B型肝炎治療が進んでいました
10年ぐらい前までB型肝炎やC型肝炎の治療にかかわっていました。インタフェロンの導入だけ病院でやってもらって、あとのフォローは引き受けていました。しかし、この10年は、肝炎とかかわることは少なくなっていました。
非常勤で勤務している病院で、前任者から引き継いだ患者さんにB型肝炎治療をしている方がいて、薬のことを勉強してみたら、昔と変わっていたことがたくさんあり、驚きました。何度か、B型肝炎の講演会を聞きに行こうとしていたのですが、都合が悪くなったりしてとん挫していたのです。
一番驚いたのは、肝生検しなくていいということでした。肝生検はエコーを使って肝臓を見ながら組織を取るのですが、多くは肝臓専門医がいるところで行われています。痛い検査が一つあると治療のハードルも高くなってしまいますが、それがなければ治療への導入も楽になるはずです。
ウイルス性肝炎の治療は肝臓専門医じゃないと開始できないのですが、その前に検査をして肝臓専門医を紹介することは一般の医者でもできます。長く放置している知り合いがいるので、今度こそ治療に持ち込めたらと思っています。