傷を大きく開けると決断してよかったと思う
手術する際、なるべく小さな傷で済まそうと考えます。でも、大きく開くことを決断して結果的にはよかったと思うことがあります。ちゃんとした処置をしようと思えば、傷の大きさにこだわらないほうがいいという話です。
外から触ると索状物が突っ張ってると判断したとき、小さな穴からセッシを入れるだけで、索状物を切れるんじゃないかと考えました。索状物とは、糸のようなもののことです。
最初は、少し距離があるところから、セッシを入れてつかもうとしてみました。つかむことが出来たら、何とか切れるんじゃないかと思ったのです。ところが、つかめるのですが、遠いから力が伝わりにくいのです。
次に、一番近いところに小さな穴を開けて、引っ張り出そうとしました。ところが、近すぎてセッシでつかむことが出来ないのです。外からの操作だけでは無理だと判断して、少し大きな穴を開けて、指で引っ張り出してはさみで切りました。
外からは、一ヶ所だと思っていたのが、切っても改善がなく、よくよく探してみると、もう一ヶ所索状物があったのです。それも引っ張り出して切ったらようやくツッパリがなくなりました。後は、傷の部分を縫って終了です。
実は、ぬいぐるみの話です。買ってきたばかりのひつじのぬいぐるみの右目の部分が何かに引っ張られて、かわいそうなことになっていました。新しいので、切らずに何とか治したかったのですが、結局、一ヶ所あけて修理したのです。