高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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保育所の騒音が問題になっているそうです

Posted on: 火曜日, 11月 11th, 2014 in: クリニックより

報道で保育園の子供の声が騒音になっていると聞きました。私の行っている特養では隣に保育園があるので、患者さんの部屋から子供の声が聞こえてとても良い感じです。何もなければ、シーーンとしてますから。

でも、残念ながら普段の交流はありません。私は以前より老人ホームと保育所が合体すべきだと言ってます。老人ホームは静かな中で、耳の悪い方が大きな音でテレビを見ています。

老人ホームと保育所を同じ建物にして、中庭を作ればそこで子供は遊べるでしょう。食堂は共有にすれば、年寄りと子供の交流も可能です。何故そういった施設が出来ないのかわかりませんが、おそらく行政が異なるのでしょう。

老人ホームでは、刺激が必要な方がたくさんいます。何もしなければ、ほとんど刺激の無い生活です。刺激を与えるために、現在も活動しています。マッサージを外から入ってもらったり、往診に看護師を連れて行ったりしています。

それでも、一日に1時間程度しか刺激を与えることが出来ません。後は、家族にお願いしています。施設任せでは全然だめだからです。私の思っているような施設が出来たら理想的なのになあっていつも思っています。

点滴ってすごいんだとわかりました

Posted on: 月曜日, 11月 10th, 2014 in: クリニックより

点滴はじっとしていないとならないので、嫌いです。でも、抗生物質の点滴がすごいんだとわかりました。元々、炎症を起こしやすい体質で、頻回に抗生物質の内服が必要になっていました。

ところが、抗生物質を飲むと胃腸がやられて、回復するのに数日かかります。今回も、3日だけ抗生物質を飲んだだけなのに、おなかが張ってやっと回復したと思ったら、インプラント周囲炎でまたまた抗生物質を飲む羽目に。。。。

もう飲みたくないと言って、点滴で抗生物質を投与することにしました。点滴なら、胃腸系に影響ないわけで、仕方ないなと思って投与したのですが、みるみる腫れが収まってきて、すごいなあって思いました。

普段、肺炎や、尿路感染症で抗生物質の点滴はたくさん使っていますが、種類を間違えると全く効かないわけで、いつも頭を抱えています。そんな環境なので、抗生物質自体もあまり信用していませんでした。

熱を下げるために、高カロリーを辞めてみたり、補液を増やしてみたり抗生物質を使う以外にいろんな方法をとって来ました。それでも、熱が下がるので抗生物質ってどうなの?って思っていました。

今回は、種類を選んでくれた先生の腕が良かったのか、本当に良く効いてくれました。改めて、抗生物質の偉大さを知りましたよ。

ケーキが焼けない事態になりそうでした

Posted on: 日曜日, 11月 9th, 2014 in: クリニックより

製菓用の無塩バターが見つからなかったのです。無塩マーガリンはありましたが、トランス脂肪酸の問題があるので使いたくありません。どうも、バターが品薄になっているようです。

何件か回って、どこにもないので、ネットで探そうかと思っていました。製菓材料の店ならあるだろうと思っていました。でも、バターは出来たときは無塩なので、塩分が入っている方がおかしいでしょうって思いました。

生クリームからバターを作ろうかとも考えました。振っていればバターになりますからね。そんなことを考えながら、ふと思い出しました。あそこならあるかもしれないと思っていって見たら、あったんです。

多めに買って、一部は冷凍庫に入れました。これで当分の間、心配しなくていいと思いました。いつもあるはずのものがなくなると、本当に大変ですね。バターが何故品薄なのかわかりませんが、日本が輸入に頼っている限り起こりうることですね。

乳脂肪は日本人には良くないので、品薄になってるぐらいの方が良いのかもしれません。

霊安室って無くなってきているそうです

Posted on: 土曜日, 11月 8th, 2014 in: クリニックより

病院の中に霊安室がなくなってきているそうです。大きな病院にはありますが、中小の病院にはなくなってきているそうです。理由は、使われない時間が多いからと言うことだそうです。

確かに100床程度の病院なら、月に2-3人しか亡くなりません。葬儀屋さんが来るまでの1時間程度しか使わないわけで、遊ばせておく訳にいかないようです。確かに都会の病院ならそうなってくるでしょうね。

私は、霊安室はなくなって良いと思います。人の死は必ず訪れることなので、亡くなったらすぐに部屋から出して、隠す方がおかしいんじゃないでしょうか?死というものを見ないようにしてきたから、人の命を大切にしないようになったと思います。

私の父親は、death on araivalだったので、救急室に放置されていました。検視官が来るまで、長い時間放置されていました。検死になったから仕方なかったのですが、スタッフも誰もいない部屋に放置されているのはかわいそうでした。

人の死には必ず意味があります。何故亡くなったのか、何故そのタイミングだったのか。逆に、亡くならないことにも意味があります。もうだめだろうと思っていても、持ちこたえることもあります。何か気になることがあるのだろうと話しています。

