高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

インスリンの保存方法が変わっていました

インスリンの保存は冷蔵庫だと思っていました。GLP-1の注射薬は冷蔵庫で保存しますが、使いだしたら室温保存になります。週1回注射するタイプでも、室温に出してから1か月持つと聞いています。ところが、今はインスリンも使いだしたら室温保存らしいのです。私だけが勘違いしていたのではなくて、薬剤師も勘違いしていたので、たぶん多くの人が勘違いしていると思います。

インスリンを作っている会社に聞くと、バイアル式の病院で使うタイプは使用開始後も冷蔵庫保存だそうです。ところが、自宅でインスリンを打つ人用のカートリッジタイプは使用しだしたら室温保存でいいそうです。薬剤の剤型によって使用方法が違うというのも不思議です。

なぜ使いだすまでは冷所保存なのか聞いたら、たんぱく質が変性するからだそうです。それは納得できるのですが。。。冷所保存の薬剤は取り寄せても返品が効かないので、医療側としては大きな問題になります。使う予定だったのに使わなかった場合、デットストックになってしまうのです。それに関しては製薬会社側に配慮がないので、困惑します。

今回、保存方法に注目したのは、ある方が注射薬を持ち歩いていたからです。冷所保存していなかったのです。それで、思ったのですが、冷所保存の薬を出すときは保冷剤をつけてほしいと思いました。そうすれば、冷やしておかないとならないってわかると思います。説明しても覚えていない方もいます。忘れてしまっても生鮮食品を買った時のように保冷剤が付いていたら思い出すと思ったのです。

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