高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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脂肪酸分画という検査

Posted on: 土曜日, 4月 11th, 2015 in: クリニックより

脂肪酸分画を見れば、魚を十分取れているかどうかわかります。EPA/AA比が1以上あれば、心筋梗塞になりにくいそうです。栄養指導の際はとても参考になる値です。

ところが、保険診療では脳梗塞の病名がなければ通らないそうです。脳梗塞になってから、魚の摂取量を調べても遅いでしょう!!日本の保険診療って、本当に病気を予防しようとしていないですね。

ちなみに、私は0.7ありました。知り合いで全く魚を食べてくれない男性は0.1しかありませんでした。こういった数字を見て初めて、今までの食習慣がよくないとわかるわけです。

糖尿病の治療がうまくいかないと悩んでいた人も、全く魚を食べていなかったとわかりました。まずいことは、隠すものです。食事の写真を撮ってきてもらって初めて発覚したのです。

こういった検査は、検診に取り入れるべきだと思います。特に、若い人の魚ばなれはひどいそうですから、是非入れてください。わたしは、おいしい焼き魚を毎日買ってくるようにしています。簡単に、魚を取ることができますよ!

泌尿器科の先生にほめられちゃいました

Posted on: 金曜日, 4月 10th, 2015 in: クリニックより

精巣の手術を受けた後が化膿したという患者さんを診ていました。膿は予想外に広がっており、腹壁にまで及んでいました。ドレナージ孔を作って、洗浄を繰り返し、炎症は創部のみになってきました。

ところが、尿道の損傷もあったようで、創部から尿が出るようになったのです。それで、泌尿器科の先生に往診に来てもらいました。結果的には、膀胱に穴を開けて、そこから尿を出すようにするしかないということになりました。

尿道バルーンを留置しておけば何とかなるかなと思ったのですが、残念でした。でも、創部がとてもきれいになっているとほめられちゃいました。もっとひどい状況になっていると思っていたそうです。

確かに、尿道皮膚ろうになっていますが、ろうこうの部分はきれいです。ろうこう造影をしても死腔(デットスペース)が少ないのです。ろうこう部分から細菌も検出されますが、尿で常に洗い流されているので、問題ないでしょうということでした。

外科医ですから、創部の管理は徹底してやります。当たり前のことをしただけなのに、えらくほめてもらえて、ちょっとうれしかったです。でも、患者さんにとって手術をすることがいいのかどうか、もう少し考えてみないとなりません。

信用情報って知っていますか?

Posted on: 木曜日, 4月 9th, 2015 in: クリニックより

クレジットカードを作る際に参考にされる信用情報というものがあります。本人が情報開示を求めれば、たった1000円で開示してくれます。JICC、CIC、全国銀行個人信用情報センターと3社あるそうです。

こういったことは、弁護士に任せたらいいと思っていました。ところが、弁護士はこういう情報を知らないそうです。本人が開示請求しないとならないので、弁護士は出来ないからだと思います。

情報を取り寄せると、すでに解約したカードまで出てくるので、びっくりしました。当然、支払い状況も出るし、誰が問い合わせたかも出てきます。

こんなことが、本人が知らないうちにされているんだなと思ったらびっくりします。私は、税金の滞納さえなければ、信用は得られると思っていたのに、そうではなかったのです。

みなさんも、一度調べてみてはいかがでしょうか?

 

車の話で盛り上がっています

Posted on: 水曜日, 4月 8th, 2015 in: クリニックより

最近、車好きの方と話す機会が多くて、私の車は大人気です。古い車を大事に乗っていることも驚かれるし、ほめてくれます。車に興味のない方にとっては、単なる移動手段なんだろうと思いますが、車好きには違います。

自分の愛車は、男なのか女なのか聞かれることもあります。私の車は、男の子だといいます。たぶん、車が好きな人は車のことを人だと思って接しているから、そんな質問が出るのだと思います。

車の修理なら、自分に任せておけなどといってくれる方も居ます。動かなくなったら、僕にくださいといわれる方も居ます。動かなくても、持っていたいそうです。

車好きの人と話をすると、なんだか楽しくなってくるので、またそういう機会があったらいいなって思います。

眼科で手術を受けてみて思いました

Posted on: 火曜日, 4月 7th, 2015 in: クリニックより

眼科で手術を受けたといっても、目の周囲の皮膚のトラブルで手術を受けたのです。目の手術ではありません。アレルギーがきつい左目だけ、脂漏性の小さなできものが、いくつも出来ていたのです。

見た目だけの問題でしたが、気になるから触ってしまうこともあり、思い切って切除してもらいました。小さいものだから、切除した後は縫わないようで、皮膚が張ってくるのを待つだけです。

