高血糖と低血糖のひらいクリニック

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内科/外科/糖尿病・内分泌内科/消化器内科/肛門内科/形成外科/ (予約優先) ひらいクリニック 大阪市中央区南船場3-2-6 大阪農林会館 B-1号室 TEL06-6125-5350 FAX06-6125-5351

ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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肛門内科の初診を再開しました

Posted on: 金曜日, 11月 18th, 2011 in: クリニックより

クリニックの長期休診の前に、体調を壊したことがきっかけで、予約のコントロールがつかなくなった肛門内科の初診の受付を一時中止しました。理由としては、再診の患者さんを優先したかったことと、初診の患者さんの予約が入らなくなり、無理して予約がいに入れて負担が出てきていたためです。急ぎの方には、先輩である久保こう門胃腸科クリニックを紹介していました。急いで見てもらわないと不安だと言う方なら、男性医師でも信頼できる医師なら構わないと思ったからです。無理して診療続ければ、ひとりひとりにちゃんとした診療をすることができない状況に陥っていました。

なぜ、そうなったのかを時間をかけて考えていました。肛門疾患でも、確かに緊急性のあるものがありますが、そういった患者さんは、案外平気な顔で診療におとづれます。どうしても、今日診てほしいと無理に頼んでこられる方のほうが、大したことがなく、後日落ち着いてからで十分間に合うことが多いです。

痛みの程度、出血の多さは、病気の重傷の程度とは比例しません。肛門疾患で、急がなくてはならないのは、便が出せなくなった状態だけだと思います。痛みについては、すぐに鎮痛剤をしっかり飲んでいただければ、かなりよくなりますし、痛い行動をしないこと、たとえば、自転車に乗れば痛いのであれば、乗らなければいいわけです。

昨日まで、スタッフがかなり頑張ってくれたので、小手術がクリニック内でできるように準備も整いました。すぐに終わるような処置は、その日のうちに済ませてしまおうとしています。当クリニックは、遠方からの患者さんが多いので、なるべく少ない通院回数で終わらせる必要があるからです。

先日も、海外からの一時帰国の方から予約が入ったのですが、私が体調を崩し休診してしまったために、スタッフがかなり心配していました。しかし、かなり時間をおいてから、受診していただけました。一時帰国は3カ月ほど取っていることと、今は症状はないが、過去にあった症状について、ちゃんとした診断を受けたかったからだそうです。彼女の選択は、本当に正しいと思いました。海外にいると、思いついてすぐに受診することはできません。いったん落ち着いてから、ちゃんと受診して何があったのかを聞いてみると言うことは本当に重要だと思います。

急いで受診したいと来られる方の多くは、二度目は受診されない傾向にあると思います。痛くなくなったから、もう必要ないと思われるのでしょう。でも、私は、必ず二度は受診してくださいとお話しています。少し時間をおいても、2度来ていただかないと、ちゃんと治療がうまくいってるかどうかの確認もできないのです。症状が消えたから治ったわけではないことは、以前から何度もお話をしています。

現在クリニックでは、3カ月以上結果を聞きに来られていない方には、結果を郵送していってます。それは、もう来なくていいという意味ではなくて、ちゃんと結果を聞きに来てくださいと言う意味です。通常、医療機関ではそういったことはしないものです。聞きに行かなければ、どんなに悪い結果でも放置されてしまうものだからです。

再スタートの準備がすべて整ったわけではありませんが、考えの整理、物の整理ができだしたので、改めてスタートしようと思いました。

いよいよ明日から始まります

Posted on: 水曜日, 11月 16th, 2011 in: クリニックより

クリニックオープン時から悲願だった、夜診と男性たちでの診療がスタートします。ここまで来るのに1年以上かかりましたし、スタートに向けて、院内の整理整頓、パンフレットの作りなおし、名刺の作り直しなどたくさんの準備をしてきました。当面は、私や女性看護師も解除に入りますが、ゆくゆくは、男性たちだけに任せるつもりです。

脳神経内科が始まるので、頭痛、めまいなど、脳に不安のある方も相談に乗ってもらえますし、これで、整形外科、眼科、耳鼻科を除いてすべての疾患をカバーできるようになります。在宅も開始しますので、診療範囲がかなり広がります。

男性医師がふたり診療を始めてくれますが、ふたりともとても優しいドクターなので、是非相談にお越しください。

また、膣内圧計が、イギリスからやっと届いたので、金曜日の午後に骨盤底筋群の体操を始めます。子宮脱、膀胱脱、肛門の締まりが悪い方など、体操を始めてみませんか?

フットケアはすでに始まっています。知覚センサーのフィラメントが、やっとアメリカから入手できるようになったので、手足の知覚低下を感じておられる方はご相談ください。

なお、木曜日の夜診については、予約なしでの診療も受け付けておりますので、お気楽にお越しください。

乳がん再発のリスクの検査 Oncotype DX

Posted on: 月曜日, 11月 14th, 2011 in: クリニックより

ニューヨークの照射に勤める友人から、Oncotype DXと言う検査について聞きました。乳がんの再発のリスクがわかる検査で、不必要な抗がん剤治療も判定できるようです。すでに、SRLと言う検査会社に入っているのですが、調べてみると自費で45万円もします。友人には、日本で普及させてほしいと言われたのですが、自費では難しいと思います。

彼から、大量に渡された資料の中には、写真入りで患者さんの感謝の声の資料がありました。彼はそれを見て是非とも日本で広めたらいいと思ったようです。彼の父親も医者で、お兄さんが継いでおられるようです。しかし、がん診療の現場のことはあまりご存じなかったようです。

