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肛門内科/内科/消化器内科 (完全予約制) ひらいクリニック 大阪市中央区南船場3-2-6 大阪農林会館 B-1号室 TEL06-6125-5350 FAX06-6125-5351

糖尿病・内分泌内科、消化器内科、脳神経内科、肛門内科、形成外科 超音波診断専門 ひらいクリニック|大阪市中央区/心斎橋

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血糖

低血糖と糖尿病は、関係がないと思いがちです。ところが深い関係があります。糖尿病になる前には、低血糖になるのが怖くて食べ過ぎる傾向があるからです。

また、糖尿病治療で最も重要なのが、低血糖を起こさないことです。低血糖を頻回に起こすと、予後が悪いと言われているからです。

糖尿病治療では、いい薬が出ました。消化管ホルモンであるインクレチン関連薬というものです。高血糖だけに効いて、低血糖の時は、作用しないのです。低血糖を起こす原因として、その前にある高血糖がかなり問題になります。高血糖の反動で、低血糖を起こすからです。

従来の糖尿病薬では、インシュリンを出すだけだったため、高血糖は改善しましたが、効きすぎると低血糖を起こしてしまうという欠点がありました。インクレチン関連薬は、それを改善したので、画期的な薬です。

どうしてこういった薬が見つかったのでしょうか?

これは、基本的なことに立ち戻ったからです。点滴で、高カロリーを入れると血糖が不安定になるけど、同じカロリーを口から入れると血糖が安定するという所から見つかったようです。消化管を食物が通ることが、とても重要なことだとわかり、いろんな研究がされました。口から食物を取れば、免疫力も上がるとわかったのです。

そういったことがわかってきた背景には、消化器外科で行ってきた治療があったと思います。消化管の手術後は、食べることが出来ないために、点滴で栄養を補給します。ところが、1週間ほどたって、口から食物を入れだすと、急激に元気になってくるのです。同じようなことは、胃ろうでもわかりました。高カロリー輸液から、胃ろうに切り替えた方は、元気で長生きすることがわかったのです。

糖尿病になる前に発見することはとても難しいことです。ガイドラインを呼んでも、どこを調べても、糖尿病になってからのことしか書いていません。しかし、少しずつ糖尿病になりそうな人がわかりだしてきています。その一つが低血糖だと思います。

また、動物性脂肪、乳脂肪を好む方は要注意です。最近急に太ってきた方も要注意ですが、日本人に特徴的な糖尿病は、痩せてる人におこるので、痩せているからと言って安心はできません。

脂肪分の多い食べ物は、どうやってみ分けるのでしょうか?

簡単なことです、とろっとしたもの、ふわっとしたもの、サクッとしたもの、口どけのいいもの、そういった食感は、動物性脂肪で作られるものだからです。

少しでも、体調に不安があれば、検査を受けていただく方がいいと思います。糖負荷試験が、糖尿病の早期発見に非常に役立ちます。しかし、体調不良が出てからでは、すでに糖尿病になりかけているかもしれません。元気なうちに、調べておく方がいいでしょう。

糖負荷試験は、2時間ほどでできる検査で、通院で出来ます。それ以外にも、24時間血糖測定という検査があります。すでに血糖異常を起こしている方には、こちらの検査がいいでしょう。3日間かかる検査ですが、普段の生活の中でどう血糖が変動しているかを知ってもらえます。

糖尿病、高脂血症、高血圧は、連鎖反応的に起きると言われています。どれか一つでも引っ掛かっている方は、早めに検査されることをお勧めします。

正常な人の糖負荷試験の結果


正常な人は負荷をかけてもおおむね150を超えることはありませんし
2時間後にはほぼ空腹時の血糖値に戻ります。

 

反応低血糖症の症例

ビクトーザ治療前

≪糖負荷試験(OGTT)≫

インシュリンの分泌が遅れがあり血糖が急上昇した後
遅れて出過ぎたインシュリンが時間差で働き過ぎで血糖値が下がり過ぎています。

≪24時間連続血糖測定(CGM)≫

上昇と下降の幅が大きいです。

ビクトーザ治療後

≪糖負荷試験(OGTT)≫

高血糖のみに効くビクトーザの効果で負荷後の血糖上昇も抑えられ
その後の下がりすぎもなくなりました。

≪24時間連続血糖測定(CGM)≫

上昇と下降の幅が減少しています。
血糖値は上昇と下降の幅が大きいほど身体に負担がかかります。

実は、この症例は、平井今日子のものです。低血糖を頻回に起こすようになり、いろんな方面に相談したのですが、まともに取り合ってもらえず、最後に関電病院の清野先生が診断をつけてくださいました。この状態を理解しない医者は、私を精神障害といまだに思っているようです。病名が有名じゃないと、病気と思わない医者がかなり多い気がします。医療のはざまに落ち込んだ私のような患者さんは多いはずです。当クリニックではそういったことも徹底的に調べて、食事指導中心の治療を行っています。

≪さまざまな耐糖能障害≫

インシュリン治療の変更が成功した例

74歳男性、強化インシュリン療法を行われていました。BOT(持効型インシュリン)としてランタス8Uをベースにして、毎食前に超速効型インシュリンが6U投与されていました。しかし、糖負荷試験をすると超速効型は効いていないとわかり、Cペプタイドを測ると遅れていますが十分出ていることがわかりました。

この方には、BOTを10Uに増やし、超速効型をやめてグラクティブを追加することで、血糖が安定しました。また、ご本人の協力で、食事を一日2回にして、間で間食を入れることで空腹時血糖と寝る前の血糖が130まで下がりました。今後、ビクトーザのみに変更する予定です。