高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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乳がんの勉強会(毎月第3日曜日)

Posted on: 月曜日, 8月 8th, 2011 in: クリニックより

乳がんについて知ってもらうために、毎月第3日曜の13時15分からセミナーをすることにしました。参加費も検討しなおして、500円にすることになりました。事前に予約を入れてもらうつもりでしたが、予約なしでも来ていただけるようにしようと思っています。

昨日、久しぶりにセミナーをやってみて、いろんな問題点も浮上しました。スライドも少し内容を変えたほうがいいし、話す内容も変えていくほうがいいということになりました。

マスコミは、世論を思った方向に持っていけます。情報を流すということは、世論を思った方向にもっていきたいという裏があってのことです。事実を流しても、説明の仕方を変えると、真の事実から離れていくこともあります。

セミナーでは、単に乳がんを知ってもらうのではなくて、世の中に出てくる情報をどう解釈するかもお話しています。データの裏の読み方を学んでもらっています。

インターネットもそうですが、テレビ、新聞、雑誌など情報が氾濫しています。情報だけならいいのですが、必ず誰かの解釈や意見もついてきます。本当にその解釈が正しいのかどうかは、見る側で判断しないとならないのです。判断を間違えると、間違った知識になってしまいます。

私の父は、企業をしていました。エンジンオイルの販売でしたが、そのオイルの性能を見てもらうのに、摩擦の試験をしていました。はじめてその試験を見た時、父の売っているオイルは本当にいいものだと思ったのです。ところが、裏で社員の方に聞かされました。これは、やり方によって結果が違うだけで、事実ではないと。

嘘をついているんだ。それを知ってから、企業というものを信頼できなくなり、医者の世界に入りました。しかし、医者の世界で、父のオイルの評判を聞いたのです。脳外科医に車好きが多かったので、オイルが本当にいいものだと教わりました。

本当は、いいものだったけど、それを分かってもらうために、一部嘘をついてたといことなのでしょう。今頃になって、そういうからくりがあったと知ったのです。街の中には、商品の良さをアピールするために、いろんな比較実験をしています。そういったものを見るたびに、父のオイルのことを思い出しています。

乳がん以外にも、脳疾患の勉強会も企画中です。脳についてもっと知ってほしいからです。準備でき次第、HP上にアップする予定です。

本日、セミナー開催します

Posted on: 日曜日, 8月 7th, 2011 in: クリニックより

本日、13時より”乳がんについて正しい知識を持ちましょう”という内容のセミナーを行います。多くの方に聞いていただきたいので、当日参加も大歓迎です。

この機会に、病気に対する正しい知識を持ちましょう。

参加者には、検診の割引券のプレゼントも用意しています。

是非、ご参加ください。

もったいないから体外受精すればいいのに。。。

Posted on: 土曜日, 8月 6th, 2011 in: クリニックより

不妊治療中の方が何人か来られています。妊娠するまでに、いろんなことを治しておきたいんだと思います。また、不妊治療で使われる薬で、いろいろトラブルも出るようです。そういったことも相談されます。不妊治療というのは、うまくいけばそのまま妊婦さんになってしまうので、何かと気になるのだと思います。

通常の妊娠なら、気付いた時は妊娠しているので、その前の準備をすることはあまりないでしょう。でも、不妊治療の場合は、故意に妊娠しようとしているので、いろんなことが気になるようです。不妊治療で使われる薬の副作用については、私のほうでは把握していないので、それについては、主治医に聞いてくださいと言っています。

でも、そんな思いまでして、不妊治療をする必要はあるんですか?と問いかけます。妊娠しないことも、何か理由があるわけで、人工的に妊娠する必要があるのか疑問なのです。実際、妊娠すると体はボロボロになるそうです。胎児にいろんな栄養がとられるため、母体はいったんボロボロになります。足がパンパンに張れた妊婦さんも見たことがあります。仕方ないそうです。妊娠中だけ、糖尿病になったり、高血圧になったりもします。そういう素因を持った方は、発症してしまうようです。

妊娠するということが、それだけ大変なことで、母体の命にもかかわる大変なことだということを不妊治療中の方は知っているのでしょうか?

子供に恵まれるということは本当に素晴らしいことですが、その陰で本当に大変なことも待ち構えているわけです。

ところが、”せっかく排卵してるのに、体外受精しないともったいないよ”。そんなことを言う人がいます。あいては、数年にわたって、子宮頚がんの細胞診で異型細胞が出て、3カ月おきに細胞の検査をしていた人です。細胞だけでは心配だからと、組織を取る検査も受けていました。本人は、妊娠どころか、がんになる恐怖を感じているわけです。そんな人に、安易に言う言葉でしょうか?

