高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

オゼンピックがようやく使えるようになりました

2年半ほど前に糖尿病の注射薬の新薬が出るはずだったのですが、財形に問題があったために見送りになりました。薬価まで決まっていたのに見送りになったのは本当にショックでした。GLP-1という種類の薬で週1回注射するタイプです。

その新薬が先月の末にようやく発売になったのです。既存の注射薬ではインスリンの併用が不可欠だった人も、この薬ならインスリンの併用が必要なくなるかもしれません。インスリンは毎日打たないとならないので、インスリンが不要になれば、週1回の注射で済むわけで、とても楽になるのです。

問題点がないわけではありません。高血糖の状態でも聞いてくるのかが疑問です。効果が出てくるのに1-2か月かかるので、その間、インスリンの併用が必要かどうかによって使い勝手がかなり変わってくるのです。高血糖でも効果が出た薬が1種類だけあるのですが、一般的に普及しておらず、使用するのにかなりのハードルがあるのです。

新薬は発売から1年をすぎないと長期投薬ができないので、いいとわかってもすぐに切り替えが難しいです。糖尿病でコントロールが付いてない人は毎月来てもらいますが、それを2週間に一回となると定年退職後の人しか難しいと思います。どうすればいいのか、日々悩んでいます。

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