糖尿病があると保険に入れない理由
糖尿病があると生命保険に入れません。最近でこそ、糖尿病があっても入れる生命保険が出てきていますが、それなりに値段が高いような気がします。なぜ、糖尿病があれば生命保険に入れないのか?その件に関して書いている先生がいました。どうも、糖尿病の人はほかの人より寿命が10年短いということが根拠らしいです。ところが、寿命が10年短いということも現在では間違っているのかもしれないと述べてありました。
糖尿病があると寿命が9年短くなるという論文はありました。JAMA 2017年1月17日にオックスフォード大学が出していました。中国の方で統計を取られており、先進国の状況とは少し違うと述べられています。また、コントロールが付いている糖尿病の患者さんの寿命は劇的に伸びていると述べられていました。糖尿病とひとくくりされていることがおかしいと思います。
糖尿病に関してはこの10年で大きく変化しています。低血糖を起こさない薬が続々と発売され、それをうまく使うことで、糖尿病があっても正常の方と同じ血糖状態まで持って行くことが出来ます。それまでは、糖尿病の治療が始まったら、糖尿病自体がどんどん悪化していったのですから、どうにもならなかったのだと思います。
時代が変わったのだから、生命保険も考え方を変えてほしいと思います。