命を授かるということは、そんな安易なことではないと思います。医学の進歩で簡単にできるようになったとしても、子供を迎えるには、生活環境もすべて整えなくてはなりません。また、体外受精には、高額の治療費がかかり、3割ほどしか成功しないそうです。そこまでして、子供を授かろうとするには、本当に強い意志が必要だと思います。

医学が進歩して、いろんなことが簡単になったと思います。でも、それが本当にいいことかどうか疑問を感じることもあります。手間暇かけるからこそ、本当にいいものができるように、医学についてもそうなのではないでしょうか?

子供を育てる環境を、夫婦が十分作ったうえで、ふたりが協力して行うべきことだと思います。女性ばかりに注目されている少子化の問題は、夫婦の関係の部分にまで、立ち戻ってみるべきなのではないでしょうか?

早朝検診の効果。。。

Posted on: 金曜日, 8月 5th, 2011 in: クリニックより

早朝検診はある思いがあって始めました。気楽に医療機関に立ち寄ってほしいという思いでした。今まで、医療機関に来られる方は、ある特殊な集団だったと思います。別の集団は、整体や鍼灸などに行きますし、別の集団は、漢方薬や民間療法の施設に行きます。

それぞれ、考えがあるわけなので、否定するわけではありませんが、偏った考えは、早期発見を遅らせることもあります。

早朝検診をきっかけに、からだのことを知ってほしい。そういった思いが伝わったようで、ある方に”いいきっかけになりました”と言っていただけました。

思いが通じたと、本当にうれしくなりました。

どんなきっかけでもいい、医療機関に気楽に来てほしい。そう思っています。

検診の現場でしていること

Posted on: 火曜日, 8月 2nd, 2011 in: クリニックより

検診施設で、子宮がん検診と乳がん検診をしています。検診では、症状が無いうちにがんを見つけようとしているため、ほとんどが健康な方です。ところが、症状があるのに検診に来られる方があります。症状がある場合は、医療機関を受診しなくてはならないのですが、受診するほどでもないし、検診があるからいいっかと思われるのだと思います。

しかし、検診は、がんを見つけようとしているだけで、病気の診断はできません。そのことをご存じない方がとても多いような気がします。その理由として、国が周知徹底していないからだと思います。また、検診では、発症の多いがんと早期に見つかれば、治るがんについて調べているだけで、すべてのがんを調べているわけではありません。

子宮がん検診のときには、子宮がんには体がんと頚がんとあり、検診では頚がんだけを見ていると説明します。子宮がんというから、すべて見ていると思われると困るからです。もう少し説明するとすれば、卵巣がんについては全く情報はないということになります。子宮卵巣系で、卵巣がんは12%、子宮体がんは10%なので、検診としてはお子習われていないのです。

乳がん検診の際には、マンモグラフィだけでは不十分だという話をします。マンモグラフィーは3割の早期乳がんを探しているだけなので、機会があれば乳腺エコーも受けてくださいと話しています。また、自己検診の重要性も、張り紙などで伝えています。

検診で見つかるがんというのは、すごく少ないものです。では、なぜ検診をしているのかというと、こういったがんがありますよという啓もうなのです。啓蒙することで、症状があれば早めに受診してほしいという意図もあります。

実は、中間期がんというものがあって、検診と検診の間で見つかってくるものがあるのです。1年おきに検診を受けておられても、引っかからないということがあるのです。特殊な場合ですが、急激に成長するようなタイプのものがそうだと思います。

検診、あるいは病院にかかってるから安心するのではなくて、からだのちょっとした異変でも、気にかけるようにしてほしいものです。

絵本を作るめどが立ちました

Posted on: 月曜日, 8月 1st, 2011 in: クリニックより

3年ほど前に、絵本にしたい原稿を書きました。すぐに、絵を描いてくれる人が見つかったのですが、忙しいようで、話が進みませんでした。最近まで、イラストを描く人を探していたのですが、意外なところから見つかりました。

さっそく、原稿を渡したら、本当に共感してくれました。ふたりの名前で、自費出版するつもりです。また、スタッフの似顔絵を描いてくれることになったので、別の方が作ってくれる名刺に使えそうです。

いろんな方から、いろんな提案が来るのですが、何かが不足して話が進まないことも多いものです。でも、少しずつ前に進みだしています。人の縁が人の縁につながり、縁をつなげていくと、いろんなものが作り出されます。縁というのは、面白いものですね。

お金とか言葉はツールにしか過ぎないと、友人は言います。あったほうがいいけど、なくてもいいということだと思います。大事なものは、友人だともいいます。確かに、友人が一番頼れる存在だと思うし、お互いわかりあえる存在だと思います。

何に一番重きを置くのか、それによって人の生き方も変わるのだと思います。