学会参加のため、休診いたします
Posted on: 木曜日, 4月 5th, 2018 in: クリニックより学会参加のため、休診させていただきます。半日で大阪に戻ってくるのですが、クリニックの診療は土曜日になります。
学会参加のため、休診させていただきます。半日で大阪に戻ってくるのですが、クリニックの診療は土曜日になります。
何人かの患者さんとお別れすることになりました。残念ですが、仕方ないですね。治療の目標などを伝えて、自主管理してもらうようにしています。
変わりに、転勤してこられる患者さんがくればいいなって思っています。でも、落ち着いてからでしょうから少し先になるでしょうね。新しい出会いに期待しましょう!
国家試験に合格したら何かプレゼントしてね。そんなこと、言ってたようです。受かると思っていなかったので、まったくの冗談でした。
ところが、受かってしまったので、合格祝いを頂いてしまいました。その日は誕生日だったので、いい誕生日プレゼントにもなりました。ほかにお祝いもなかったので、唯一のお祝いでした。
その翌日、友人の訃報を知りました。桜満開の中、安らかに眠ってください。いろんな春があります。新しい年度が始まるので、今年もがんばらなきゃって思います。
高速道路を走っていても、郊外になると桜がとてもきれいに咲いています。今だけの特典って感じですね。花見に行くならどこがきれいかって話題が出るころでもあります。
花を見に行くなんて習慣はなかったのですが、せっかくなので見に行くようにしています。でも、小学生のとき桜並木の中を通学していたので、そのころを越えるような桜は見ることがありません。
桜が終わったら、つつじだそうですが、花を見るより蜜を吸った思い出しかありません。花が好きなヒトは季節ごとの花のことをよくご存知ですが、わたしは花には興味がなかったので、あまり知りません。
ゆっくり花を眺めていられるようなゆったりした時間が作れるようになったらいいのになって思います。
アンギオテンシンⅡという血圧を上げる物質が糖尿病と関連があるようです。血圧を下げる薬でアンギオテンシンⅡ受容体拮抗薬というものがあるのですが、それがインスリン抵抗性を改善するそうです。
糖尿病になる前に、インスリン抵抗性が出てくるのですが、その段階で腎臓の糸球体高血圧が始まり、腎臓の障害が進んでいくそうです。
インスリン抵抗性とは、インスリンをたくさん出してもインスリンの作用が十分発揮できない状況で、インスリンが効いてないと思ったからだは大量のインスリンを出します。
インスリンが高濃度になるとアンギオテンシンⅡが効きやすくなって、ナトリウムを再吸収するので、むくみやすくなって血圧も上がります。メタボの人は少量の塩分でもむくみやすくなるそうです。
とってもわかりにくいないようですね。でも、大事なことは、何でも連動しているということです。病気は単独で起こるのではなくて、何かひとつの病気になれば、裏でいろんなことが起こり始めているって事です。
朝食の重要性をずっと話して来ましたが、朝起きてからどれくらいで食べたほうがいいのかは明確ではありませんでした。朝起きて、朝日を浴びて朝食を食べることが重要だとはわかっていたのですが。
時間栄養学の資料を見ていて、起きてから2時間以内と書かれていたので、やっと整理が出来ました。わたしは、5時におきて7時に食べていたので、間が空き過ぎかなと不安に思っていたからです。
また、朝日を浴びることで中枢時計遺伝子が刺激され、バランスのいい朝食を食べることで末梢時計遺伝子が刺激され、体内時計が24時間にリセットされることも知りました。
体内時計の遺伝子が2ヶ所にあったのですね。末梢時計遺伝子は小腸や肝臓にあり、臓器を取り出すと体内時計も数日で狂ってしまうそうです。いかに消化管というものが大切なのかわかりますね。
スマートフォンにタッチするだけで血圧が計れるような研究が進んでいるそうです。指先の動脈の圧を測定して、腕の血圧に変換するようです。でも、動脈硬化が起きている人には難しいかもしれません。
正確な数字はわからなくても、普段より高いとか低いとかだけわかれば、腕で血圧を測れば良い訳で、いいのかもしれません。ちゃんと測ってみようと言う動機付けになるかもしれません。
それよりも、飲食店などで、食後にタッチしたら血糖値が分かる装置が出来ればもっと役に立つと思います。血糖値は血液を出さないと測れませんが、指を入れたらちくっとして血糖値がわかるなんて出来そうですけどね。
食後血糖とは食事開始からの時間で考えるので、フルコースなどを食べた場合は、食べ終わったころが一番血糖値が高いのだと思います。正常の人は食事開始から1時間、糖尿病の人は食事開始から2時間が一番血糖値が高い状態です。
内科の先生が簡単な手術をしていることにびっくりしたのですが、研修医制度が変わってからはそういう時代に変わってきたんだと思いました。
内科の先生でも、縫合などができる先生もいますが、わたしの同年代だとやろうとしないし、やったとしてもむちゃくちゃだったりします。わたしの時代は研修医からどっぷりつかってしまうからです。
今の若い先生は2年間で外科も内科も研修するので、器用な先生は外科的なことも出来るようです。ただ、経験数が圧倒的に違うので、どうなのかなとは思います。
皮膚のできものをとる場合も外科で悪性腫瘍も扱ってきたため、良性だと思っていてもマージンを十分に取る癖がついています。そのため、2度ほど後でよかったと思うことがありました。
良性だと思っていたものが病理検査で悪性だと判定が出て、マージンは十分取れているとコメントが書かれていたからです。
労働衛生コンサルタントは国家資格です。産業医と似た仕事ですが、法律も分かっていないと取れない資格です。外科専門医や糖尿病療養指導医、産業医は国家資格ではないので、5年ごとの更新が必要ですが、国家資格は更新はありません。
筆記試験は免除で、口頭試問だけだったのですが、15分程度の口頭試問の間に質問されたのは10問ぐらいあったと思います。終わってから、言い忘れたことがあったと思い出したり、後悔することばかりでした。発表までに2カ月以上あったので、そんなことも忘れたころに通知を受けました。
合格率が低く、かなりハードルの高い試験だと聞いていたので、合格していたことのほうが驚きでした。国家資格は二つ目ですが、試験がしんどかったので、当分の間はこういったチャレンジをすることはないと思います。
桜の花を眺めながら、ひとりで卒業のお祝いをしようかなって思っています。