高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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インスリン治療に補助を出せないのでしょうか?

Posted on: 火曜日, 8月 11th, 2015 in: クリニックより

インスリン治療にはかなりお金がかかります。フランスではインスリンになれば医療費の個人負担はなくなるそうです。

ところが、日本では1型糖尿病であっても難病にもなりません。インスリン治療にお金がかかるから、途中で中断してしまう人も多くいます。

ところが、透析になるといくらかかっても月1万円の個人負担だそうです。透析専門クリニックのHPを見ていて始めて知りました。

インスリン治療の個人負担を減らすようにすれば、治療を継続してくれて透析には至らない例もたくさんあると思います。

どうして、透析になってからは個人負担が楽になるのか、その前のインスリン治療には個人負担の軽減がないのか、わたしには理解できません。

新たな講演依頼

Posted on: 月曜日, 8月 10th, 2015 in: クリニックより

新たに20分程度の講演の依頼がありました。糖尿病の新薬の話を中心にこの際だから低血糖症のことも発表しようと思っています。

データを解析して、スライドを作って修正して、人に見てもらって意見をもらって、また修正しての毎日が始まります。これって、とってもストレスフルなんですよ。

でも、いいものが出来上がったときはとっても気分良くなります。講演して、聞く人の反応が良ければもっとハッピーになります。

重い腰を持ち上げて、ぼちぼちデータ解析を始めなくてはなりません。

素敵な出会いがありました

Posted on: 日曜日, 8月 9th, 2015 in: クリニックより

脱水で受診された方が、実は総合格闘家だったのです。なぜ格闘家になったのかは、彼の首を見ればわかりました。首には過去に気管切開をした跡があったのです。

気管切開は死にかけているような場合しかやりませんし、助かると思うからやる処置です。よっぽどのことがあったんだなと思いました。

極限まで水分を抜いて、計測をしたので、かなりの脱水だったんだと思います。点滴をしていく内に徐々に回復していく様子がわかりました。

極限まで自分を追い込んでいる彼の考えは、私にも通じるところがあります。私も、スノーボードの滑落で死にかけたこともあります。もうだめだと思って初めて見えてくることもあるのです。

格闘技は好きではありませんが、彼のことは応援していこうと思います。

書道でまた段が上がりました

Posted on: 土曜日, 8月 8th, 2015 in: クリニックより

準3段だったのが、3段に上がったそうです。条幅と言って掛け軸用の文字の検定です。自分ではあまりいい出来ではなかったのですが、いい評価をいただいたようです。

書道は、5段まで取ったら目標は達成だと考えています。小筆のほうはすでに4段を取っているので、もうちょっとという感じです。実際は8段まであるそうですが、書家として生きていくわけではないので、そこそこでいいかと思っています。

人生で、常に何かの目標は必要だと思います。いくつになっても進化していくのに年だからとあきらめている人が多すぎると思っています。

私はいくつになってもデータを集めて解析していって、新たなことを発見しています。何事もうのみにせず、とりあえず考えてみます。そうすることで、新たな何かが発見できたりするのです。

頑固なおじいさん、理由があったんですよ

Posted on: 金曜日, 8月 7th, 2015 in: クリニックより

自宅で生活されていた頑固なおじい様が、食事がとれなくなったと病院に連れてこられました。本人は、入院を快諾したわけではないのですが、入院させられたのです。

話に行っても、聞こえてないようなそぶりで、気に入らないんだろうなと思っていました。ところが、すべてに理由があったのです。看護師が入浴させようと思ってもいうことを聞かないと連絡してくれました。

戦時中を生きてきたから、入浴しなくても病気にならないと言い切るそうです。しかし、あまりに不潔な状況は周りに迷惑がかかります。そういって説得してもらいました。

入浴させてみて初めて分かったことが、巨大な陰嚢水腫があって、それを必死で隠そうとしていたことでした。陰嚢水腫が恥ずかしくて、入浴を拒否してきたようです。

2年ぶりに入浴したようで、風呂に入ってよかったと言っていたそうです。後日、男性の泌尿器科の先生に来てもらって、看護師3人と私と5人で取り囲み、こんなの恥ずかしくないよと言いながら、治療の説明。