アメリカでこの検査が保険適応になってるのかどうかはわかりませんが、少なくとも日本の10倍の医療費がかかる国ですから、45万円と言っても高いとは思わないのだと思います。抗がん剤治療は、1年間一人のがん患者を生かすのに600万かかると言われています。でも、日本では保険が効きますし、ある程度以上の支払いが生じた場合は、高額医療で戻ってくるので、実際の患者さん負担は月83,400円になるようです。これを単純に10倍しても83万円、それなら45万円の検査も受けるでしょう。

厚労省は、医療費を削減したいわけで、それなら不必要な抗がん剤治療を減らせる可能性のある検査は、いち早く保険診療にすべきなのではないでしょうか?なぜそうしないのか。。。。

ワシントンDCとニューヨークに行って感じましたが、アメリカでもニュージーランドと同様に政治の中心とビジネスの中心が分離されています。ワシントンDCはホワイトハウスやペンタゴンもあり、軍事の中心でもあります。アムトラックと言う新幹線のような特急で、3時間半です。東京と大阪ぐらいの距離です。なぜ、日本は何でもかんでも東京の一極集中なのか?そのせいで、政治とビジネスの癒着が生まれていると誰しも言っています。

今、大阪では府知事と市長の同時選挙がおこなわれています。この選挙で、大阪はいい方向に向くのでしょうか?北海道から、常勤できてもらえないかと言うメールが来ましたが、私は大阪にこだわります。大阪だけでも、医療をよくしようとスタッフとともに、闘い続けます。

肛門科診療について

Posted on: 土曜日, 11月 12th, 2011 in: クリニックより

現在、再診の患者さんを優先するためと、血糖変動などの体調不良の患者さんを優先させるために、肛門科診療の初診はお断りしています。肛門の診断については、肛門科のページ(http://hirai-clinic.sakura.ne.jp/koumon)を見ていただければ、かなりの率で自己判断ができます。肛門がんについては、かなり高齢にならなければ起こりませんし、非常に数も少ないと聞いています。私自身は、経験したことがありません。

企画が遅くなっていますが、”これだけ読めばおしりの悩みが解消される”という内容の冊子を販売する予定です。すでに最終の構成まで住んでいるので、後は印刷に出すだけなので、今月末には販売が可能かと思います。スキンタッグ(みはりいぼ)などの切除を希望される方は、簡単なものでは、クリニックで手術できるように準備中です。広範囲のものや、肛門以外の手術については、従来どうり熊取の永山病院で行います。

手術準備についても、器械を手配中ですので、少しお待ちください。また、いぼ取りや多少のしわのばしなどの形成外科的手術については、脳外科医の近藤のほうで可能になります。私のほうでも、プチ整形である二重瞼の作成は可能ですが、自費になりますし十分カウンセリングをしてからの話になります。

当クリニックでは、超音波はすべてそろえましたし、大阪でそろえているのが珍しい24時間血圧計や24時間血糖測定装置(CGM)もそろえており、すべての検査を通院で行えるようにしています。また、海外からの一時帰国者対応も行っておりますし、肛門の冊子の英語版も現在作成中です。近く、中国語対応も考えています。中国語と韓国語については、協力者を探している最中です。

肛門科の女医を紹介してほしいと言う依頼もありますが、現在紹介できるのは、横浜のルナクリニックになります。http://www.luna-clinic.jp/ 連携を始めたばかりですが、12月には見学に行かせてもらえることになっているので、ご紹介できる場所だと思います。

いろいろ、ご迷惑をおかけしますが、スタッフとともに、大阪だけでもいい医療が受けれる場所にしようと、私たち自身も、勉強中であります。いい医療は、患者さんと共に創っていくものだと思います。この機会に、そういったことも考えてみてください。

今、ニューヨークにいます

Posted on: 水曜日, 11月 9th, 2011 in: クリニックより

ワシントンDCの学会に参加する目的できて、ニューヨークに住んでみると言う感覚を1週間体験しました。中学の同級生がニューヨークで働いている、それだけが頼りでやってきました。でも、来てみていろんなことがわかりました。ワシントンDCは、とても治安がよくきれいな街でした。ペンタゴンなど、地下鉄の駅名は、びっくりするような駅名で、それが普通に生活の中にあると言う感じでした。公園が多く、リスが走り回っていて、テロとかそういうものがあった国だとはきずかないくらいです。

一方、ニューヨークは、人種のるつぼ。みな忙しそうで、英語が話せなくても生きていける街です。古い建物を大事にして、町中にゴミ箱が設置されていて、観光客でにぎわっています。地下鉄も、合理的に作られていて、みな思い思いに過ごしています。

日本から見たアメリカとは、全く違ったものがありました。ウオール街のデモも、遠くから見ましたが、完全に観光客からは隔離されています。別の場所でも、仕事をくれと言うデモを何度も見ましたが、生活保護がないのかもしれません。日本では、いくら失業が増えても、デモをすることはありませんからね。

現場に行ってみないとわからない、それはここでも同じでした。

ニューヨークはとっても住みやすいいい街ですが、東海岸は遠いので、今回が最初で最後だと思っています。友人とも、有意義な話ができました。今日の夜、ライブハウスに行ってこのたびは終わります。

日本に帰って早く患者さんたちと話がしたいと思います。やっぱり、大阪が一番いいですわ。。。