とってしまったら、どんなものがあったのかすっかり忘れてしまいました。あれだけ気になっていたのに、忘れてしまうのだから人間って白状ですね。

局所麻酔は痛かったのですが、手術してよかったって思います。医者の手術なんて、やりたがる医者は少ないと思いますが、勇気を出してやってくださった主治医に感謝です。

低血糖症が思った以上に多いかもしれません

Posted on: 月曜日, 4月 6th, 2015 in: クリニックより

低血糖に陥らないように、高血糖にだけ効く薬を処方してみたら、朝が楽になったとか、体が軽くなった、しつこかった皮膚病が治ってきたなど、いろんな意見を聞くようになりました。

血糖値の変動がいろんなところに影響していると予測していたのですが、思った以上に影響はあったようです。私自身は、高血糖と低血糖の落差が激しく、短時間で起こっていたので、本当にしんどかったわけで、細かい症状までわからなかったのです。

患者さんからの情報のフィードバックは、本当に勉強になります。実験や研究だけではわからないことも多いし、動物実験になると具合がどうか聞けないわけで、人からの情報が一番役に立ちます。

なぜ、そんなことが起こっているのか、いつも頭を悩ませています。常に何人かのことが頭から離れません。どう変えたらよくなるのか、何を調べたらわかるのか、常に考えています。

でも、考えることが一番体にいいのかもしれません。正しい知識は、健康にもつながっていくはずです。

シャンプーは1回がいいのか2回がいいのか

Posted on: 日曜日, 4月 5th, 2015 in: クリニックより

美容師に薦められてシャンプーを1回にしていました。子供のころから、2回洗うものだと思っていたのですが、整髪剤を使ってないから1回でいいといわれたからです。

2回洗いをしていると皮脂が落ちすぎて、余計に脂が出るそうです。なるほどと思って、2ヶ月ほど1回洗いをしていました。1回で終わらすためには、念入りにこすらないとならないので、結構時間がかかっていました。

でも、1度で十分べたつきが取れることはなく皮脂の状況も変わらないため、結局2回に戻してしまいました。1度目はさっと洗って脂を落として、2度目にしっかり頭皮を洗うって感じです。

シャンプー後の髪の毛の状態は、2度洗ったほうがすっきりしたので、1度でいいかどうかは皮脂の状況によるのかも知れないと思いました。ストレスが多いと皮脂って増えますからね。

何事も、誰にでも当てはまるということではないと感じました。

ありきたりの栄養指導に憤り

Posted on: 土曜日, 4月 4th, 2015 in: クリニックより

糖尿病患者向けの栄養指導の冊子の最初に書かれていたのが、”不規則な食事時間”。。。。それを見て、憤慨しました。職業によってはできないことを最初に取り上げるとはなんたること!

おまけに、不規則な食事時間であっても調整はできるわけで、教育入院並みの押しつけの指導だと思いました。そんなことしているから、糖尿病の人が食生活改善できないのです。

指導しているものが、指導内容を守っているのを聞きたいものです。検診の現場では、乳癌の自己検診をしたことがないスタッフだらけ。そんな人に、自己検診指導をさせている施設側にも問題があります。

なんでも、いい加減なことをしているから、よくならないのです。自分に置き換えて考えてみてほしいものです。春だというのに、気分は最悪。

耐糖能異常にも使える薬

Posted on: 金曜日, 4月 3rd, 2015 in: クリニックより

糖尿病になる前の段階である、耐糖能異常で使える薬がありました。病名追加をしたようですが、そんな情報まったく入ってきていませんでした。

普段からいろんなところにアンテナを張り巡らせて注意していても、製薬会社からの情報がなければ知りえないですよね。製薬会社のMRさんたちは病院には顔を出しますが、開業医なんて相手にしてくれません。

こちらから呼ばないと来ないのが実情です。ネットから得られる情報は、多すぎるし、講演会などへの参加も、時間的に無理だったりします。

何か新しい情報が出たのなら、はがきでもいいから送ってほしいものです。なんとなく、がっかりしてしまいました。

脂質異常症という病名を血管炎症病と変えたほうがいいと思います

Posted on: 木曜日, 4月 2nd, 2015 in: クリニックより

以前から、いろんな病気のネーミングが悪いと話して来ました。コレステロールが高いことを高脂血症といいますが、HDLが低くても同じことなので、脂質異常症という名称に変わってきています。

ところが、高脂血症なのに放置している人がたくさんいます。”コレステロールがいつも高いねん”などと、平気で話している働き盛りがいっぱい居ます。

そんな話を聞くたびに、半身不随になってからでは遅いですよと心の中で叫んでます。きっと、高脂血症という病名から半身不随がイメージできないから、平気で放置できるのだと思います。

脂質異常賞が問題なのは悪玉コレステロールが多いと常に血管に炎症を起こしているわけで、それがゆくゆくの動脈硬化につながり、心筋梗塞や脳梗塞にもつながるんです。

脂質異常症といわず、血管炎症病とか善玉コレステロール機能低下症などとつければ、もう少し理解が得られるのではないでしょうか?治療したほうがいいと思わせるような病名に変えてほしいと思います。