高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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インフルエンザがはやっています

Posted on: 火曜日, 2月 18th, 2014 in: クリニックより

インフルエンザが再びはやりだしています。空気感染するので、まずは加湿です。加湿器をかけているからと安心しないことです。湿度は60%程度まで上げないとならないので、暖房していればかなりむしむしします。

マスクしているのが予防だと思われていますが、マスクを触った手から感染するのは、大事なことは手洗いとうがいと顔も洗うことです。一日5-6回すれば感染力はぐっと下がると言われています。

免疫力を上げるためには、体温を上げてください。おなかとくびをぬくめることで、身体の中心温度を上げてください。手袋よりも重要です。体温を上げるためには、糖質の補給も大事です。

糖質不足に陥れば、低体温になってしまうからです。低体温になれば、手足を温めても、中心部分の体温が上がってきません。栄養価の高いものを食べて、睡眠を十分取ることが重要です。

寝室も十分加湿して、室温も上げてください。電気毛布に頼って、室温を上げないのは逆効果です。身体から水分が抜けてしまって、感染に対して抵抗力が落ちます。

インフルエンザに感染しても、子どもや高齢者でない限り、自分の免疫力で自然治癒します。自然治癒力を高めるためにも、普段から湿度、温度、体温管理には注意を払ってください。

ラジオ番組のゲストに呼んでいただきました

Posted on: 土曜日, 2月 15th, 2014 in: クリニックより

友人がやっているラジオ番組にゲストで呼んでいただきました。クリニックの存在を広く人に知ってもらおうという気持ちからです。

友人には以前より声をかけていただいていたのですが、公の現場でしゃべるのは苦手だからと断っていました。でも、やってみようって思ったのです。ちょっとよそ行きのしゃべり方になったので、恥ずかしいのですが。。。
Kiss FM KOBE 89.9 毎週日曜日 夜9時~
バンディ’s What’s Going On!
2月16日放送

私は、ラジオを持っていないので、残念ながら聴くことができません。。。。

 

ほっぺが痛い。。。副鼻腔炎でしょう

Posted on: 木曜日, 2月 13th, 2014 in: クリニックより

風邪が長引いて、額が痛くなってきたと来院された方がいらっしゃいました。額と言っても眉毛の間ぐらいを触っておられます。その時点で、副鼻腔炎かなと思ったのですが、その後で右の目の下のあたりも痛かったと聞きました。

それなら、副鼻腔炎がますます疑えます。CTを取ってみたところ、副鼻腔にしっかりと膿がたまっていました。耳鼻科が専門分野になるので、耳鼻科に行ってくださいと説明しました。

患者さんが、どこをどう押さえるかで、病気が同定しやすくなります。一点を指さすのか、手のひらで漠然と押さえるのかでも違ってきます。診察というのは、顔色や眼の結膜の色、症状を説明するときの手の動き、顔の表情なども見ています。

よくメールで病名を教えてくれと言われますが、”診察しないとわからない”という理由はこの辺にあると思います。ところが、医療関係者同士、特に医者同士のメールなら、的をえた回答ができます。

その場合は、相手の医者の主観も入ってくるからだと思います。看護師からの報告でも、事前の病状を把握できることがあるのはその辺のニュアンスなんだと思います。

診療というものは対面でしかできないものです。勝手な判断で放置せず、是非診療を受けに来てください。

祝日にあいている医療機関があると知らない方が多いですね

Posted on: 月曜日, 2月 10th, 2014 in: クリニックより

祝日にあいている医療機関は少ないでしょう。でも、うちでは火曜、木曜、土曜が祝日になっても開けています。祝日になぜあけるのかというと、薬を4週間分投与したとしても、4週後が祝日だったら、調整が必要になってくるからです。

毎週火曜日に通院されている方が、火曜日が祝日になると薬が切れそうだからと別の曜日に受診したりします。開業医は同じ先生が診療されていますが、病院では曜日ごとに別の先生が診療されています。

祝日のせいで、別の曜日に受診されると、治療計画が変わってしまったりすることがあります。私は、病院こそ祝日をあけるべきだと思っています。特に祝日が調整されてから、月曜日に祝日が集中するようになったので、大変です。

だって、医療機関は月曜日が一番混むんですもの。土日に具合が悪くなった方が、月曜日に受診するからです。そのせいか、月曜日は一番偉い先生が出ていることが多いのです。

病気に休みはありません。医療機関がカレンダー通りに祝日を休む必要はないんじゃないでしょうか?

