高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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スキンケアを始めましょう

Posted on: 月曜日, 6月 13th, 2011 in: クリニックより

 乾燥肌の方、アトピーの方は今の時期からスキンケアを始めましょう。今の時期は、汗にかぶれて、皮膚疾患が増えます。大事なことは、ピッチリとした服装を着ないこと、化学繊維の下着は避けて、綿の下着をつけること。汗をかいたらすぐ交換することなどです。

 びっくりしますが、自分の汗にかぶれている人が多いんです。その場合、乾いたタオルで拭くより、濡れたタオルでふくほうがいいのです。ウエットティッシュは、水以外の成分が入っている場合があるので、タオルを濡らして持ち歩くほうがいいでしょう。

 皮膚のメンテナンスには、保険診療で使えるのもの豊富にあります。でも、歯科の治療で経験があると思いますが、保険が効くものは材料が安価なものがほとんどです。特に、ワセリンなどの油を主体としたものは、精度が悪いです。ワセリンでも、精度がいいものは保険がききません。皮膚のメンテナンスには、保険でできる方法、保険以外のものを使う方法、独自で開発している殺菌と保護作用を持つアロマを使ったものなどみなさんの経済状況に合わせて治療方法を選べます。

 病気全般に言えることですが、病気になってしまってからでは、保険診療を使ってもかなりの高額の医療費を払い続けていかないとならなくなってしまいます。そんなことになる前に、ちゃんとしたメンテナンスをしましょうねとお話しています。アレルギーがひどい方には、歯科で金属アレルギーを扱ってる友人もいますので、ご紹介もできます。

 是非とも、今の時期から皮膚のメンテナンスを始めてください。

乳がんの新しい手術を見学してきました

Posted on: 日曜日, 6月 12th, 2011 in: クリニックより

 乳がんの新たな治療法として、何年か前から肝臓がんの治療方法を応用したラジオ波治療が研究されています。その現場を見学してきました。1cmぐらいの小さい乳がんにしか行うことができないため、受けられる人は限られますが、傷が残らない手術は将来性があると思います。

 1cmの乳がんと言えば、外科手術で行えば、かなり短時間で済む手術です。ところが、ラジオ波で焼くとなると何度かに分けてかなり時間がかかる手術になります。また、現在はデータ集めをしているため複数の超音波の器械で情報を十分集めてから行われるためかなり時間がかかります。そういったデータを解析し、何年も患者さんの状況を追跡し、その結果が出て初めて一般的な治療に変わっていくので、とても長い年月と多くの人の苦労がかかってくるわけです。

 今までの医療は、医療側中心に考えられてきているため、患者側に立ったラジオ波治療というのは、斬新的だと思います。乳房を変形させてまで、がんを根治しないとならないのか、そう考えるとクオリティライフを重視した医療では、疑問を感じます。

 まだまだ、男性主体、医療側主体の医療がたくさんあると思います。そういったことを患者側主体の医療に変えていこうと思えば、患者さんたちの協力も必要になってきます。リスクを負うという問題は、双方に求めていかないとならないことだと思います。

 ラジオ波による乳がん治療は、日本が先導しています。日本の中で最初に考案した先生といろんな意見が一致するので、これからも協力してやっていきたいと思います。

スキントラブル用のバームを入荷しました

Posted on: 土曜日, 6月 11th, 2011 in: クリニックより

 ハーバルと協力して、スキントラブル用のバームを作ってきました。4種類のオイルと7種類のエッセンシャルオイルでできています。アロマの精油の持つ抗炎症作用や、抗菌作用などを使って保湿とともに痛んだ皮膚を治そうというものです。アロマオイルは、季節・湿度によって内容を変えていきますので、今回作成したものは、今の時期だけの処方になります。

 ハーバルでは、糖尿病患者さんのフットケアをアロマオイルを使ったマッサージで、行っています。糖尿病を長く患っていると、ちょっとしたことで足の循環が悪くなり、あっという間に壊死がおこってしまいます。足の小指が少し黒くなってしまっただけでも、膝から下を切断しないと治らなくなってしまうのです。過去にそういう患者さんを何人も見てきたので、フットケアの大切さは患者さんにも説明していますが、実際にそういう目に合わないとわからないものです。

