協会けんぽの保険料が上がるようです
医療費が増えるから保険料を上げていかないとならないそうです。では、なぜ医療費を抑えることをしないのでしょう。企業検診は、どんどん値下げをしてきていますので、検診施設は薄利多売になりひとりひとりに時間をかけることができなくなっています。予防医学というのは、保険診療では認められていないので、病気になる前に抑止することは行われていません。
がん検診も、早期発見とばかり訴えて、がんの予防にはまったく力を入れていません。予防することの重要性はだれが訴えるべきなのでしょうか?マンモグラフィー検診と特定検診が始まって、高齢者の検診は行われなくなってきました。一方で、高齢者は介護施設に入るため何か起こるたびに救急車で病院に運ばれ、病名が付けられ治療されます。いつまでたっても死ねない、そんな言葉を聞いたこともあります。
医療機関では、異常値になるまで何の説明もないし、異常値になっても異常値だと説明するぐらいで、対策を話すわけでもないようです。病気が見つかれば、薬を出すだけで、理解してない患者さんは、もらった薬を飲まずにほったらかしていることもあります。医療機関も薄利多売になってるので、ひとりの患者さんに時間をかけられなくなっているからでしょう。
昭和に入ってからの日本は、ガラッと変わってしまいました。乳がんも糖尿病による透析もうなぎ上りに増えています。原因は、摂取カロリー中の脂質の占める割合が増えたからだといいます。摂取カロリー自体は増えていないそうです。いろんなものにカロリー表示がされるようになったために気にする方が増えたからでしょうね。それなら、脂肪の質と量も明示すべきではないでしょうか?
欧米食に変わってきたために、脂質の量が増えたので、和食に戻せばいいだけなんですよ。中国はもっと危険だと思います。黄河周辺の中国人は、日本人と似た特徴があると思うので、欧米食の導入が進めば、透析が増えてくるはずです。でも、日本のように透析施設が近くにあるわけではないので、透析になってしまったら命も失う可能性があるのです。早くそれに気づいてほしいと思いますが、中国は国が大きすぎて、日本よりもっと大変なんだと思います。
クリニックでは、検診事業には真っ向から反発したやり方をしていますし、保険診療についてもそうです。なるべく保険診療を使わない方法をすすめています。もし、保険診療で医療を受けたいのであれば、医療機関に出向く前に入院保険や生命保険に入るべきでしょう。私自身は、生命保険は意味がないと思っているので、入っていませんが、入りたい人は健康なうちに医療機関を受診する前に入るべきだと思います。