人は、生まれてくるところから死んでいくところまで、必ず意味があります。そんなことをもう一度考えてほしいものです。

知り合いに副院長が増えています

Posted on: 金曜日, 11月 7th, 2014 in: クリニックより

知り合いの医者が気がつけばいろんなところで副院長をしていました。もう、そういう年になったんだなあと思います。でも、ある医療センターでは副院長がたくさんいるから、誰が副院長かわからないと言います。

副院長というのは、院長と違って何人いても良いのでしょうね。一方、院長は必ず一人です。かといって、院長が一番偉いのかというとそうでもありません。飾りで院長をしてもらってる場合も多々あります。

医療の世界は普通の会社とは違って、役職は経歴が長い人からついて行きます。キャリアや資格ではなくて、いつ医師免許を取ったかによって決まっていきます。年功序列が深く浸透したままなのです。

では、誰が一番偉いのか、事務長だったり、内部にいなくて外部にいたりします。実権を握っている人と、肩書きがある人は違います。私は、肩書きが嫌いなので、院長やってくれと言われてもやりません。

ところが、クリニックでは院長になってしまいます。医者が一人しかいないのに、院長なんて言わないでほしいと言っているので、内部では今日子先生とかきょうこちゃんと呼ばれています。

最近知り合った先生方の集団には、キョンキョンと名付けられてしまいました。そういう言われかたしていた時期もあります。呼び方はどうであれ、ちゃんとした医療が出来ればいいわけです。

院長と言われたくないのは、太ったじいさんのイメージがするからですけどね。。。。

目を覚ましてくれました!

Posted on: 木曜日, 11月 6th, 2014 in: クリニックより

食べられなくなって、弱ってしまった患者さんにCVポートを入れ、高カロリー輸液、脂肪製剤投与、肝機能改善薬の投与などありとあらゆることをしたのに、昏睡のように眠ってしまって、無呼吸もあり、血圧も下がりだした方がいました。

やれるだけのことはやって、やれるだけの検査もしたけど、何故目覚めないのかがわかりませんでした。家族にはもう長くないかもしれないと話をしたのですが、施設看護師と、なんかおかしいよねって話になり出しました。

眠っているけど、聞こえているだろうと思い患者さんのそばで関係ない話を続けてみました。刺激になるかなと思ったのです。眠り方を見ててもなんかおかしいと思い、老人ホームの看護師に相談していました。

同時に、精神科の医者にも相談を始めました。2カ所に相談しながら、うつ病で寝ているだけかもしれないと思い、抗うつ剤を口に入れてもらいました。口の中で溶けるタイプです。

そうすると、目覚めだしたのです。最初は目を開けるだけ、そのうち、話もしてくれるようになり、私の無駄話、聞いてたでしょというと照れ笑いしてくれました。

老人ホームに同じような患者さんがいて、精神科の先生が見ていたようです。眠ってしまい無呼吸まで出て血圧も下がっていたそうです。それを聞いて、確信しました。うつ病で眠っていると。

今回のことで協力してくれた二人のドクターと近いうちに会うことになりました。二人には面識はないのですが、近い地区で診療されているので紹介しておけば何かと役に立つだろうと思ったのです。

他の医者との関わりを避けて生活していましたが、メールではたくさんの先生に協力していただいています。会うこともなかなか無いのですが、今回は何となく会う話になりました。

訪問看護で入ってくれている看護師もびっくり仰天、私からうつで寝ているかもしれないとメールすると昏睡だと思っていました。と返事が来て、目覚めたのを目撃して、すごいですねとメールが来ました。

たくさんの人のおかげで、ようやく目覚めてくれた患者さん、かわいい笑顔を見に行くのが楽しみです。

視力低下は、網膜が薄くなっているせいでした

Posted on: 水曜日, 11月 5th, 2014 in: クリニックより

視力低下を主訴に来られた方がいらっしゃいます。いろんな検査を提案して、もちろん眼科も紹介しました。見る機能が下がっている場合、眼科はもちろんですが、脳疾患も考慮しないとなりません。

今回は、網膜にあったようで、大学病院で精密検査を受けることになったそうです。運転免許が難しくなってきたと話されていたので、何とか進行を遅らせてほしいものです。

運転できなくなると、行動範囲や生活のパターンまで変ってきます田舎に住んでおおられる方なので、都会の人より深刻なんだと思います。もし、運転免許が更新できなくなれば、住む場所も変えないとならないかもしれないので、大変ですよね。

普段何気なくしていることも、何かあれば大きく変ります。私の場合、車をぶつけてしまって、部品がもうないと言うことである方に中古部品を探してもらって、何とか修理することが出来ました。

車がない間は、代車があったのですが、どうしても行動範囲が限られていました。板金やさんが連休もがんばってくれて、たった1週間で戻ってきたので本当にありがたい話です。

今日から、元の生活パターンに戻せます。

休日はお菓子作りをしています

Posted on: 火曜日, 11月 4th, 2014 in: クリニックより

人付き合いが多いので、外に出ていることが多いような印象を持たれるのですが、実は出不精です。引きこもりといった方が良いかもしれません。休みの日は一歩も家から出ないこともたびたびです。