手術跡を見ただけでどんな手術をしたのか予想ができます

Posted on: 日曜日, 2月 9th, 2014 in: クリニックより

消化器外科で行っている手術であれば、手術跡を見て患者さんに少し話を聞いただけで、どういう手術がされたのか予想できます。そういうことが現場で役に立つと考えたことはなかったのですが、意外なところで役に立ったのです。

転院を繰り返してきた患者さんの情報があいまいになってしまっていることがよくあります。病名から予測できることもありますが、保険的に必要ない病名は消えてしまっていることもよくあります。

ある病院で、内科の先生方がどういう手術だったのか分からずにもめていたんです。腹部のCTで脾臓がないことはわかっていたようですが、患者さんの話もあいまいで、食道の手術を受けたということしかわからなかったようです。

脾臓を取る病気と言うと特発性血小板減少性紫斑病なのですが、患者さんがそんな病気になったという記録もないし、患者さんの話にも出てきません。何人かの先生で、話し合ってたようですが、つじつまが合わなかったようです。

話のつじつまが合わないと、患者さんが疑われます。高齢者ならそれだけで認知症と思われたりました。ところが、つじつまの合う話だったのです。

患者さんの体には首や胸に手術跡はなく、腹部にたくさんの傷跡がありました。たくさんの傷跡というのは、かなり大変な手術になったということです。ブジーというものを何度も受けたという話から、食道狭窄が疑われました。

食道狭窄を繰り返して、ブジーをしているときに食道に穴が開いたのでしょう。穴を縫合するために開腹手術をしたようですが、その際に脾臓が邪魔になったのか、脾臓を損傷して出血が止まらなかったのかもしれません。

手術の目的とは関係なく、脾臓が取られて、食道を縫合したようです。脾臓を取ってしまっても合併症というものはあまりありませんので、外科手術ではよく行われることなのです。そういったことは、内科の先生にはわかりませんね。

結果、患者さんの話はつじつまが合い、治療のためには大きな病院へ転院してもらうのが得策だということになりました。今まで、外科のキャリアが別のことで役立つと思ったことはなかったのですが、意外なところで役に立ちました。

実際に見たことがあるかどうかということはとても重要なことです。内科の先生でも、手術見学に入られる先生もおられますが、ほとんどの先生は手術には立ち会われません。診断した内容が、実際はどうだったか知りたくないのかなと思ったこともあります。

私は、何でも見てみたいので、いろんなところに見学に行きます。何にでも頭を突っ込むのは医者としてより、性格なのかもしれませんけど。。。最近は心臓関連の手術が見たいのですが、なかなか時間が取れなくて、延び延びになってます。

協力してくれる先生もいらっしゃるので、そのうち見学に行こうって思っています。

糖尿病性網膜症と認知症の勉強会に行ってきました

Posted on: 日曜日, 2月 9th, 2014 in: クリニックより

糖尿病性網膜症のことは、眼科まかせであまり詳しくなかったんですが、昨日の勉強会でよくわかりました。今後の診療に役立ちますね。認知症については、以前から血糖変動との関連があると思っていたのですが、その考えを裏付けしてもらえました。

でも、新たに知ったのは高インスリン血症が認知症にかかわるということと、発症までに20年の経過があるということでした。ということは、40歳から50歳でインスリンの状況を調べないとならないということです。

ますます、糖負荷試験が重要だと知りました。中央区の医師会の先生方が多数集まっておられたのですが、中央区で糖尿病協会療養指導医を持っている開業医は、私含めて4人だけだということも改めてすごいことだなあと思いました。

糖尿病はどこの開業医でも扱っている病気です。でも、資格を持っていない先生がほとんどだということに改めて驚きました。オリンピックで、選手の方たちが頑張っています。私も頑張らないとなあ、、、って思いました。

