高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

コルセットについて質問がありました

コルセットとはどういうものか、たびたび質問されます。私自身も、今回のことで初めて見たので説明しておこうと思います。

現在つけているのは、硬性コルセットと言って、金属のフレームでできたものです。背中をそらせた状態で固定するもので、胸椎から骨盤まで固定しています。最初のころは、寝ているときも装着しておくように言われましたが、現在はだいぶ回復してきているので、寝ているときは外しています。

写真は、あるサイトから借りてきました。自分のものを載せるのはちょっと恥ずかしいですからね。コルセットは、元々西洋のドレスの下につけていた、コルセットからきている名称のようです。軟性コルセットというものは、見た目も似ています。骨がしっかりしてくるのに3カ月はかかるそうで、コルセット装着のめどは一応3カ月ということです。でも、実際骨が治るのには6カ月かかるようなので、それまでの間は、あまり無理はできないようです。コルセット終了後は、マックスベルトという腰痛の際のベルトをつけるように提案されています。

コルセットをしていると、動きが制限されるので、見た目でも大変そうだとわかるようですが、実際つけてみるといろんなことがわかります。重さが、1kgほどあるようで、つけて歩くだけで下半身に負担がかかります。座るほうが楽なように思いますが、実際は立っているほうが楽です。

最初の2週間は体幹ギブスをしてギブスをいったん外して、コルセットの採寸をするのですが、この時が一番大変でした。立ったままで、頭をなるべく後ろにそらして、包帯のようなものを体に巻いて、かたちをとります。固まるまで少し待ってから、包帯のようなものをはずすのですが、2週間たってない時期にこれをするのは、何かにつかまって立っているだけが精一杯でした。採寸後、元のギブスに戻して、固定のためにギブスの素材を上から巻くのですが、まき終わった時、どれだけ安心したことでしょう。

コルセットが出来上がってきて、ギブスからコルセットに変える時も立ったまま行うのですが、変えた直後は、ものすごく不安感がありました。たった2週間でも、腹筋や背筋が、衰えていたようです。このころは、立って歩くこともままならない状況でした。

一週間ほど遅れて、入浴用にプラスティックのコルセットを作ってもらいました。入浴の際は、こっちに付け替えて入ります。前かがみができないので、髪の毛を洗うのが大変です。でも、入浴できるだけありがたいものです。湯船に入ると、コルセットが浮くので、ぷかぷか浮かんで風呂を楽しんでいます。

背骨の骨折で、一番問題になるのは、頭の重さです。なるべく頭の重みが骨折部位にかからないように分散させているようです。また、私の骨折の仕方は前のほうに負担がかかっているので、コルセットした状態でもなるべく前かがみにならないように言われているので、パソコンなどの作業は、寝た状態で、おなかの上にノートパソコンを置いて行っています。

リハビリは日常生活を行うことが中心になります。接骨院で、トレーニングマシンを使って、腕や足、背筋などは鍛えていますが、腹筋を鍛えることが一番難しいです。私自身、昔から腹筋運動は苦手でしたから、コルセットを外してからが大変そうです。

3カ月目に3DのCTを取って、再度骨折部分の評価を行ってから、コルセットを外す時期が決まります。何人かの整形外科の医師に相談しているので、意見もいろいろ出るでしょうけど、下肢の麻痺など神経障害が出ないのであれば、早めに外してしまいたいものです。

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