朝から、パンやケーキ、ミートソースなど作りたいものを片っ端から作ってみます。とは言っても、腰は重い方なので、動き出すまでが大変です。昔は、ケーキを焼くと決めたら前の日にすべて計量して準備していました。

いざ作ろうと思ったら、卵を室温に戻してなかったり、牛乳が足りなかったりと作る前に買い物に出ないとならないこともあります。でも、一日中何か作っていると楽しいし、翌日職場に持って行って、みんながおいしそうに食べてくれるのを見るのも好きです。

アイデアが豊富なのか、いたずらが好きなのか、あんこを固めてホイップクリームでデコレーションして、ケーキのように仕上げることもたびたびです。切ったら、あんこじゃないですかって笑いが出ます。

前は、魚の頭としっぽが付いているお皿を持っていたので、そこに刺身を並べて、尾頭付きなんて笑わせていました。意外にだまされるんですよ。そんなお皿もどこに行ってしまったのかわかりませんが、新しいいたずらを考えないとなりませんね。

緑色のシュー皮を何十にも重ねて、間にカスタードクリームを挟み込んで、キャベツのように仕上げたお菓子を見て思いついたのは、ロールキャベツの丸ごとキャベツバージョン。いろいろネタは内緒にしてきたのですが、暴露してしまった以上、新しいネタを考えないとなりません。

今ほしいものは、ミニ鯛焼き器です。家庭用がやっと出たのですよ。でも、買ってしまうと夢がなくなってしまうので、今のところ夢のままで置いています。

臓器のシェーマについて

Posted on: 月曜日, 11月 3rd, 2014 in: クリニックより

臓器の絵を描いて病状を説明することがあります。外科医は若い頃に絵に関しては徹底して教育されます。電子カルテではなくて紙カルテだったから手術所見用紙にちゃんと書けないとならないし、カンファレンスでもしっかりした絵を描かないとなりません。

特に、カンファレンスでまともな絵が描けないとひどく怒られて、上司にみっちり教育されます。内科ではこんなことは無いだろうし、電子カルテになってしまってからはなおさら書かなくなっていると思います。

医者から説明を受けるときは、是非絵に着目してみてください。どんな絵を描くかで、何科の出身かわかるでしょうし、ドクターが病状をどこまで理解しているかもわかるかもしれません。

実際に目で臓器を診てきた外科医と画像でしか臓器を見ていない内科医では臓器に関して持っているイメージも違うと思います。検査というのは静止の状態で取っているので、動いているとき何が起きているかはわからないとよく説明します。

どういう動きをしているのか、手術中でも腸が動くこともあるので、外科医はイメージがつきやすいんだと思います。内科の先生はどんな風にイメージしているんだろうと不思議になることがあります。何でも、見たことがあるか無いかは重要です。

医学に限らず、何でも見て知って覚えてほしいと思います。経験して初めていろんなことがわかります。私は、今でも機会があれば、手術を見学に行きます。どんな風にやっているのか知らなければ説明も出来ないからです。

年だからとあきらめずに、何でも初めてみてください。

手術は受けたくないという相談。。。。

Posted on: 日曜日, 11月 2nd, 2014 in: クリニックより

手術を勧められたけど、受けたくないという相談は時々あります。埋め込み型除細動器を付けたくないという相談の時は、AEDを購入して持ち歩けば、手術を受けなくて良いと言いました。クリニックにあるAEDを渡してみると、これは無理とわかってくれました。かなり重いですから。

足の手術を受けたくないという方は、どうも“手術”とか“切る”という言葉に反応しているようで、今はいっている異物を“抜く”という言い方をしたら、抜いてほしいと言います。手術と一言で言っても、簡単なものから大変なものまでいろんな種類があります。

歯医者で虫歯の治療をするのもある意味での手術なのに、治療と言っているのが不思議です。虫歯の治療よりもっと簡単なことが、医療では手術と言われているからです。歯科で、インプラントを入れることは、医療では人工骨頭を入れることと同じだと思いますが、歯科では手術とは言いません。

痔瘻が出来ている方にもほっといたらだめなのかと聞かれました。最悪、癌になりますと答えました。癌になる前にはありの巣のように広がって、手術で肛門の広い範囲を取らなくてはならなくなると言いました。それなら、早めに手術したいと言ってくれました。

もう年だから乳がんの手術は受けたくないという方には、癌が皮膚を貫いて出てくるので、そうなるとお風呂には入れませんよと言います。お風呂には入れなくなるぐらいなら手術しますって言うことになります。

一方で子宮筋腫などの良性の病気の場合、手術しなくていいんじゃないって話になります。何故手術を勧められたのか、貧血が原因なら、鉄剤を飲めば良いし、大きくなってるからという人には閉経まで待てば小さくなってくると話します。

妊娠を希望しているかどうかも、関係してきます。希望されている場合で、筋腫が子宮の外側に出来ているのであれば、手術した方が良いでしょう。いろんなパターンがありますが、結論は簡単なのです。手術を勧められたからと言ってうのみにせず、しっかり考えた方が良いと思います。

私は外科医ですが、安易に人の体にメスを入れるのは好きではありません。メスを入れたらどうなるかを知っているからです。