 皮膚も足も、からだは普段のメンテナンスが大事です。悪くなってしまってからは、治そうと思っても治らないことのほうが多いのです。クリニックでは、病気になる前から病気を知ってほしいといろんな指導も行っています。一番大事な食生活については、スタッフも一生懸命勉強しています。

コーヒーサービスを始めました

Posted on: 木曜日, 6月 9th, 2011 in: クリニックより

 クリニックでコーヒーサービスを始めました。近くのエスプレッソバーのミルポアと協力して、はじめてこられた患者さんにはミルポアで領収書を見せていただければ100円で100%オーガニックコーヒーを飲んでいただけることにしました。クリニックの売店でもからだにいいものを販売していますが、いいものを知ってほしいと低価格で提供しているマスターと意見があったからです。クリニックからのご提供はブラックコーヒーのみですが、是非ブラックで飲んでみてください。コーヒーは脂肪燃焼作用もありますから、ダイエットにもいいのですが、ミルクとお砂糖を入れるのはお勧めしません。他の飲み物は、差額のみで対応していただけるようです。私のお勧めは、メニューにはないのですが、カプチーノです。ちょっと苦いので、苦手な方にはカフェオレをお勧めします。

 ミルポアもそうですが、私がかかわってきた人たちは、本当に良心的にいいものを提供しています。いいものは、どうしても原価が高くなってしまうので、みな赤字覚悟でやっています。クリニックの検診関係もそうです。気楽に受けてほしい、医療機関に来る敷居を低くしたい、そういった思いで始めています。

 クリニックでは、スタッフは仕事にくればミルポアの飲み物が無料で飲めるようにしています。仕事をしたことに対するささやかなご褒美なのです。ミルポアには早い時期に”うちのコーヒーメーカーになってください”とお願いしたので、クリニックにはコーヒーメーカーはありません。冷蔵庫はコンビニ、文房具などの倉庫は東急ハンズという考え方です。都会にいるからできることですよね。

 忙しい日々が続いていたので、農林会館のテナントをゆっくり訪問する暇がありませんでした。でも、3階のお店にお邪魔しに行きました。うちと同じように古いものを大事にされていると聞いたからです。いろんな面白いものがありました。ブランドのバックは、創業当時に職人が作っていたものだそうです。ブランドのバックなども、大きな会社が買い取ってからは、大量生産されているのでしょうね。そうなると質は落ちてきます。味の素が飴を売っていたことも初めて知りました。

 今と違って、ものが大事にされていたころの缶などは使っていた人の思いも伝わってくるようでした。カンカンのほうも思っているでしょうね、もう一度人の手に触れてほしいって。。。そんな気がしました。

協会けんぽの保険料が上がるようです

Posted on: 水曜日, 6月 8th, 2011 in: クリニックより

 医療費が増えるから保険料を上げていかないとならないそうです。では、なぜ医療費を抑えることをしないのでしょう。企業検診は、どんどん値下げをしてきていますので、検診施設は薄利多売になりひとりひとりに時間をかけることができなくなっています。予防医学というのは、保険診療では認められていないので、病気になる前に抑止することは行われていません。

 がん検診も、早期発見とばかり訴えて、がんの予防にはまったく力を入れていません。予防することの重要性はだれが訴えるべきなのでしょうか?マンモグラフィー検診と特定検診が始まって、高齢者の検診は行われなくなってきました。一方で、高齢者は介護施設に入るため何か起こるたびに救急車で病院に運ばれ、病名が付けられ治療されます。いつまでたっても死ねない、そんな言葉を聞いたこともあります。

 医療機関では、異常値になるまで何の説明もないし、異常値になっても異常値だと説明するぐらいで、対策を話すわけでもないようです。病気が見つかれば、薬を出すだけで、理解してない患者さんは、もらった薬を飲まずにほったらかしていることもあります。医療機関も薄利多売になってるので、ひとりの患者さんに時間をかけられなくなっているからでしょう。

 昭和に入ってからの日本は、ガラッと変わってしまいました。乳がんも糖尿病による透析もうなぎ上りに増えています。原因は、摂取カロリー中の脂質の占める割合が増えたからだといいます。摂取カロリー自体は増えていないそうです。いろんなものにカロリー表示がされるようになったために気にする方が増えたからでしょうね。それなら、脂肪の質と量も明示すべきではないでしょうか?

