高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

糖尿病の治療変更について

 ビデュリオンへの治療変更例

43歳性の例                             

かかっていたところがあったのですが、低血糖になってると話してもそんなもんだと言われ疑問を感じて通院をやめていたそうです。前治療に関しては詳しい情報はありません。ビクトーザの効果が出なくなり苦戦しましたが、ビデュリオンに変わってからはとても順調になりました。

57性の例                             

外科的な処置で見ていた方ですが糖尿病治療の変更を提案して、元の主治医からも任せてもらえて治療変更しました。血糖値の測定が楽しいようで、いつも結果をうれしそうに見せてくださいます。空腹時130未満、食後200未満を目標にしています。

58性の例                             

足の指の壊死で入院されていましたが、退院して当院に来てくださるようになりました。足の指の壊死が糖尿病による血管障害からではないかとひやひやしましたが、下肢の血管エコーで問題ないとわかり、安心しました。ビクトーザの効果が減弱して苦戦したのですが、ビデュリオンへの治療変更が成功しました。飲食関係なので、食事制限が難しい方です。

60歳女性の例                             

ビクトーザにインスリンのトレシーバを併用しないとコントロールがつかなかったのですが、ビデュリオン単独で効果が出るようになりました。アクトスの併用でさらにいい効果が出ています。毎日2本注射を打っていたのが、週1回の注射に変わったので、喜んでおられます。

トルリシティへの治療変更

70歳男性の例                             

内服治療ではHbA1cが7より下がることがなかったので、
注射治療へ変更しました。
HbA1cも下がってきましたが、腎機能も良くなりました
ご自身でも階段昇降を心がけるなど、がんばっておられます

75歳女性の例                             

膀胱炎をよく起こしていましたがトルリシティに切り替えてからは膀胱炎は起こらなくなりました。膝の痛みで関節注射をしていたこともありますが、最近は注射を打つことも減りました。

70歳女性の例                             

HbAicの変化はあまり感じませんが変動が少なくなりました。それよりも、大きな変化は体重が減ってきたので、ご本人が大喜びしたことです。低血糖を起すことがなくなったため、体も楽になったそうです。

ビクトーザへの治療変更例

50歳男性の例                             

ランタス50単位以上打っていたのですが、量が多すぎるので打っている場所を確認すると硬くなっていたので、打つ場所を変えて量も変更してビクトーザを開始しました。血糖測定も自分でするようになり、勉強してくれるようになったためよくなったのだと思います。

68歳女性の例                             

HbAicの変化もありますが、体重がかなり減りました。膝が悪くて、杖に頼りながら歩いていたのが、杖に頼ることなく歩けるようになりました。体重が減ると女性は輝いてきますね。

ビデュリオンの新規導入例

79歳男性の例                             

認知症があるので、本人は何もわからなかったようですが、週に1回の通院は忘れることなく来てくれていました。

78歳女性の例                             

2年ほど糖尿病の治療は中断していたようです。なんともないからと放置されていましたが、知り合いの看護師に促されて受診されました。ビデュリオンが効くかどうか微妙だったのですが、何とか効果が出てよかったと思いました。

40歳男性の例                             

看護師で新規治療です。転職されて、その後の追跡は出来ていませんが、治療は継続されていると思います。

48歳男性の例                             

前治療は内服とインシュリンだったそうですが、インシュリンは打つのをやめて内服だけされていたようです。前治療の内容はわかりませんが、ビデュリオンの導入でよくなりました。

ビデュリオンへの治療変更後トルリシティへ変更した例

64歳女性の例                             

ビデュリオンに治療変更して効果が出ていましたが、注射後の硬結を気にされたのでトルリシティへ変更しました。トルリシティでもそれなりにコントロール出来ています。

インスリンの治療変更例

50歳男性の例                             

インスリンの量を大幅に減らすことができた症例

外来通院でインスリン量が58単位まで増やしてもコントロールがつかないと
外来担当医から入院を勧められて調整した例です

インスリンを打つ場所を固定させていたことがわかり
一旦持効型インスリンを中止しスライディングスケールを行い
必要インスリン量を推測し、GLP-1を開始、持効型を増やし
スライディングスケールをやめて投与量を決定した

打つ場所の問題以外に、自己血糖測定指導がなされておらず
血糖測定の指導を行い、自身でのコントロールの方法も指導した

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45歳男性の例                             

インスリンを辞めたいと転院されてきました。内因性インスリンが十分出ているので、週1回の注射に変更できました。インスリンのときは旅行に持っていくのも保冷しながらで大変だったそうです。週1回になって楽になったとおっしゃってます。

59歳女性の例                             

■ AM10時起床 AM4時就寝 ■

持効型8E 超速効型 昼2E 夕7E

HbA1c:6.7
グルカゴン負荷試験:1.5/2.7

GLP-1とインスリンの1日1回注射へ変更をしました
食事前に打っていたインスリンはもう必要ありません

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39歳女性の例                             

■ 夕方から夜の仕事 ■

持効型16E

HbA1c:8.8
グルカゴン負荷試験:7.0/7.1

GLP-1の注射1回へ変更インスリンは卒業しました

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59歳女性の例                             

トレシーバ8単位、食前のアビドラ朝10単位 昼13単位 夕13単位から
ライゾデグ 朝9単位 夕18単位への変更で
1日4回打っていたインスリンが2回に減りました

82歳女性の例                             

イノレット30R 朝20単位 夕20単位から
トレシーバ18単位と毎食前のαGIに変更しインスリン注射が2回から1回に減りました


注:インスリン注射の回数が減るとインスリンを打つ前の自己血糖測定も減るため
針を刺す回数がぐっと減ります

治療が難しい場合の対応

57歳女性の例                             

中間型 16E 速効型 12E-14E-14E

HbA1c:8.3
グルカゴン負荷試験:0.1/0.1
(インスリン依存状態→インスリンが全く出ていない状態)

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コントロールがうまくいかないので、食事ごとの血糖値をプロット

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朝食前のインスリンを減らして、夕食前のインスリンを増やすほうがいいと説明しました
まだ、治療変更途中ですが、食事ごとのインスリンの量は同じではだめだとわかりました

内服治療で効果があった例

43歳男性の例                               

未治療でHbA1cが11.7だったので、注射療法でなければコントロールできないと思っていました。
ところが、ご本人もがんばってくれたので体重も減ってきて、コントロールできるようになって来ました。
薬の力だけでは、これだけ改善することはなかったと思います。注目すべき点は筋肉量が増えて
体脂肪量が減ったことです。体重は同じでも、見た目もすっきりしてきています。
アディポネクチン(脂肪細胞から出る善玉のホルモン)が増えたのだと思います。

食生活改善で大幅に改善できた例

42歳男性の例                               

コーラなどの甘い炭酸飲料とスナック菓子を大量に摂取していたようです。尿が多くなったために来院されました。典型的なペットボトル症候群です。食生活改善と運動を促したので、薬の効果以上の改善が見られました。

失敗によって、薬の効果がわかった例

84歳女性の例                                                       

注射打ち忘れによって薬の効果が確認できた例です
インスリンからの治療変更で、ビデュリオンを開始した直後に
注射の打ち忘れがおきました。赤い↓が打ち忘れの日です
これを見ると、週1回の注射でも10日ぐらい効いているのがわかります
多少血糖値が上がりましたが、打てば下がることもわかりました

84才女性

現在、いくつかの医療機関で診療を行っておりますが、公にできる環境になれば公開しようと思います。