乳がんの勉強会(毎月第3日曜日)
乳がんについて知ってもらうために、毎月第3日曜の13時15分からセミナーをすることにしました。参加費も検討しなおして、500円にすることになりました。事前に予約を入れてもらうつもりでしたが、予約なしでも来ていただけるようにしようと思っています。
昨日、久しぶりにセミナーをやってみて、いろんな問題点も浮上しました。スライドも少し内容を変えたほうがいいし、話す内容も変えていくほうがいいということになりました。
マスコミは、世論を思った方向に持っていけます。情報を流すということは、世論を思った方向にもっていきたいという裏があってのことです。事実を流しても、説明の仕方を変えると、真の事実から離れていくこともあります。
セミナーでは、単に乳がんを知ってもらうのではなくて、世の中に出てくる情報をどう解釈するかもお話しています。データの裏の読み方を学んでもらっています。
インターネットもそうですが、テレビ、新聞、雑誌など情報が氾濫しています。情報だけならいいのですが、必ず誰かの解釈や意見もついてきます。本当にその解釈が正しいのかどうかは、見る側で判断しないとならないのです。判断を間違えると、間違った知識になってしまいます。
私の父は、企業をしていました。エンジンオイルの販売でしたが、そのオイルの性能を見てもらうのに、摩擦の試験をしていました。はじめてその試験を見た時、父の売っているオイルは本当にいいものだと思ったのです。ところが、裏で社員の方に聞かされました。これは、やり方によって結果が違うだけで、事実ではないと。
嘘をついているんだ。それを知ってから、企業というものを信頼できなくなり、医者の世界に入りました。しかし、医者の世界で、父のオイルの評判を聞いたのです。脳外科医に車好きが多かったので、オイルが本当にいいものだと教わりました。
本当は、いいものだったけど、それを分かってもらうために、一部嘘をついてたといことなのでしょう。今頃になって、そういうからくりがあったと知ったのです。街の中には、商品の良さをアピールするために、いろんな比較実験をしています。そういったものを見るたびに、父のオイルのことを思い出しています。
乳がん以外にも、脳疾患の勉強会も企画中です。脳についてもっと知ってほしいからです。準備でき次第、HP上にアップする予定です。