結局、痛いわけではないからこのままで様子見るとのことでした。94歳ですもの。その件以来、何か吹っ切れたようで顔が明るくなり多弁になり、冗談も言い出す始末。頑固おやじになっていたのには、理由があったんですね。

人間ドックや検診を受けるときの注意点

Posted on: 木曜日, 8月 6th, 2015 in: クリニックより

人間ドックや検診を受けるときは、異常が見つかったとき精密検査にいかないとならないことや、場合によっては手術を受けないとならないことを考慮して日程を決めてください。

私の場合、春か秋に受けていました。人間ドックを受けた後の3ヶ月に比較的余裕のある時期です。冬のシーズンに重ならないようにしていました。

人間ドックや検診は、異常なしで出ればありがたいですが、悪性のものを早期に見つけようとしているため、手術などを勧められる場合もあるわけです。

そういったことを考慮しないで受けやすいときに受けてしまうと、あとが大変になってしまいます。検査で引っかかったら、その後どんな検査が待っているかも十分調べてからにしたほうが良いと思います。

SGLT2で皮下脂肪が落ちるか実験してみました

Posted on: 水曜日, 8月 5th, 2015 in: クリニックより

SGLT2はいくつか出ているのですが、そのうちのひとつが皮下脂肪が落ちるというデータを出しています。それで、実際に落ちるのか3ヶ月飲んでみました。

皮下脂肪の測定方法がないので、実際に測定値で出すことは出来なかったのですが、実感として落ちたという感じがしました。

INBODYでウエストサイズが出るのですが、ウエストサイズは内臓脂肪が多くても高い数字になります。皮下脂肪を測定しようと思ったら、エコーで測れば良いと思いますが、今回は測っていません。

理論的には内臓脂肪がしっかり落ちたら、皮下脂肪が落ち出すと思うのですが、女性の皮下脂肪はなかなか落ちないのです。

女性の皮下脂肪は定期預金と同じだと考えられているので、普通預金の内臓脂肪より落としにくいのでしょう。

とりあえず、一種類のSGLT2は効果が出ると確認したので報告します

ひふ特集 第7回目

Posted on: 火曜日, 8月 4th, 2015 in: クリニックより

梅雨も明けていよいよ夏本番、夏は大量の汗、紫外線などで皮膚トラブルを
おこしやすいですね。
そこで 1週間にわたり、過去に今日子先生が書かれた「皮膚」をテーマにしたブログをもう一度ご紹介いたします。

ひふ特集 最終回は

 

「アトピーの治療に疑問が。。。」(再)

検診の現場で3人の方に会いました。アトピーの治療で、脱ステロイドや温泉療法をしている方です。でも、皮膚は乾燥し全く油分を含んでいません。本人たちも、このままでいいのかと疑問を持っていたようです。私は、皮膚の治療でもまずは食事のバランスだと思っていますし、皮膚のメンテナンスが中心だと考えています。

ウエットラップ療法というものがあって、薬か油分と水分を同時に皮膚に与える方法があります。皮膚は、水分と油分でバリアーを作っているので、まずこれを補給しないとなりません。バリアーなしでは、些細な刺激でも大きなダメージにつながりますから。ラップ療法では、刺激の少ない布を使います。サランラップでもいいと思いますが、問題は水分を含ませる布でしょう。毛羽立った布なら、それ自体が刺激になってしまいますから。

アトピーが全身に出ているなら、金属アレルギーも考えないとなりません。私の友人は、歯科金属アレルギーを専門にやっています。歯科金属は、入れてから長年たってから反応しますから、原因と気づきにくいものです。かぶせたものだけを変えるのではなく、奥に入れているものもすべて取り除かないとならないので大変です。でも、それですごくよくなった人がたくさんいるのです。

