高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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ありきたりの栄養指導に憤り

Posted on: 土曜日, 4月 4th, 2015 in: クリニックより

糖尿病患者向けの栄養指導の冊子の最初に書かれていたのが、”不規則な食事時間”。。。。それを見て、憤慨しました。職業によってはできないことを最初に取り上げるとはなんたること!

おまけに、不規則な食事時間であっても調整はできるわけで、教育入院並みの押しつけの指導だと思いました。そんなことしているから、糖尿病の人が食生活改善できないのです。

指導しているものが、指導内容を守っているのを聞きたいものです。検診の現場では、乳癌の自己検診をしたことがないスタッフだらけ。そんな人に、自己検診指導をさせている施設側にも問題があります。

なんでも、いい加減なことをしているから、よくならないのです。自分に置き換えて考えてみてほしいものです。春だというのに、気分は最悪。

耐糖能異常にも使える薬

Posted on: 金曜日, 4月 3rd, 2015 in: クリニックより

糖尿病になる前の段階である、耐糖能異常で使える薬がありました。病名追加をしたようですが、そんな情報まったく入ってきていませんでした。

普段からいろんなところにアンテナを張り巡らせて注意していても、製薬会社からの情報がなければ知りえないですよね。製薬会社のMRさんたちは病院には顔を出しますが、開業医なんて相手にしてくれません。

こちらから呼ばないと来ないのが実情です。ネットから得られる情報は、多すぎるし、講演会などへの参加も、時間的に無理だったりします。

何か新しい情報が出たのなら、はがきでもいいから送ってほしいものです。なんとなく、がっかりしてしまいました。

脂質異常症という病名を血管炎症病と変えたほうがいいと思います

Posted on: 木曜日, 4月 2nd, 2015 in: クリニックより

以前から、いろんな病気のネーミングが悪いと話して来ました。コレステロールが高いことを高脂血症といいますが、HDLが低くても同じことなので、脂質異常症という名称に変わってきています。

ところが、高脂血症なのに放置している人がたくさんいます。”コレステロールがいつも高いねん”などと、平気で話している働き盛りがいっぱい居ます。

そんな話を聞くたびに、半身不随になってからでは遅いですよと心の中で叫んでます。きっと、高脂血症という病名から半身不随がイメージできないから、平気で放置できるのだと思います。

脂質異常賞が問題なのは悪玉コレステロールが多いと常に血管に炎症を起こしているわけで、それがゆくゆくの動脈硬化につながり、心筋梗塞や脳梗塞にもつながるんです。

脂質異常症といわず、血管炎症病とか善玉コレステロール機能低下症などとつければ、もう少し理解が得られるのではないでしょうか?治療したほうがいいと思わせるような病名に変えてほしいと思います。

脂肪酸4分画を調べてみましょう(健康バロメーター)

Posted on: 水曜日, 4月 1st, 2015 in: クリニックより

脂肪酸4分画という血液検査があることを最近になって知りました。4種類の脂肪酸の量を調べるのですが、重要なことはEPA/AA比がいくらかということです。1以上あれば優秀ということになります。

一言で油といっても、動物性脂肪から植物性脂肪までたくさんの種類があります。魚の油やオリーブオイルがいいと知っていても、自分がどの程度取れているかを知れる血液検査のようです。

HDL(善玉コレステロール)がたくさんあっても、HDLの中のEPA/AA比が低いと、役に立たないHDLになるようです。ということは、HDLが高いから安心と言う方も測ってみたほうがいいでしょう。

もし、EPA/AA比が低いようなら、背の青い魚をしっかり食べるか、EPAの薬を飲むかしたほうがいいでしょう。EPAの薬は血液さらさら効果もあるそうで、試してみてもいいかもしれません。

乳がん学会を退会しました

Posted on: 火曜日, 3月 31st, 2015 in: クリニックより

誕生日に向けて、何をすべきかいろいろ考えていました。パーティーして騒ぐことより、年を重ねていくにあたって何か有意義なことをしたほうがいいだろうと思ったからです。

それで、今まで宙に浮いていた乳がん学会を退会することにしました。乳がん研究会からのことを思い出すと30年近くかかわってきました。学会になり、いろんなことが変わり、もはや意味をなさないと思っていました。

乳がん認定医の更新のときも、いろんなことがあって、上層部とけんかもしました。5年後の認定医更新はしないと決めて、学会にも行かなくなり、会費も払うのを止めていました。

2年間払わなければ、そのまま退会になるので放置しようと思っていたからです。でも、ちゃんとけじめをつけようと、学会にメールしたら、あっさり辞めることが出来て、認定医の証書を返送しようとしたら、そのまま持って置いてくださいとのこと。。。

そんないい加減なものだったんだと思って、一段と腹が立ちましたね。でも、これで、蹴りがついたので、よかったと思います。人生の整理整頓をしていかないとなりません。今後の人生に必要なものだけを残していこうと思います。

ふたりの合格の連絡

Posted on: 月曜日, 3月 30th, 2015 in: クリニックより

別の職場で一緒だった人から、合格の連絡がありました。看護学校の受験に合格した人と鍼灸の国家試験に合格した人です。面識はない二人ですが、一緒にお祝いをしてあげるのです。

それ以外にも合格の連絡がきました。自動二輪です。いずれにせよ、うれしい話です。自分もがんばらないとならないって思います。看護師の国家試験の結果が気になるところですが、私自身も書道検定の結果待ちです。