患者さんの声

Posted on: 木曜日, 2月 6th, 2014 in: 患者さんの声

いつも、ありがとうございます。
ひらいクリニック、さすがに完全予約制の待ち時間無しは
忙がしい中でも時間が読めるので受診しやすく助かります。
希望は電話で予約や質問が出来る様になると良いなーと思うのと
ヒトプラセンタ注射扱って欲しいです(⌒‐⌒)
先生、ご検討よろしくお願いします☆

糖尿病協会療養指導医

Posted on: 木曜日, 2月 6th, 2014 in: クリニックより

糖尿病協会の療養指導医を持っている医者は大阪で216名、中央区では5つの医療機関です。1件は総合病院なので療養指導医がいてあたりまえなので、開業医では4医療機関で4名と言うことになります。

それほど少なかったんだと改めて思いました。療養指導医ができた理由が、専門医だけでは糖尿病患者を診ていけないからだと聞いています。専門医は4500名だったと思います。狭き門ですね。

糖尿病は、心臓や腎臓、眼科も歯科も関わる分野で糖尿病だけわかってもだめなんだと思うので、専門医より療養指導医の方がわかっているような気がします。

専門医には、コントロールが不良な人とか、合併症がひどい人を紹介するのですが、大病院がほとんどで平日しかあいてないのが難点です。大病院も土日や祝日にあけてほしいと思います。

ウオーターピックの意外な効用

Posted on: 水曜日, 2月 5th, 2014 in: クリニックより

ウオーターピックと言って、水圧で歯の隙間の汚れをとる機械があります。歯科医に勧められて最近使っているのですが、十分歯ブラシをした後でも、結構細かいごみが出てきます。そういったごみが歯周病の原因になるし、糖尿病の悪化にもつながるので、使ってほしいとお勧めしたい機械です。

ところが、この機械、掃除にもいいんです。石鹸かすが隅にたまってしまって取れないものや、手が届かないところの掃除に使ってみると、汚れがきれいに取れるんです。ものすごい水圧なので、気をつけないとそこらじゅう水浸しになってしまいますが、とっても重宝します。

そういえば、水圧で洗浄する機械もありますよね。ベランダの掃除などには水をたくさん使わなくてもいいので重宝します。でも、細かいところの清掃には使えないですが、細かいところはウオーターピックが向いています。

身近なもので、別の使い道を発見した時はとても楽しくなります。私は、シャワーキャップをボールのラップ代わりに使っていますし、旅行先で使った使い捨ての歯ブラシは持って帰ってきて、サッシの溝掃除などに使っています。

何か面白い使い方を発見したら、是非教えてください。

糖尿病にとって難しい時期が終わりました

Posted on: 火曜日, 2月 4th, 2014 in: クリニックより

糖尿病にとって、コントロールが難しい時期がやっと終わりました。忘年会シーズン、クリスマス、年越しそば、おせち料理、節分。。。。この時期は、カロリーの取りすぎで糖尿病の患者さんはみな悪化します。

特に節分の恵方巻きは最悪です。巻きずしだけでも糖尿病にはよくないのに、一本丸かじりするなんて最悪です。食事時間は少なくても15分はかけてほしいのですが、丸かじりを15分もかけて食べるでしょうか?

豆まきの豆を年齢の数だけ食べる習慣ももってのほかです。大豆ならまだましですが、最近は殻付きピーナッツで代用することも多いようで、そうなると最悪ですね。年齢の数だけ食べるのは、成長盛りの子どもだけにしてください。

高齢の方は、豆をのどに詰めることも多いようです。気管に入るとふやけて膨張しますので、それだけでも命取りです。子どもでも吸いこみがあるようで、注意してくださいというニュースも見ました。恵方巻きも豆を年齢分食べることも、小学生から中学生までにしてほしいものです。

それだけじゃなくて、冬場は運動量が減るので、いろんな病気が悪化します。血圧は高めになり、コレステロールも上昇してきます。糖尿病も悪化します。ところが、雪国ではそうではないそうです。雪かきがかなりのエネルギー消費になるようで、冬場に病気は良くなるそうです。

雪のない地域で、冬場の運動量を増やすには何をすればいいんでしょうね。やらなきゃ生活ができない雪かきのような運動が一番いいと思うんですけどね。