自分の汗にかぶれている人もいます。その場合は、濡れたタオルを持ち歩いてもらいます。乾いたものでは、取りきれないからです。でも、汗の中に何かアレルギーを起こす物質が混じっているのではないでしょうか?一番考えるのは、金属でしょう。金属アレルギーでも当たってるところがかぶれるとわかりやすいのですが、歯科金属ではそうはならないから難しいそうです。

温泉も皮膚にいように思いますが、硫黄系の温泉は皮膚にかなり強いダメージを与えます。温泉でかぶれた人も見たことがあります。からだにいいと思って入りすぎたようです。温泉の成分も問題ですが、温かいお湯は皮膚の油分を取り去ってしまうので、あまり長湯をするのは感心しません。医療系で使われるワセリンにも問題があります。白色ワセリンと言いますが、成分の優れたものは透明に近くなって白色にはならないのです。

石鹸も問題でしょう。液体のボディーソープなどは表面活性剤が入っているので、それで皮膚が悪化します。固形の石鹸が一番いいのです。皮膚の治療の際には、石鹸から変えてもらうように話しています。注射薬にもアレルギーがありますが、これがなんと入っている防腐剤によるものだと言います。

食べ物に防腐剤が入っているものは、極力避けてくださいと話します。食べ物を腐らないようにする物質が、人間を腐らせていっているのかもしれません。

◆ 2012年10月6日の記事です ◆

ひふ特集 第6回目

Posted on: 月曜日, 8月 3rd, 2015 in: クリニックより

梅雨も明けていよいよ夏本番、夏は大量の汗、紫外線などで皮膚トラブルを
おこしやすいですね。
そこで 1週間にわたり、過去に今日子先生が書かれた「皮膚」をテーマにしたブログをもう一度ご紹介いたします。

 

「脂漏性皮膚炎がいぼを作るのかも知れません」(再)

これは、眼科の先生に教わったことです。汗腺からでる自分の皮脂に皮膚科かぶれて慢性炎症を起こして、いぼになるようです。確かにそうかも知れないと思いました。

皮膚にいぼができてしまう原因を今まで老化だと思っていたのですが、そうではなかったのです。脂漏性のいぼについては、皮脂を出す汗腺とともに切除すれば再発することもないでしょう。

汗が少なくなって起きる皮膚炎もありますし、汗が出なくなったら代償性発汗というものが起きて、発疹ができるものもあります。汗と一言で言っても自分から出るものが自分の皮膚を痛めるのだからびっくりしますよね。

自分の汗にかぶれて真っ赤にはれ上がってしまう人もいます。いい汗をかかないと、そんなトラブルも生じるんですよ。皮膚のトラブルが出ないうちから、いい汗をかくようにしておかないとなりませんね。

◆ 2013年6月13日の記事です ◆

ひふ特集 第5回目

Posted on: 日曜日, 8月 2nd, 2015 in: クリニックより

梅雨も明けていよいよ夏本番、夏は大量の汗、紫外線などで皮膚トラブルを
おこしやすいですね。
そこで 1週間にわたり、過去に今日子先生が書かれた「皮膚」をテーマにしたブログをもう一度ご紹介いたします。

 

汗の中のタンパク質に
かゆみの原因があるのかもしれません
(再)

アトピーの研究で、汗の中のタンパク質が注目されているようです。以前から、自分の汗にかぶれる人には濡れたタオルを持ち歩いて汗を拭くように指導してきました。乾いたタオルでは意味がないからです。

汗の中の塩分、油分など水分以外の成分も拭き取るべきだと思っていたからです。タンパク質が原因かもって話を聞いて、なるほどなって思いました。それなら、熱いタオルでふく方がいいでしょうね。

どうやって熱いタオルを持ち歩くかが問題ですね。熱いお湯が出る場所があれば、タオルの中心部だけお湯でぬらして絞ればやけどしないそうです。是非試してみてください。

◆ 2013年6月13日の記事です ◆