高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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新規開業個別指導について

Posted on: 火曜日, 7月 12th, 2011 in: クリニックより

新規開業個別指導は、開業して半年目に行われます。これから開業される先生にどういったものかを情報提供しようと思います。

レセプトは開業から3カ月分のレセプトの中から、10名分を用意されています。その分のカルテを持参するように言われますが、カルテには当然、個別指導直前までの内容が書かれています。カルテの内容も、じっくり読まれるので、その点も注意が必要です。

指摘されることは、薬と病名があってるかどうか、検査と病名があってるかどうか、投薬内容が適切かどうかなどのようです。当クリニックでは、ほとんど検査をしていませんでしたし、投薬もごく限られていたので、指摘は全くありませんでした。

また、標榜科と違う内容の投薬も指摘があるようです。たとえば、整形外科で内科の処方をしているばあい、内科で処方してもらいなさいと言われるようです。また、患者さんが複数の医療機関にかかっておれば、そのレセプトも用意されているようです。他の医療機関への受診がないか、投薬を受けていないかをしっかり聞いておく必要があると思います。

多くは、改善するようにといった内容の文書が来て、どう改善したかの報告書を出さないとならないようですが、うちにはいまだに送られてきていないので、全く問題がなかったのだと思います。

一言で、アドバイスするとすれば、開業から半年間は、経営のことは後回しにして、最小限の医療だけをしてくださいということになると思います。当クリニックでは、食生活指導を徹底して行っていましたし、加算はなるべく取らない方針で行っていましたので、なにも指摘されることがなかったのですから。。。。

医療司法の講演を聞いてきました

Posted on: 月曜日, 7月 11th, 2011 in: クリニックより

東京女子医大の事件で、実際に留置所や拘置所に入った先生の講演を聞いてきました。最終的には、無実を証明したのですが、その過程は本当に壮絶なものでした。問題になった患者さんはなくなってしまったので、なぜそんなことが起きたのかを知りたいという家族の思いはわかりますが、結局は刑事告発しても死亡原因はわからないままなのです。

警察の留置所は、本当に人権を無視した場所で、最初から犯罪者扱いされるようです。警察のHP上に書かれている食事のことなどは、全く嘘だそうです。警察が嘘をつくんだから、その先のことはなにも信用できませんよね。

なぜこういったことが起こるのか、理由は様々ですが、ひとつびっくりすることがありました。医療訴訟に対する保険です。過失があったと認められないと下りないそうです。そのため、病院側は過失がなかったと証明するより、保険金をもらうために過失があったことにするそうです。過失があったとしても、本当なら複数の人間がかかわって起こったはずですが、短時間で片付けたいためにひとりに責任を押し付けるようです。

結局、患者さん側がどうしてこんなことになったのかを知りたくて裁判を起こしたとしても、本当の原因は、解剖をしていなければ解明されることはないようです。

医師免許を持ってる医者でも、必ずしも技術が優れているとは限りませんし、人格が素晴らしいかどうかなど全く不明です。同様に、いろんな病院の院長や理事長になってる医者が、人格者かどうかは全く評価できません。株式会社であれば、株主からの監視もありますし、社長になる人や幹部の人はそれなりの人格者が選任されていると思います。でも、医療の世界ではそういった選任方法ではないのです。

学会での発表の業績、過去の職歴(どこの役職を務めていたか)そういったものだけが判断材料になります。患者さんをいかに治療してきたかは、評価する方法もないのです。政治力を持った者だけが、上にあがっていける世界なのですから、本当に馬鹿らしい世界だと思います。

たくさんの本当にいい先生もいます。でも、その一方で、一部に本当にひどい先生もいます。それをどうやって見分けるかは、各個人で判断するしかないのでしょうね。

日本女性骨盤底医学会で発表してきました

Posted on: 日曜日, 7月 10th, 2011 in: クリニックより

この学会は女性の骨盤底臓器を一括に扱おうというもので、産婦人科、泌尿器科、外科が一緒になって開催しています。しかし、外科の分野がまだ少ないので、大阪市立大学の先生に発表しないかと誘っていただきました。

クリニックも初診の患者さんが、500人を超えましたので、データを分析して肛門から骨盤底に対してどうアプローチするかを発表してきました。学会での発表は、ほぼ20年ぶりになるので、かなり緊張しましたが、データ解析は医療秘書がやってくれましたし、言いたいことはまとまっていたので、6分という発表時間はあっという間に終わりました。

でも、今回残念だったのは、なってしまった病気をどう直すかの話ばかりがなされていて、そうならないためにはどうしたらいいのかが全く話題になっていなかったことです。私は、予防医学のほうに興味があるので、そっちのほうを話題に出しましたが、あまり関心を持ってもらえませんでした。