 欧米食に変わってきたために、脂質の量が増えたので、和食に戻せばいいだけなんですよ。中国はもっと危険だと思います。黄河周辺の中国人は、日本人と似た特徴があると思うので、欧米食の導入が進めば、透析が増えてくるはずです。でも、日本のように透析施設が近くにあるわけではないので、透析になってしまったら命も失う可能性があるのです。早くそれに気づいてほしいと思いますが、中国は国が大きすぎて、日本よりもっと大変なんだと思います。

 クリニックでは、検診事業には真っ向から反発したやり方をしていますし、保険診療についてもそうです。なるべく保険診療を使わない方法をすすめています。もし、保険診療で医療を受けたいのであれば、医療機関に出向く前に入院保険や生命保険に入るべきでしょう。私自身は、生命保険は意味がないと思っているので、入っていませんが、入りたい人は健康なうちに医療機関を受診する前に入るべきだと思います。

すごい薬が出るようです

Posted on: 火曜日, 6月 7th, 2011 in: クリニックより

 8月にシップのような添付薬が出ます。腰痛症や変形性関節症に効果があるのですが、鎮痛剤ではなくて向精神薬です。

 実は、痛みというのはとてもしつこいもので、鎮痛剤すら効かないものもあります。その場合、精神病の病名をつけて、精神科の薬を処方していたのです。医者が読む本などには、鎮痛剤が効かなければ、向精神薬を出しなさいと書かれているのに、精神科の病気ではないのに精神科の病名をつけなければ、今まで処方できなかったのです。

 この、向精神薬も効かなければ、次のステップは麻薬になります。単なる変形性関節症の痛みであっても、ひどい場合はそうなるのです。麻薬というのは、がんの痛みにはよくつかわれます。麻薬を使ったらもう最後だと思うかもしれませんが、そうではありません。使い方によっては、痛みを感じなくなり快適な生活を送ることができるようになります。

 本来の病名ではない病名をつけないと処方できない薬は、結構あります。病名とは、厚労省が添付文書に乗せてもいいと許可されたものしか使えないのです。理論的には、別の病気に聞くとわかっていても、臨床実験などで、たくさんの症例を集めないと、認めてはもらえません。

 病名と言えば、生命保険がらみでおかしなことがあるようです。よく、がんが心配だという人には胃がん疑いなどと書いて、腫瘍マーカーを測ったりします。腫瘍マーカーは早期がんの発見には適さないので、あまり意味はないのですが、心配している人にとっては手軽に受けられる検査なので、いいと思っていました。

 ところが、生命保険は、そのがん疑いの病名まで、調べだしているようです。本当にがんだと思ってつけるわけではない場合が多いので、これは大変なことですよ。保険がきけば安くなるからと患者さんは求めますが、もうしないほうがよさそうですね。些細な金額のことで、大切な生命保険や入院費の補助が出なくなったら大変です。

 ある先生に聞いたのですが、10年前のことまで調べに来たようです。医療機関の情報保持期間は5年なので、10年前なら無視してもいいんですけどね。。。電子カルテになるとそうはいかなくなる可能性も出てきます。また、大学病院などはずっと残してあるので、気をつけないといけません。

 生命保険会社というのは、保険金を払いたくないことが基本なので、そのことを知るべきでしょうね。定年を過ぎて満額もらったとしても、支払った額より少ないものです。安心のために入っておくといいますが、安心はできないと思います。すでに、日本の生命保険会社は、経営が危なくなってきていると感じるからです。ある仕事に協力してそのこともわかったのですが。。。。