3月いっぱいで、発表待ちも終わって、4月から新しい年度が始まります。そわそわした時期になりますね。春は精神疾患が増える時期だし、気を引き締めないとなりませんね。

がんばる人を応援しながら、クリニックで細々と診療をしていきましょう。

手術の話の続き。。。。

Posted on: 日曜日, 3月 29th, 2015 in: クリニックより

2日前のブログはぬいぐるみのことでしたが、実際は外科的手術に共通するものがあります。私たちの時代は、拡大手術をしていた最後の世代でした。なるべく大きく開けて、できるだけ取るということをしていました。

その後、取らなくても同じだということがわかってきて、手術はどんどん縮小の方向になり、小切開で手が入ればできるという時代から、腹腔鏡という時代に移っていきました。

大事なこことは、腹腔鏡でできるのかどうか、腹腔鏡で初めても、開腹に切り替える決断をどこでするのか、決断することが大事です。決断が遅くなれば、リスクがどんどん増えていきますから。

手術中に心臓が停止し、心臓マッサージで戻らないとき、胸を開けて直接心臓マッサージをしたこともありました。このとき、執刀医は私ではありませんでしたが、執刀医の判断が間違ってないか補助するのが助手の役目です。

その手術がどういった結果になったのかは覚えていません。それだけ、必死に対処していたからだと思います。内科と違って、常に綱渡りしているのが外科医です。最近、整形外科の先生ともそんな話題で盛り上がりました。

昨今の事件は、決断するということと助手のサポートの問題があったんじゃないかと思います。

まつ毛はあまり長すぎてもよくないようです

Posted on: 土曜日, 3月 28th, 2015 in: クリニックより

まつ毛は、目の長さの3分の1が適切だそうです。エクステをしている方は、長すぎないように気をつけたほうがいいでしょう。

まつ毛は目の表面から空気を流す役目をしているそうですが、長すぎると効果が落ちるそうです。ほこりが入らないようにしたり目から蒸発する水分量の調整もしているそうです。

いろんな動物にもまつ毛は見られますが、一番印象的なのはキリンですね。まつげが長くてかわいい印象ですが、実は気が荒い動物だそうです。

キリンは頭もいいと思います。動物園で、キリンのえさとしてにんじんを3本セットで売っていると、3本もらうまでは”くれくれ”とこっちを向くのですが、3本上げちゃうと、そっぽ向いたのです。

エクステでまつ毛をつけるのもかわいいのですが、時々”長すぎるやろ!”って思うこともあったので、目を保護する意味でも長すぎないほうがいいと思います。

傷を大きく開けると決断してよかったと思う

Posted on: 金曜日, 3月 27th, 2015 in: クリニックより

手術する際、なるべく小さな傷で済まそうと考えます。でも、大きく開くことを決断して結果的にはよかったと思うことがあります。ちゃんとした処置をしようと思えば、傷の大きさにこだわらないほうがいいという話です。

外から触ると索状物が突っ張ってると判断したとき、小さな穴からセッシを入れるだけで、索状物を切れるんじゃないかと考えました。索状物とは、糸のようなもののことです。

最初は、少し距離があるところから、セッシを入れてつかもうとしてみました。つかむことが出来たら、何とか切れるんじゃないかと思ったのです。ところが、つかめるのですが、遠いから力が伝わりにくいのです。

次に、一番近いところに小さな穴を開けて、引っ張り出そうとしました。ところが、近すぎてセッシでつかむことが出来ないのです。外からの操作だけでは無理だと判断して、少し大きな穴を開けて、指で引っ張り出してはさみで切りました。

外からは、一ヶ所だと思っていたのが、切っても改善がなく、よくよく探してみると、もう一ヶ所索状物があったのです。それも引っ張り出して切ったらようやくツッパリがなくなりました。後は、傷の部分を縫って終了です。

実は、ぬいぐるみの話です。買ってきたばかりのひつじのぬいぐるみの右目の部分が何かに引っ張られて、かわいそうなことになっていました。新しいので、切らずに何とか治したかったのですが、結局、一ヶ所あけて修理したのです。

げっぷが出ない人は調べたほうがいいかもしれません(再)

Posted on: 木曜日, 3月 26th, 2015 in: クリニックより

今日子先生が今まで書かれたブログの中からアクセス数の多いブログを
もう一度ご紹介。

◆ 2011年5月19日の記事です ◆

げっぷが出ない人は、反応性低血糖を起こしている可能性があるかもしれません。反応性低血糖という病態は、胃からの排泄が早くて、インシュリン分泌が間に合わないものです。胃全摘をした人と同じ状態なのです。胃があるのに、胃がないのと同じだというのは不思議なことだと話していると、婦人科の先生から、新生児と同じですねと言われました。新生児の胃は筒状だそうです。

胃には空気がたまる部分が上にあります。上なのに胃底部といいます。そこにある程度空気がたまるとげっぷとして排泄されます。ところが、反応性低血糖の人は流れるのが早いので、げっぷも流れてしまうのだと思います。その影響で、夕方にかけておなかが張ってくるかもしれません。ガスが出したいのに出せない状態も、こういったことで起こっているかもしれません。

昨日参加した勉強会でも面白いことを知りました。ストレスがかかると正常の人でもご飯を食べた後のように血糖値が上がること。24時間血圧を同時に測ると、血糖値が下がると血圧が上がってくること。

人の体は、連動して動いています。何かが単独で動くことはないので、当たり前ですよね。ストレスがかかると脳を活発に動かして、何とかストレスから抜ける策を考えようと、血糖が上がるのかもしれません。その時の血糖は肝臓から放出されるのでしょうか?何かの形に変えて貯蔵してあるはずですからね。。

人の体には、まだまだ分かっていない部分があります。それを考えてみるのも面白いかもしれません。