座長をしていただいた、大腸肛門病センターくるめ病院の先生は、これからの課題ですねと言っていただいたので、またデータを集めて発表していこうと思っています。

今回のことで、医療秘書の重要性も再確認できたので、データ解析ができる医療秘書を育てていこうと思いました。患者さんのデータを分析することで、医院経営に何が足りないかも、明白になっていくはずです。開業医であっても、どんどん学会で発表していくことも可能になります。今は、大きな病院が中心で、偏った見解しか出ていないと思ったからです。

これからクリアーしていかないとならない問題もたくさんありますが、今回久しぶりの学会発表は、いろんな意味での勉強になりました。

低血糖の方が意外と多いようです

Posted on: 木曜日, 7月 7th, 2011 in: クリニックより

受診時に生活習慣の偏りを見るために5項目の採血検査を受けていただいています。その結果を見ていると、意外と低血糖を起こしている方が多いとわかりました。そういう方には、糖負荷試験を受けていただいていますが、耐糖能異常の方がかなりあります。

耐糖能異常というのは、糖に対する反応が正常ではないということですが、昔は糖尿病の前段階と扱われていました。ところが、耐糖能異常の段階から、血管障害が進んでいるとわかりだし、現在では糖尿病と同じ扱いになっています。

糖負荷試験では、血糖の変動と同時にインシュリンの分泌を見るのですが、インシュリンの初期分泌が遅れている方が、結構見られます。インシュリンの初期分泌が遅れると、血糖が高くなってしまい、その反動で低血糖になってしまうのです。

低血糖がなぜいけないか。。。。糖質というのは、脳にとって重要なエネルギー源です。低血糖が遷延すると脳の活動が妨げられて、痴呆などの原因になってるかもしれないと言われ出しています。

もしそうだとすると、今までアメリカ主導で行われてきた治療の多くを考え直さないとならないかもしれません。日本で、認知症が増えている原因が、欧米の生活を取り入れたことが原因かもしれないのです。

人間の体でまだわかってないことは山ほどあります。病名だって信用できません。まだまだ見つかってないものがたくさんあると思います。でも、人間の体の構造が同じである以上、何か一定のルールがあるはずです。

そういったことを、患者さんとともに探していっています。

9月より手術日を変更します

Posted on: 火曜日, 7月 5th, 2011 in: クリニックより

7月から月曜日に変更していたのですが、永山病院のほうの手術件数が増えたこと、外来が月曜日は忙しいことなどから、9月から木曜日に変更して、スタート時間を14時にずらせることにしました。

病院というのは、勤務表というものがあって、1カ月以上先の変更しかできません。何かを変えようと思えば、2か月がかりになるのです。製薬会社などは、翌月から転勤などと急に変更ができるようですが、病院というのはそれができないのです。

9月には、新たに在宅の仕事も始まりますし、検診の枠も増えます。12月にももう一つ在宅の仕事が始まりますから、年内にいろんな仕事の整理をしていかないとなりません。また、クリニックも新規の患者さんが、もうじき500名を超えますから、少しゆとりを持った診療に変えていかないとなりません。

以前から、スタッフの人数がぎりぎりだったので、スタッフの募集もすることにしました。新たに資格を取りたい人、新しい技術を身につけたい人は大歓迎です。クリニックのスタッフは、必ず別の仕事を持っていますので、本業の合間にクリニックの手伝いに来られるかたも大歓迎です。

人生でもそうですが、仕事でも必ず逃げ場が必要です。何か一つにしがみつきだすと正しい判断もできなくなりますし、新しい情報も入ってこなくなります。いろんな職種を経験することで、いろんな考え方も身に付きますし、改めて本業にもいい影響が出ると思います。

是非、都会の真ん中で働いてみてください。

微熱という概念は日本だけ?

Posted on: 日曜日, 7月 3rd, 2011 in: クリニックより

海外から一時帰国して診療に来られた患者さんと話していて気付いたのですが、微熱という概念は日本特有のものかもしれません。海外で熱と言えば38.5度以上のようです。

元々微熱は修復熱と言ってからだで何かを修復しているときに出るものです。からだは自分にとって利益になるようにしようとしますので、自力で修復してくれるのです。平熱が低いという話もよく聞きますが、測り方を間違えている場合も多いようです。

体温は37度だそうです。37度ないと酵素発行しないからだそうです。体温の測定はわきより肛門のほうが確実ですが、かといって肛門で測る体温が本当の値かどうかは不明です。おそらく、からだの中心部で、重要な場所を37度に保つために、手足を冷やしてしまったりなどして調整しているのだと思います。

一方で38度以上の発熱は、わきでも十分測れます。からだのありとあらゆるところの熱をあげて、ウイルスや細菌などを殺そうとしているのだと思います。37度というのは酵素発酵ができる温度であるとともに、ウイルスや細菌などの居心地もいい温度なのだと思います。

からだが発するアラームに耳を傾けてみると、面白いと思いますよ。