 これからは、患者さんにはなるべく自費で受けるように話しようと思います。保険がきくことがいいことではないことは、広く知ってもらわないとならないことだと思います。

薬の飲み方で不可解なことが。。。

Posted on: 月曜日, 6月 6th, 2011 in: クリニックより

 薬は、作用時間によって飲み方が変わってきます。血圧の薬などは、多くが一日一回に変わってきましたが、それ以外の薬は、一日3回であったり、2回であったり作用時間によって決まってきます。

 一部の薬は、食前や食直前に飲まないとなりませんが、大半の薬は、食事と関係なく飲んでも構わないのです。よく、胃を荒らすからと何か食べてからといいますが、胃を荒らすことがあるのは、抗生物質と鎮痛剤ぐらいでしょう。それも、めったに胃を荒らすことはないと思います。

 薬を処方する側としては、一日3回、食事と関係なくても飲んでくださいと処方したいのに、食前なのか食後なのか、指示しないと保険が通らないそうです。漢方薬はよく、食間とか食後2時間とか書かれますが、飲む側になればとてもわかりにくいものです。私は、おなかがすいているときに一日3回飲んでくださいといいます。でも、そういう指示が出せないのです。

 市販薬をみると、一日3回と大きく書いて、欄外などに小さく食後などにお飲みくださいと書かれていました。その書き方が正しいと思います。

 食事は日本人なら当たり前に3食食べていると考えますが、国によって習慣が違うので、2回しか食べない国もありますし、夕食が日本の朝食のように軽食のような国もあります。クリニックにもいろんな国に住んでいる方、いろんな国籍の方が来ますので、そのあたりの説明はかなり気を使います。

 現場でおかしいと思うことを、厚労省には過去4回、近畿厚生局通じて1回、大阪府にも3回書き込みをしましたが、返事があったのは、医師免許の原本確認についての書き込みに一度返答があったきりです。それも、決まったことですからご了承くださいです。。。。はあ?って感じでした。もちろん、反論と提案を返信しました。2度も返信しましたが、それに対する返答もなし。言ってることは、こっちのほうが正しい内容で、常識がないのは行政のほうなんです。

 おかしなことばかりだし、そういったことが最終的には患者さんに迷惑がかかるんです。どうしてそんな簡単なことが分からないんでしょうね。いつもそうですが、自分が同じ目にあったらどう思うんですかってことですよ。他人事で仕事してるからこんなことになるんですよ。

ちりめん山椒を作りました

Posted on: 水曜日, 6月 1st, 2011 in: クリニックより

 山椒の実の佃煮を作り、ちりめん山椒にしてみました。昨日、シカゴロックに持っていくと大変好評でした。市販のものは、保存がきくように塩分が多いですが、自宅で作れば、その辺も調整できます。また作ってきてねと言われましたが、プロの料理人ではないので、同じ味にできるかどうかが難しいです。でも、美味しいといっぱい食べてくれたので、また作ってみようと思います。

 新生姜の甘酢漬けも作りました。あまり日持ちはしませんが、短時間で作れるのでお手軽です。お鮨でもないと食べないかと思いきや、しょうがが大好きですと健昌会の看護師はうれしそうに受け取ってくれましたし、シカゴロックでも好評でした。

 今頃は、いろんなものを作ってみたくなります。紅ショウガも、少し手間はかかりますが、自宅で作ると美味しいものです。梅酒は、昔たくさんつけていましたが、梅酒自体を飲まないので、作ることをやめました。梅干しは、一度挑戦したことがありますが、カビが生えるとよくないことが起きると言われているので、作るのはやめました。

 らっきょも作ったことがあります。いろんなレシピで作ってみて、最後に論文にまとめてみました。当時、学会発表から離れていたので、冗談で作ったのですが、医療関係者にはとってもうける内容になりました。なんの学会で発表するの?といまだに聞かれます。

 梅雨が始まったので、食べ物が傷みやすい時期になりました。食中毒や体調不良も増える時期です。じめじめした梅雨が明けて、早くからっとした夏が始まればいいなと思います。