日本の病院ベット数の偏在
新型コロナが広がったことで、海外と日本の病院のベット数の違いがわかったようです。問題となったのは、ICUの病床で人口10万人当たりのベット数が、アメリカで35床、イタリア12床なのに日本はたったの5床だそうです。その一方で、ベット数全体は人口千人当たりアメリカは2.8床、日本は13.1床ととても多いそうです。
どうしてこんなことになったのかをアメリカと比較して考えると、アメリカでは軽症では入院できないので、ICUが多くて、一般病床が少ないのでしょう。その理由は保険にあります。日本のように健康保険があるわけではないので、盲腸の手術でも100万円かかったと聞いたことがあります。そのため、手術を受けても早くに退院して、近くのホテルから通院するようです。
コロナで分かったことはほかにもあります。日本ではだれでもどの病院でも行けるシステムです。今でこそ、大きな病院は紹介状を持っていかないと受診できませんが、それでさえ、負担金の数千円を払ったら受診できるわけです。海外ではかかりつけ医からの紹介がないと大きな病院は受診できません。コロナが流行った時、日本では開業医が門を閉ざしてしまい、病院に患者さんが集中しました。海外ではかかりつけ医が窓口になって、患者さんを振り分けていたようです。
何が一番いいのかわかりません。普段から感染症用のベットをたくさん用意しておいたり、ICUをたくさん作っていれば、空きベットになってしまうので、病院経営を圧迫します。一般病院内でも、待機ベットだけ国の経営にするなんてことはできないんですかね。。。