の集団の中で、房のようなものを振り回している人の目には、ものすごい気迫を感じました。そのあとで、傘を持っている人は、優しそうな笑顔で、きれいな踊りを披露されていました。たくさんの子供たちも、暑い中で必死で踊って、大人たちが氷を頬張らせていました。

馬は、白馬がいたのですが、今年は黒い馬に変わっていました。そばにいたおじさんの話では、高齢だったそうです。最後にみこしが2台。担ぎ手の形相は、ものすごいです。長い行列を見終わったら、なんだか気持ちがすっきりします。テレビは、花火ばかり見せますが、最後に天満宮に神輿が戻っていく場面は、本当に荘厳です。町全体が、神様の恩恵にあずかれる日だと思います。

近くにいたおじさんが話していました。神輿の担ぎ手は、やくざだったと。でも、警察が入ってきて排除したから、2年間止まってしまったんだと。あんなもの、素人には担げないって。そのそばにいた男の人は、布団太鼓を担いでいたそうです。堺の祭りです。かつぎ手の肩は、膨らんでいるそうです。腫れてしまうんでしょうね。天神祭では、警察は見て見ぬふりになったそうです。だから、神輿の担ぎ手は、浴衣を脱いだらみんな入れ墨が入っていると言ってました。

本当のことかどうかはわかりません。でも、この暑い中で長い時間行列の中で神輿を担ぐのは、本当に大変なことです。私は、なんとなく、血圧あがってないでしょうねって思いながら見ていました。沿道に椅子を出して眺めていたおばあさんが、本当にうれしそうだったのが印象的でした。祭りを見るために、いつまでも元気でいるんでしょうね。